ぎふグッド・トイ委員会では
「ぎふ木育」の推進を、活動の柱のひとつにしています。
ひろく木育の大切さを知っていただく活動や
木育そのものを推進していくための活動です。
では、ぎふ木育とはどんなものなのか、
そもそも「木育」とはいったいなんのことなのか、
それを会員さんと共にまなぶ機会を企画、
岐阜森林文化アカデミーの(そして木育ではお馴染みの)松井勅尚先生にお話を伺うことができました。
ご用意いただいたテキストには
『木育研修 研修テーマ:木と生きるために』
と、ありました。
今や市民権を得た「食育」という言葉、
これは、家族の健康を守ってきた食事への意識の変容によって
健康に対する家庭教育の崩壊を補うための教育ですが
「木育」は、
木と暮らしてきた日本人の暮らし方・暮らしの知恵を手渡す場や意識の崩壊によって
木=自然が、どうやって暮らしに生きてきたのかを学ぶ必要性から発生した教育であったりします。
北海道から生まれた、木育を表現する一文として
「木とふれあい 木に学び 木と生きる」というものがあります。
単純な知識で終わらない、行動に移すことの大切さを
多方向からお話いただきました。
今の日本は、明治維新、終戦後に続いて、3度目の分水嶺の社会だと言われているそうです。
わたしたちが今とる判断や選択が、
未来に大きく影響する、そんな社会。
適材適所という言葉にみられるように
才(材)の資質を見ぬき、それを活かすことのできるように、
木の根っこのように、目にふれない部分=心をゆたかにするように、
わたしたちは、木育について学び、伝えて行かなくてはならないのだ、と
考える時間となりました。
松井先生の講義ではおなじみの『何の木?』テスト、
たとえば「日本の木は?」とか「櫛は何の木?」とか「日本で一番軽い木は?」とかいう問題が14問並んでいます。
このQに答えるだけでなく、なぜその木なのか、を考えることが大事だとおっしゃいました。
みなさんは、お住まいの県や市の木が何で、それはなぜ選ばれたのか、ご存知ですか?
調べてみると、面白いですよ。
今回は、とうかいグッドトイ委員会さんとの共催です。
名古屋から、とうかいグッドトイ委員会の3名の方、ご参加ありがとうございました。
さて、たくさん写っていますが、この写真、
どれがどの材か、おわかりになりますか?
「赤ちゃん木育寺子屋」「木育ひろば」「おもちゃの広場」や
ぎふの木のおもちゃを使ったイベントやワークショップ、講習会などの
支援やサポートを承っております。
お問い合わせ、ご入会希望の方はこちらまでお気軽にご連絡ください