九州自然歩道・阿蘇北外輪山ル-ト
(内牧~ミルクロ-ド)
令和3年1月31日 快晴
(行程) 九州自然歩道登山口(発11:25)→最初の砂防ダム出合(着11:35)→
尾根行止り(着12:50~昼食~発13:10)→道標(着13:25)→ロ-プ場(着14:00)→
道標(着14:10)→渓谷の行止り:頂上ル-トへの分岐点
(着14:15~周囲を散策~発14:30)→登山口へ下山(着15:40)
*大まかな実歩行時間(往路2時間30分・復路1時間10分)
先日登った兜岩頂上から眺めた北側眼下の景観・・・
外輪山淵から外輪壁に流れ下る枯れ野と樹林帯の長いスロープが
山裾の集落まで続き、広大なパノラマが展開されていた。
その景観の中に九州自然歩道が走っていることは、
薄々は知ってはいたが余り気にかけていなかった。
ところが、兜岩に繋がる草の道の「坂の名前」をネットで
調べる中、下記の二つの地図(①②)をヒットし、
登山口が判明したので好天気を狙って本日決行。
↑【①九州自然歩道ポータル「ハイカーズマップ」】
↑【②蛸鹿歳時記「兜岩展望台県道分岐-西小園集落 通行止め」】
(参考資料)
九州地方環境事務所
九州自然歩道通行止区間詳細図(阿蘇・菊池渓谷探勝コ-ス)
平成28年熊本地震により熊本県阿蘇市及び菊池市の九州自然歩道の一部区間において、
落石等により通行ができない区間が発生しています。
通行できない区間は、別添の資料に示す区間で、復旧の目途はたっていませんので、
利用を控えてください。
↑【湯浦川沿いの車道から仰ぐ】
どのようにして辿るか・・・心騒ぐ
↑【市道? から離れ山道に入る】
西小園公民館を左に見て通過し、すぐに
「エバラポンプ」看板の工場の角から左折・・・
(この画像は帰宅後、Googleマップから切取る、往路では
九州自然歩道の道標は小さくて気づかなかった)
↑【途中の道標】
↑【九州自然歩道案内図・内牧~菊池渓谷コ-ス】
ここからミルクロ-ドまで3.3km
↑【左に取り付く、直進は砂防ダム工事現場】
↑【登路の入り口】
コンクリトの作業道を歩く
↑【左に自然歩道の標識を見て、杉林の緩やかな坂】
↑【コンクリト作業道の行止まり】
左下には砂防ダムの堰堤が見えるが登路らしき道は無い、
正面の杉林に入るが藪化して自然歩道が延びているとは
とても思え無い・・・
道探しに右往左往して「前の画像」の位置まで引き返す。
標識の対面側(右)の杉林に入るが踏み跡は無い・・・
自然歩道らしきものは探せないまま、
仕方なく兜岩方角を目指して小高い尾根へと足を運んだ
↑【踏み跡は無いが小尾根上を登高する】
杉林に踏み入ってから30分位の登路
↑【尾根上に座る巨大岩体】
柱状節理を帯びる巨岩を右に巻いて巨岩の岩頭で一休み・・・
↑【登り詰めた尾根の突端で行き止まり】
展望の無い杉林の登路から抜け、明るい落葉林の尾根広場に至る。
尾根の突端正面には岩崖山が聳え、ここで行止り。
ここで昼食
↑【尾根広場から眼下を眺める】
左下には原野が広がり、枯れ野の中に自然歩道らしき道が窺えた。
昼食後、急勾配の崖斜面を滑り下るようにして降りて行く・・・
↑【登路を振り返る】
正面の杉林帯の尾根が登路で落葉林帯で昼食してここに下る。
九州自然歩道が突然と現れた・・・
だと(妥当)すると
自然歩道は谷筋に走っていたのではなかろうか ?
↑【登路からの展望】
↑【内牧温泉街を望む】
↑【阿蘇谷の田園風景と大観峰、遠景に九重連山】
↑【道標に出合い、胸をなでおろす・・・】
↑【登路を振り返る、左下に堰堤】
↑【樹木の先で自然歩道は跡形も無く消滅】
ジグザクの登路を1回重ねただけで登路は無くなり、
荒れ野の急斜面が広がる・・・
↑【自然歩道らしき面影の道に駆け上がる】
ヤブゴキの急斜面には崩落した岩やイノシシが掘ったと思われる穴
そして熊苺の棘が歩みを止め、苦難の場面が続いた。
↑【登路から兜岩を仰ぐ】
↑【ロープ場】
枯れ野の行止りから谷筋に移動して
河道に重なる岩を踏んで遡上
↑【ロ-プ場を振返る】
溯上の先には、石畳みが延びていた
↑【九州自然歩道の道標】
↑【つづら折りに続く石畳みや石垣の景観】
この様な道づくりは兜岩直下で出合った景観と同じで
昔の「草の道」と思われる・・・
↑【板状節理の岩崖と苔生しの癒し景観】
↑【板状節理と氷柱】
↑【頂上直下の分岐路を左に辿る】
頂上への登路は右と思われるが・・・
藪漕ぎで疲れ果てた体力は復路のため残し、
頂上踏破(ここから20分は掛かるであろう)を断念して、
分岐路付近を散策。
↑【散策路から頂上と思われる場所を展望】
↑【疲れ果てた自身(苦笑)】
↑【荒れ野の下山路】
熊苺の棘・崩落岩・イノシシの穴に
足を取られ、転ぶこと相棒の石ちゃんも私も2~3回。
右下の堰堤までは難儀が続く・・・
↑【登路から兜岩を眺める】
↑【登山口まで後、15分の下山風景】
↑【無事下山】
↑【往路では気が付かなかった道標】
車道から低位置に設置されている。
多分、道路の嵩上げが在ったのであろう?・・・
(2021.02.07日 加筆)
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