忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2010.12.22

2010年12月22日 | 過去記事
戦没者氏名、国から靖国神社への提供は違憲 大阪高裁

<太平洋戦争の戦没者らの遺族8人が「意思に反して靖国神社に親族を祭られ、故人をしのぶ権利を侵害された」として、神社と国を相手に神社が管理する「祭神簿(さいじんぼ)」などから氏名を消すことなどを求めた訴訟の控訴審判決が21日、大阪高裁であった。前坂光雄裁判長は、遺族側の請求を退けた一審・大阪地裁判決を支持して遺族側の控訴を棄却した一方、国が戦没者氏名などの情報を靖国神社に提供した行為については「憲法の政教分離原則に違反する」とする初めての判断を示した。

 原告は近畿、中四国、北陸に住む66~83歳の男女。父や兄弟が戦死・病死して靖国神社に合祀(ごうし)されたことについて「取り消しを求めたのに祭られ続け、親族を敬愛追慕する人格権を侵害された」などとして、国が持つ氏名や死亡年月日などの情報に基づく祭神名票、それをもとにした祭神簿、儀式用の霊璽簿(れいじぼ)からの氏名抹消と遺族1人につき慰謝料100万円の支払いを求めていた>

故人を敬愛追慕する人格権・・・?「敬愛」とは尊敬して親しみを持つこと・・「追慕」とは死別した人などを懐かしむこと、だ。なぜできないのだ?

例えばこれが靖国神社でなく「金目教」だったとする。赤影の敵だ。となれば場所は九段ではなく琵琶湖の南側となる。裁判の相手はガマガエルに乗った甲賀幻妖斎だ。つまり、そこにお父さんが祀られているとすればどうか。「お父さん」を敬愛することも追慕することも出来るではないか。悪いのは「お父さん」ではなく「金目教」だ(笑)。それでも「お父さんを取り戻したい!」というなら、それは「魂の存在」を信じているということになる。ならば、あんたらの「お父さん」は靖国神社で眠ることを拒絶していたと確信に足る根拠が必要であろう。遺書でもあるのか?遺言を聞いたのか?

あんたらが極左暴力集団の洗脳を受けて、靖国神社を嫌うのは自由だが、今も昔も多くの日本人が参拝する靖国神社を相手取って「100万円出せ」はあまりにもおかしな理屈ではなかろうか。赤影に退治されるのはあんたらのほうだ。ん?いや、むしろ、赤い影はあんたらかw








生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見

< 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。

 球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。

 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている>

これは凄い発見だと私でもわかる。世界のエネルギー問題が解決する可能性すらあるのではなかろうか。しかも、日本がリードオフマンとなって、だ。テレビで勝谷が言っていたが、これは国家プロジェクトとしてどんどん進めるべきなんだろう。世界中のエネルギー戦争や油田を奪い合う紛争が減少する可能性もある。日本で遊んでいる田んぼは40万ヘクタール。うむ、どこでも作れそうではないか。これで景気回復、世界も平和になって、人類は更なる発展を遂げて、ますます活動が活発になって人口爆発、地球を汚染し尽くすわけだ。そして宗教戦争や水などの他の資源を奪い合う戦争が起こり、燃料はあるからずんずん武器兵器が使われることになろう。北朝鮮の燃料切れ戦車も動くではないか。原油エネルギーは弾道ミサイルに使えることになる。核の平和利用も後回しに出来る・・・ん?







発砲警官に懲役4年求刑 栃木、中国人死亡

<栃木県西方町で06年、逮捕時に抵抗した中国人男性に発砲、死亡させたとして、遺族の付審判請求を経て特別公務員暴行陵虐致死罪に問われた県警の巡査長平田学被告(34)=宇都宮市=の公判が21日、宇都宮地裁であり、検察官役の弁護士は懲役4年を求刑した。判決は11年2月10日。

 検察官役の弁護士は「男性が灯籠の石を持っていても警棒で対応でき、拳銃の使用要件は満たしていなかった」と指摘。弁護側は「男性は間合いを詰め、石で殴ろうとした。威嚇射撃や警棒で対応する余裕はなく、発砲は正当だった」とあらためて無罪を主張した。

