ぎふグッド・トイ委員会

あそびの伝道師があなたの街で笑顔の輪を広げます

木と生きるために~木育研修をしました

2013-10-04 20:23:08 | 木育

ぎふグッド・トイ委員会では
「ぎふ木育」の推進を、活動の柱のひとつにしています。
ひろく木育の大切さを知っていただく活動や
木育そのものを推進していくための活動です。

では、ぎふ木育とはどんなものなのか、
そもそも「木育」とはいったいなんのことなのか、
それを会員さんと共にまなぶ機会を企画、
岐阜森林文化アカデミーの(そして木育ではお馴染みの)松井勅尚先生にお話を伺うことができました。
 

ご用意いただいたテキストには
『木育研修 研修テーマ:木と生きるために』
と、ありました。

今や市民権を得た「食育」という言葉、
これは、家族の健康を守ってきた食事への意識の変容によって
健康に対する家庭教育の崩壊を補うための教育ですが
「木育」は、
木と暮らしてきた日本人の暮らし方・暮らしの知恵を手渡す場や意識の崩壊によって
木=自然が、どうやって暮らしに生きてきたのかを学ぶ必要性から発生した教育であったりします。

北海道から生まれた、木育を表現する一文として
「木とふれあい 木に学び 木と生きる」というものがあります。
単純な知識で終わらない、行動に移すことの大切さを
多方向からお話いただきました。

今の日本は、明治維新、終戦後に続いて、3度目の分水嶺の社会だと言われているそうです。
わたしたちが今とる判断や選択が、
未来に大きく影響する、そんな社会。

適材適所という言葉にみられるように
才(材)の資質を見ぬき、それを活かすことのできるように、
木の根っこのように、目にふれない部分=心をゆたかにするように、
わたしたちは、木育について学び、伝えて行かなくてはならないのだ、と
考える時間となりました。

松井先生の講義ではおなじみの『何の木?』テスト、
たとえば「日本の木は?」とか「櫛は何の木?」とか「日本で一番軽い木は?」とかいう問題が14問並んでいます。
このQに答えるだけでなく、なぜその木なのか、を考えることが大事だとおっしゃいました。
みなさんは、お住まいの県や市の木が何で、それはなぜ選ばれたのか、ご存知ですか?
調べてみると、面白いですよ。

今回は、とうかいグッドトイ委員会さんとの共催です。
名古屋から、とうかいグッドトイ委員会の3名の方、ご参加ありがとうございました。

さて、たくさん写っていますが、この写真、
どれがどの材か、おわかりになりますか?                                                   


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ぎふ木育キャラバン ぎふの木にこだわって…

2013-08-18 10:53:33 | 木育

今回は、キャラバンで大人気だったコンテンツについてお伝えします。

「木育キャラバン」ということばは、
NPO法人日本グッド・トイ委員会さんが行う、移動おもちゃ美術館の名称として
おもちゃコンサルタント業界(?)では一般的ですが
あえて、頭に〝ぎふ″をつけ、
岐阜県の木育のありかたを県民のみなさんにご理解いただくイベントとして今後使っていくことになった
「ぎふ木育キャラバン」。
今回のイベントは、その試金石となるようなもの。
前例もひな型もない中で、
たくさんの話し合いがもたれ、アイディアが練られていきました。
その中で明確になったのが

「ぎふの木」にとことんこだわること

豊かな森と清流のくに・岐阜の誇る木を
子ども達に全身で感じて欲しい。
子ども達だけでなく、来場の方みんなが
嬉しい・楽しい・心地よい空間を感じとって欲しい。
そんな思いで、テーマやコンテンツが決まって行きました。
前回挙げた「赤ちゃん木育ひろば」のあり方もそのひとつです。

会場に入ってまず目に飛び込むのは
入り口目の前にある、『かんなくずのプール』


おうちごっこ』を壁にして、ひのきのかんなくずを中央に置く。
入り口には布をかけて「トンネル」をイメージ。
オープン直後はトイレットペーパーくらいの幅で色画用紙程度の固さだったものが
遊んで遊んで、細く柔らかくなり、
ふうわりと子ども達を包むようになって行きます。
この中にはいると、かおりと感触で、とっても落ち着きます。
鳥の巣ってこんな感じ??
こどもたちにとっては、写真のとおり、最高の遊び場でした。
一日ごとに取り換えられたかんなくずは、来場者がお持ち帰りしてくれました。これも、エコ(笑)


今の子達は、写真に撮られること、自分が写っている写真をみるのが大好き。
と、いうことで、「メタモックをかっこよくつくって記念写真を撮るコーナーを。
写真はともかく、
じっくり作り上げることができたので
大人の方が結構な時間をかけて大作をつくる様子が目撃されました。
この方は、今回アドヴァイザーとして参加くださった、木育キャラバン館長さん。本気です!!
 

