「古閑の滝」氷瀑源頭探索
平成30年1月27日 快晴
(行程) 箱石峠~滝室坂線の路肩に駐車(発13:30)→牧野道・妻子ガ鼻分岐(着13:40)
→古閑の滝源頭(着14:35)→駐車地(着15:15)
* 箱石峠~滝室坂線の路肩に駐車 ← Google マップ
阿蘇冬場の観光スポット
「古閑の滝」 (←熊本県総合博物館ネットワーク・ポータルサイト) は
標高800m位の外輪壁縁(カルデラ壁縁)から断崖絶壁に流れ落ちる
落差100mの氷瀑である。
いつしか 観た(定年後、阿蘇に帰った頃)
「氷瀑」のその壮大さに、驚きを覚えたものであった・・・
その頃から「滝の源頭は果たしてどのような処か」確認したいという
浅はかな冒険心が連綿として続いていた。(苦笑)
その間、山野草観賞で2度ほど源頭入口を探したが判らす仕舞いであった・・・
昨年、徹爺さんとの山談義の中で「滝口上流の流路を歩いた」という
お話があつたので今回、私の願望が実現することとなった。
寒波到来で1月22日は我が家の庭にも積雪、24・25日は2日続きの
真冬日の厳冬。
今朝も極寒の冷え込み(乙姫の観測で最低気温氷点下8.3℃)となったが
日中は昨日のような風も無く、穏やかな日和に恵まれた。
滝の氷結は自宅付近から見えるが、牧野道(車道)の積雪は行ってみないと
分からない(アイスバ-ン遭遇が心配で)・・・・
雪の解け具合を見計らい、午後から自宅を出発することとなった。
↑ [牧野からの下り坂: 新雪を踏んで先導される徹爺さん]
駐車地から10分位で妻子が鼻への分岐を過ぎ、
コンクリトの工作物(牛馬の水飲み場と思われる)を左に見て、
前方に見える左側の杉山を目指す。
↑ [登路沿いに建つポンプ小屋] ←(復路で撮影)
上流側には幾つかの堰堤が見受けられるが川床を成して沢水が流れるのは
ここからであるので古閑の滝の源流点かと思われる。
ちなみに、この小屋について、
帰路の途中、坂梨地区で農作業しておられる人に尋ねたところ
「牛馬に呑ませるため水揚げ用のポンプ小屋」とのことであった。
↑ [滝口の氷結を望む: 中央の白色]
川床から左岸の、尾根斜面の杉林に取り付き
踏み跡を辿って杉林の中を駆け昇るとすぐに灌木との境に出る。
灌木に支点を取り10mロ-プ×2本=20mを使い藪の中を下降する。
藪の中から捉えた氷結している氷瀑の源頭と
眼下には「古閑の滝」散策路(画像左の青い所)が視える。
↑ [20mロ-プの末端からの展望]
眼下には古閑の滝散策路を歩く人影と声が聞こえ、豊肥線の線路も見える。
ここからの氷瀑は覗い出来ないが、踏み跡は熊笹の中に後3m位付いているが
ロ-プが足らない・・・。
熊笹を手掴みで降りられる模様であるが真下は100mの滝底・・・
命の冒険は危険極まる。
今回はここで目的達成として引き上げる。
ここからは帰路での撮影
↑ [箱石峠直上の牧野道から望む根子岳]
↑ [箱石峠直上の牧野道から望む祖母山]
↑ [箱石峠直上の牧野道から望む九重連峰]
↑ [坂梨地区の車道から古閑の滝(右の氷瀑)を確認する]
↓ 登路確認のため
3日後(1/30日)に「古閑の滝」遊歩道付近から撮影
(2018.2.16 追記)
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