 論告求刑の前に、死亡した男性の妻が「人に手をあげたことのない夫が、警察官を殺そうとしたとは信じられない」などと意見陳述>

まだやってたのか、と驚いた。この「検察官役」とかいう弁護士は、仕事とはいえ大変だ。石灯籠で殴られて「拳銃を奪われていた」ほうがよかった、と言っているのである。古い事件であるが、この犯人の支那人が「拳銃を奪おうとした」ことも重大な事実だ。

それに「石灯籠」である。灯篭で襲ってきたのである。「蟷螂拳」ではないのだ(すまん)。

いずれにしても変な国だ。まさか警察官が負けるとは思わんが、これで懲役でも食らうなら、我々のような無力な一般市民は震えて過ごさねばならない。









強盗自作自演:プレゼント代3万円、パチンコで使い 大阪

<20日午後5時ごろ、大阪市此花区のマンションに住む会社員の男性(36)が玄関で倒れているのを帰宅した妻(35)が発見し、110番通報。府警此花署は強盗事件として捜査を始めたが、男性が子どものクリスマスプレゼント代3万円をパチンコに使ってしまったことを隠すための作り話だったことが判明。男性は「本当のことが言えず、とっさに思い付いた。こんな大騒ぎになるとは思わなかった」と謝罪したという>

男は何度か馬鹿になる。この馬鹿が責められるべきは「馬鹿なことをしてから馬鹿をした」ことだ。はっきり書いておきたい。男は馬鹿である。女からして「なんで・・そんな・・ええ?」ということを平然とする。もしくは、馬鹿なことだと知りながら馬鹿をやる。それは馬鹿だからだ。また、女は馬鹿のふりして賢くなければダメだが、男は馬鹿に見えて馬鹿でなければやっていられぬところもある。馬鹿だからだ。

家のローンと二人の子供の養育費で大変なツレが、とある「賞与支給日」に血迷って十数万円をパチスロで摩った。頭が真っ白になったゴリラは、そのまま開き直って玄関を開けて、もう、何を言われてもいい、どうなってもいい、と半ば投げやりな態度で一部始終を妻に話したのだという。すると、その同級生の妻は「もう、次からは止めてね」と一言だけ告げて、ゴリラの頭を胸に抱いた。そのゴリラはいま、不景気だと喘ぎながらもウホウホ働いている。この愛すべき馬鹿ゴリラは、こうやって死ぬまで働けばいいのだ。







異動イヤ…職場に居座り読書の日々 横須賀市職員を処分

<神奈川県横須賀市は21日、配置換え命令に従わず、前の職場に居座って毎日本を読むなどしていたとして、男性主任(40)を停職1カ月の懲戒処分にした。仕事は一切割り振られなかったが給与やボーナスが支給され、他の職員からも苦情が寄せられていたという。

 市によると、主任は4月1日付で発令された港湾部への異動に従わず、2年近くいた市民部にそのまま毎日通った。上司や同僚らが迷惑がる中で、空いた席に陣取って職務に関する本を読んでいたという。一方、港湾部では主任の異動拒否の影響で職員が1人少ないままになっている。

 市は総務部長らが異動するよう再三、主任を説得。市長名の文書で2度の職務命令を出したが、聞く耳を持たなかった。主任は異動拒否の理由について「仕事を覚えきっていない中で、次の職場に異動すると自分の評価が低くなる」と話しているという>

堺屋太一氏は元通産相のエリート官僚だったことは有名だ。20代で大阪万博を提案して実現したことはもっと有名で、在職中に書いた「団塊の世代」という小説から、戦後のベビーブームに生まれた世代をそう呼ぶことになったことは更に有名であろう。

凄い人というのは公務員であれ、商売人であれ、サラリーマンであれ、凄いことをしながら仕事も凄いのだ。作家活動しながらサラリーマンなどの「2足のわらじ」は、例えば東野圭吾もそうだが、仕事もちゃんとこなしているから認められる。仕事をしながら、頭の中は小説のことを考えていてもわからない。私もパチンコ屋のとき、職場で「さるさる日記」を書いていたから会社が潰れたのだ(笑)。きっこの悪口を書いたら管理者から叱られたのである。言論封殺であるのだ、という今日この頃、みなさん1ピコグラムってなんですか?