 そしてなんといっても大注目は
今年度グッドトイを受賞した「つみぼぼ」。
おもちゃの広場や森のおもちゃ美術館など、数々のイベントでも大人気のおもちゃ。
今回はつみぼぼの生みの親・白百合工房の上野さんが常駐。
つねにその場の尊敬を集めながら、様々なバリエーションを笑顔で積み上げる様子に
キッズたちからは大リスペクト!!
「名人!」と呼んで彼のそばから離れない子や
巨大タワーをつくる名人の助手よろしく、彼の手足の替わりになってつみぼぼを手渡す役を買って出る子が!
子ども達ひとりひとりの心にちゃんと向き合って、さらにあそびを通して輪をつくり輪を広げる
その姿勢が、こういうおもちゃをつくるのだ…ということが良くわかります。
  

某テレビ番組出演の時より高く!という無茶ブリに笑顔で応え、2メートル越タワーを作った名人。
基礎部分は名人の指示通りに置いた、子どもたちの作。

また、この「つみぼぼ」の積み上げ競争『つみぼぼつみ世界選手権』が行われ大盛り上がりを見せました。
「1分後、こいのぼり積みをしたつみぼぼが何個になっているか」で競うこの競技。
50秒経過で10こ積み上げていても、あと1こ積んだばっかりにバランスを崩して記録ゼロになってしまう人、
最後の数秒で、何かの拍子に全壊してしまった人、
練習ではたくさん積めたのに、緊張してうまくいかなかった人。
悲喜こもごもでありましたが
二日間でふたりのチャンピオンを輩出。
チャンピオン記録は初日は10こ、二日目は11こ。
それぞれ、金メダルならぬ「金のつみぼぼ」を授与され、とても誇らしい表情をみることが出来ました。
 スタッフでリハーサル。真剣です!!   こちらは本番。得も言われぬ緊張感が走っています。

このイベント、今後毎年続ける予定です。
今年来場してくれた子達が、また来年も楽しみにしてもらえるよう
『積み木バンク』というコンテンツを作りました。
おもちゃ作家さんのご協力を得て、端材を一定のサイズにカットしてもらったものを提供いただき
来場したみなさんに、その木っ端にヤスリをかけて「つみき」にする、
色をつけたり、スタンプを押したりのアレンジをして
来年再来年と続くキャラバンで使う積み木として預けてもらうシステム。
目印があれば、自分がつくったものだってわかるかな?



 つみぼぼ選手権も積み木BANKも、未来につながるイベントコンテンツなのです。

 

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ぎふ木育キャラバン 赤ちゃん木育広場

2013-08-14 19:36:13 | 木育



今回のキャラバンは
県とぎふの木のおもちゃ研究会と一緒に
ぎふグッドトイ委員会がアイディアを出し合って企画を練りました。

その中で、ぎふグッドトイ委員会が大切にしたかった
「赤ちゃんが安心して遊べるスペースづくり」

ねんねの頃の赤ちゃんが
のんびりといることができる場所。
だけど、お兄ちゃんお姉ちゃんたちと離れ離れにならない場所。

そうして考えた結果が
「舞台の上を広場にする」
ということ。
抱っこされた赤ちゃんだけの場所。
ママやパパは、舞台の上から、一緒に来た兄弟たちの姿を追いかけることができます。

おおはしゃぎしている大きい子達の声を聴きながら、のんびりとすごしていた子達。

大きくなったら、あんな風に遊べるんだ、ということを感じとってくれたママやパパたち。

舞台の上には、もちろんぎふの木のおもちゃ。
仕切りの壁になったのも「おうちごっこ」というおもちゃなんですよ。
リリース前のおもちゃたちも、こっそりまぎれて、こどもたちの様子をうかがっていました。

どんな年齢の子も、その時にぴったりな遊び方があります。
それを大事にできたキャラバンだった、と思います。

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ぎふ木育キャラバン 大成功!!

2013-08-13 20:47:23 | 木育

8月3日4日と
岐阜駅西隣のじゅうろくプラザにて、

ぎふ木育キャラバン

を開催しました。
昨年は日本グッドトイ委員会のお力をおかりして、会場いっぱいに各地から木のおもちゃが集まりましたが
今年度からは
ぎふの木のおもちゃに特化した
全国でここだけの木のおもちゃのおまつりになりました。

木のおもちゃの作り手・遊び手、そして行政がタッグを組むという形態は
そのまま、岐阜県で木育を広く進めていく今を表しているようでした。
お手伝いいただいたとうかいグッドトイのみなさん、木育キャラバン館長曽我部さん、
みの赤ちゃん木育広場を運営しているもみじっこさん、岐阜大学看護学科の学生さん&先生、
ほか、ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

二日間で1000名弱?
たくさんの親子が、初めてあった子ども同士が、
木のおもちゃを間において、たくさん会話を重ね、遊びの世界を広げていました。
おもちゃのありか方、遊びのあり方を
おおちゃコンサルタントとして、改めて考える良い機会になりました。

  ホワイエで展開した岐阜から生まれたグッドトイの紹介ブース

岐阜県美濃市のウッドスタートをご紹介  

今回のキャラバンから使われる、ぎふ木育キャラバンのロゴとマーク。ぎふの木の作家さんのデザインです。

会場にたくさんあったおもちゃたちやエピソードについては
追々ご紹介していこうと思います。

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