根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

東外輪山・野中坂 3月12日(土)

2022年03月12日 23時13分39秒 | 阿蘇山系

阿蘇東外輪山・三野坂  野中坂(南坂) 
  (3/23日:坂名訂正)

令和4年4年3月12日 晴れ

今日の「草の道」は先週登った立山坂(西手野集落)の隣り集落に位置する
土井坂(東手野集落)を踏査する予定で現地に着いたが、
確たる登山口が判らず土井坂を断念(詳細は後述する)することとなった。

このまま帰るのでは無念さ残るので「三野・塩井集落」に移動して
三野坂を登る事とした。

三野坂は2011年以来2回目となるが2012年の九州北部豪雨災害で
登山口となる谷筋が土石流で埋まり、
災害復興工事で新たなる砂防ダムが竣工(2015年・平成27年?) した。
ダム竣工後、一度チャレンジしたがダム工事で登山口が激変し、
取付きが判らず仕舞いで退散した。今日はそのリベンジである。

一の宮町坂マップ
   旧一の宮町内にある坂(草の道)のマップ 出典: 大滝先生ポジフィルム
 草の道 – 阿蘇草原写真館ページ 3 (aso-sougencenter.jp)
マップ転載は「阿蘇草原保全活動センター 草原情報館」にて了承済

(ストーリーは前後するが下山後、村人に坂名について尋ねた)
                                 草の道マップには「三野坂」という坂名がないので・・・      

①登山口に一番近い家の縁側で日向ぼっこしておられたおばさん
(90歳位?) に尋ねると「谷川坂」と呼んでいるとの事

②後日、再度訪れて集落の男性二人(85才位?)に尋ねる。
・坂名は二人とも「野中坂」と答えられた。
 ・「谷川坂」とは集落から延びて行く坂を指し
そうゆう呼び名が有ったとの事
   ・「南坂」は頂部の南に位置するからではないかと
疑問符をつけられ、定かでは無かった。

ちなみに「三野坂」の坂名は阿蘇北外輪山トレッキング協議会の
コース名としては、存在する。

結論として、
「草の道」としての坂名は「三野坂」では無く、
野中坂(南坂)」として私のブログを訂正

(行程) 登山口の砂防ダム(発12:10)→薮漕ぎから草の道に上がる(12:35)→
    樹林帯を抜け外輪山の肩(着13:00~散策~13:15)→頂部の原野
    (着13:20~散策~発13:50)→登山口の砂防ダム(着14:30)
          

【登山口の砂防ダム】
塩井集落に流れ下る塩井川の最上流
左岸側空き地に駐車して出発

【猿田彦】
 元禄□□暦□□ 奉敬礼□□ の文字あり

【平成27年と表記あり】

【最上部堰堤下の河原を渡渉】
踏み跡を追い左前面の竹林に入る。(赤線)
登路らしき踏み跡を辿るが
竹林の中は枯れ竹が散乱し悪戦苦闘

【15分位ヤブゴキ後、草の道に上がる】
その後は迷うことなく、道幅の安定した草の道を
道なりに歩く。

【石垣された草の道】

【石畳み跡】

【樹林帯を抜け外輪山のへ出る】

【野焼きで真っ黒になった外輪壁を散策】
こんな高所に砂防ダムが・・・
砂防ダム傍まで散策してに戻る。

【肩に戻り山頂部に繋がる草の道を振り返る】

【阿蘇谷を振り返る】

【野焼きされた外輪山山頂部】

【見渡す限り漆黒の世界】

【山頂部原野からの眺望】
原野突端には牛馬観音の祠が座す。

【溶岩板で囲まれた祠】

【馬頭観音】

【祠の全景】
祠の周囲は窪みが付けられて、
隆起した中央に馬頭観音が祀られている。

【祠付近から望む阿蘇谷】
三野集落が眼下に視える。

ここから復路

【砂防ダム右岸側に座す祠】
村人は「ごぶさま」と呼んでいるとの事。

【ごぶさまの本尊】

【復路のル-ト】

【帰路の途中で撮影】

【上記画像をアップ】

登山を終えて

野焼き後の外輪山原野は、何もかも焼き尽くされ遮るものが無い。
思うがまま、自由奔放に何処まででも歩ける・・・
いつもなら、行けない場所まで歩ける、そんな楽しみ方が面白い。

草の道・野中坂は藪化が酷く、取り付き探しに苦労したが、
一旦、「草の道」に上がれば
登路は安定し、古(いにしえ)を彷彿する歩きであった。

(注)地元の人は「野中坂」を「谷川坂」と呼ぶ人もいるとの事。



草の道「土井坂

(行程) 白石酒店(着10:30)→道を尋ね尋ねして→登山口(着10:50)→(ル-ト不明で断念)
    別ル-ト探しで中園川沿いを遡上→砂防ダムで登路行止り(11:45)

土井(とい)坂のル-ト】←国土地理院地図

白石酒店の裏道に入る】←Google マップ

【登山口と思われる場所】
四方八歩立ち入ったが藪化していて探索を断念。

【別ル-トを探すため土井川上流域を離れる。】

【中園川沿いを遡上したが砂防ダムで行き止まる】
集落のおばさん(90才位?)に尋ねると
このル-トには
「平坂」という草の道があったとの事。

(過去に歩いた「草の道」)
①  2011.01.14 栗の木坂
②  2011.02.22 三野坂
③  2011.03.27 古閑坂
④  2011.04.06 願成就坂
⑤  2016.03.22 木落坂~片隅坂
⑥  2016.07.07 古閑坂
⑦  2016.07.28 阿蘇品坂・磐名木坂
⑧  2020.04.10  東外輪山・願成就坂
⑨  2021.01.19 阿蘇北外輪山・兜岩  
⑩  2021.01.31   
九州自然歩道・外輪壁ル-ト
⑪  2021.02.09 阿蘇北外輪山・ようち坂
⑫  2021.03.15 阿蘇品坂
⑬ 
2021.12.15   北外輪山・狩尾
⑭ 
2022.02.28  立山坂

(2022.03.24 加筆)

コメント    この記事についてブログを書く
« 阿蘇北外輪山の野焼き 3月6... | トップ | 阿蘇東外輪山・いざり坂 4月... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

阿蘇山系」カテゴリの最新記事