つまり、だ。

ちゃんとやっていても叩かれる商売なのに、こういうどーしようもないのが出てくると、役所の人間も頭が痛かろうと同情する。しかも、この理由だ。

<仕事を覚えきっていない中で、次の職場に異動すると自分の評価が低くなる>

このボンクラは40歳とある。私も来年いよいよ不惑となる。こういう40歳の餓鬼をみていると、40歳になれば何を「惑わぬ」のかがよくわかる。なぜに「惑わぬ」のかもわかる。

嗚呼ぁ、楽しみである。







小沢問題で大荒れ 党内抗争の陰で「3分の2」危機に

<■「悪いやつを懲らしめるのは当然だ」

 21日午後、党本部で開かれた常任幹事会は、約1時間15分の議論のほとんどを「小沢問題」に費やした。

 「悪いやつを懲らしめるのは当然だ」

 「平成の黄門様」を自任する渡部恒三元衆院副議長が何げなく言ったひと言に小沢氏を支持する川内博史衆院議員がかみついた。

 「悪いやつとは誰のことですか?民主党は小沢さんをそう認定するんですか?」

 川内氏は「挙党態勢をつくるべきだ」と主張した。すると岡田克也幹事長が反論した。

 「挙党一致を乱しているのは、最高指揮官の菅首相の言うことを聞かない小沢さんだ」

 岡田氏はこの後、官邸で首相と対応を協議した。

 大荒れとなった常任幹事会だが、名古屋市長選(来年2月6日投開票)の対応では、石田芳弘衆院議員の推薦が異議なく了承された。

 ただ、この推薦は大きな意味を含んでいる。

 「国会情勢を考えれば、議席を失うことは歓迎すべきことではないが、例外中の例外として推薦する」

 岡田氏は常任幹事会で石田氏の推薦についてこう説明した。

 現在の衆院の議席数は議長と欠員1を除くと478議席。再可決には319議席以上の賛成が必要だ。

 民主党は現在305議席あり、国民新党の3議席と新党日本の1議席を合わせ、与党で309議席を確保している。これに社民党の6議席と与党系無所属の4議席で、ギリギリ319議席を達成できる。

 石田氏は21日夕、名古屋市内で出馬表明した。近く自ら議員辞職するか市長選の告示時点で自動失職となる。ここで民主党の「3分の2」戦略は遠のく。

 加えて、執行部は小沢氏への離党勧告も視野に入れている。小沢氏が離党すれば「20~30人はついてくる」(側近議員)とされる。こうなると、衆院で3分の2以上の確保は事実上、不可能だ。

 党執行部は「脱小沢色」を鮮明にすることで支持率アップを図り、衆院で21議席を持つ公明党との連携に望みをつなぐ戦略を練っている。しかし、公明党幹部は「内閣支持率が持ち直すことは絶対にない。来春の統一地方選に向け菅内閣とは全面対決だ」と、現政権への嫌悪感を隠さない。

 連立パートナーの国民新党の下地幹郎幹事長は21日、記者団にこう嘆いた。

 「仲良くしてくれ。3分の2がなくなったら正直、連立を組む意味がない」>



御蔭様で大学進学が決まった倅であるが、さっそくにもドカドカと課題ばかりが送られてきて参っている。参っているのは法学部の勉強の質量ではなく、例えば「参考図書」などとして筑紫哲也だの大江健三郎だのを読め、とされているからだ。最近では湯浅誠まであったからわろた。何が悲しくて我が倅を「反貧困ネットワーク」などに放り込まねばならんのか。今年の年末は派遣村で「ふぐちり」でも喰わせてくれるのかと問い詰めたい。

ど、どれを読めばいいのか・・・?と当然ながら悩む倅であったが、私はそこに福沢諭吉を見つけたから安心した。「学問のススメ」があるじゃないか。私は今、苦労して苦労して、少しずつ少しずつ「文明論之概略」なんかを読んでいるし、ちょうど親子で福沢諭吉も悪くない。ちなみに妻が寝る前に読んでいるのは「甦る恐竜・古生物」である。もしくは「だららん日和」である。もしくは「こいぬのきもち」である。もしくは「ドラゴンボール17巻」である。

