うどーん（１）

某月某日、上司と移動中の車内にて。

上：××（私の本名）君は結婚の予定とかあんの？
私：いえ、ないっす（相手がおらんとにできるわけなかろうもん…）
上：なら今のうちに武器を身につけといたほうがよかよ
私：武器ですか？（股に生えとるビッマグナムフォーティーフォーとかいう下ネタか？）
上：結婚して子供ができて大きくなった時に子供に食べさせてあげる料理を考えときぃ
私：？
上：よく母親が作る料理をママの味っていうやろ？それの父親版タイ
私：それは何故に？
上：子供とのコミュニケーションやね。食べ物っちゅうのは一番記憶に残りやすいんよ
私：あぁ、なるほど
上：子供がその食べ物を食べるたびに父親のことを思い出す、効果大ぜ
私：確かにそうっすね
上：ただしその料理が旨くなければ意味はないけん、早いうちから練習せないけんのよ。
私：なるほど、わかりました！
上：まぁ君の場合は相手を探す方が先ばってんな！ブァッハッハッハ！
私：・・・・・・

少々殺意を憶えたが、言っている事は確かにその通り。パパの味・パパ味か。
そこで自分のパパ味を考えてみた。自分が好きで子供にも食べさせてあげられる料理…
麺だ。そうだ麺だ。私が生まれて３２年、食いに食いまくった麺料理、これだ！
というわけで、「パパ味を極める修行」をはじめる事にする。

麺料理といっても色々あるが、まず手始めに「うどん」に挑む事にした。理由は…
ラーメン＝カン水の扱いがめんどくさそう。
そうめん＝熟成に期間がかかりすぎる。
パスタ＝パスタば伸ばしたりカットしたりするあの機械が高い！
で、残ったのはそばとうどん。作り方はほぼ一緒。しかも両方ローコスト。
では何故うどんを選んだか？理由は簡単、自分が蕎麦よりうどんの方が好きだから。

購入した機材は麺棒のみ。しかも１００円ショップで購入。これぞＴＨＥローコスト。
電子ハカリもボールも家にあるし、マットは簡易まな板ケーキ用で事足りる。
毎度お馴染み○キョウで小麦粉買って準備は完了！
３２歳独身男のうどん修行の針、イゴキマス！

（このシリーズ、オソロシイ事に当分続きます）