ところで、ちょうど読んでいた部分、ええと「文明論之概略・巻之三」あたりにこんな文章がある。



「俗間の談に、某は世間に推出して申し分なき人物、公用向には最上なれども、一身の行状に至ては言語同断なりということあり。仏蘭西の宰相リセリウの如き、是なり。けだし公智公徳に欠典なくして、私徳に乏しきの謂なり。また、某は囲碁、象棋、十露盤は勿論、何事にても工夫は上手なれども、いわゆる碁智恵、算勘にて、とかく無分別なる人物なりということあり。けだし私智ありて公智なきを評するなり。」



私なりに解釈して書いてみる。間違っていたら優しく教えてくれ(笑)。



よく巷で言われるけどね、世間で立派な人だよね~とか言われる人いるじゃん、そういう人って政治家とかにはもってこいなんだけどね、私生活が無茶苦茶で、裏で何やってるかわかんない人もいるんだよね~ちょうど、ほら、フランスの最初の首相でリシュリューって人いたじゃん、あんな感じ。ンで、おそらくだけどね、だから表の顔が立派過ぎる人って、プライベートで知れば、なんだこいつ?っていうのが多いとかいわれるんだろうね。

ンでさ、そういう人は囲碁とか将棋好きでね、算盤も上手かったりするんだよね、なにやらせても器用にこなすんだけれども、なんでそんなことするの?とか、なにやってるの?馬鹿じゃないの?って思うこともするんだよね、だからね、だぶんだけどね、表の顔はちょっとわかんないけど、普段の生活や考え方からしっかりとしている人を見抜かないとダメだよね~



・・・・・。



リシュリューは17世紀のフランス宰相である。マキャベリストだ。いわゆる「目的のためには手段を選ばず」である。リシュリューは「信賞必罰など必要無い。必罰だけが重要だ」と言ってフランス王家を拡大させようとしていた。

リシュリューは「フランス帝国の繁栄」を目的としていたが、さて、これら「政権交代を目的」としてきた連中の政治家としての資質、いや、人間としての彼らすら評価できるだろうか。福田政権時代には大連立を叫んだ小沢に反対し、それで小沢が代表を辞めると騒げばそれを引き止め、鳩山のときにようやく政権交代が成るも、普天間の迷走でウダウダになる政権を他人事のように嘲笑い、知らぬ顔を決め込んでいた小沢と管であったが、それら二人が代表選を争い、小沢にも200名からの議員が賛同したはずだが、仙谷が管政権を牛耳ると、今度は政権浮上のためにまたまた懲りずに「脱小沢」である。

「目的のためには手段を選ばず」は賛否両論だ。しかしながら、その目的が「政権交代と政権維持」であれば、その手段の正当化はまったく不可能となろう。日本国と日本国民は民主党のためにあるのではない。民主党政権を支えることが日本国民の義務ではない。こいつらのスラップスティックを観ていると、多くの有権者を騙して得た権力を手放すのが嫌なだけだという腐った目的が透けて見えている。国民新党の下地は「仲良くしてくれ」と言ったらしい。こいつは普天間が「5月末で決着せねば辞める」と言っていた男だ。下地に聞きたい。「連立を組んでいる意味」とはどういうことか。国民新党の支持率が0%でも連立与党にいることが目的なのだろうか。それが本当に日本の国民のためになっていると思っているのだろうか。一度、真摯な気持ちで「俗間の談」に耳を傾けてみればどうか。




4 コメント

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Unknown (久代千代太郎)
2010-12-25 17:08:23
あ、


↑は久代千代太郎でした。
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Unknown (Unknown)
2010-12-25 17:07:45
>yoh1 さん


あ、ありがとうございますw


>りじちょ


んっと、ですよね。そのとおりです。

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牧冬吉 (近江謄写堂(恋患い))
2010-12-24 22:04:04
白影さん、山科に住んでいたので、奥様とのツーショットは駅前で見かけていました。
甲賀幻妖斎のアジトは今はなき「びわこタワー」でした。

本題にはいります。当時はほぼ全部の兵隊さんが「靖国で会おう」と誓い合って散っていかれたのです。簡単な話です。故人の言ったとおりにしてあげましょうよ!! それだけですわ。
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ピコグラム (yoh1)
2010-12-24 12:33:59
> という今日この頃、みなさん1ピコグラムってなんですか?

釣られてみます:)
1ピコグラムとは、1兆分の1(10^(-12))グラムのことでpgと書きます。

きっこの日記にこのような表現が良く見られるような気もしますが、たぶん無関係でしょう(笑)
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