ぎふグッド・トイ委員会

あそびの伝道師があなたの街で笑顔の輪を広げます

ぎふ木育キャラバン ぎふの木のおもちゃ、そして未来へ

2013-08-18 11:53:48 | 活動報告

キャラバンに登場したおもちゃをご紹介します。

先のブログに挙げた『おうちごっこ』『メタモック』『つみぼぼ』のほか
岐阜県には、岐阜の木を使い、岐阜の作家さんが作ったおもちゃがあります。
そういうおもちゃを、イベント用に県が所有、希望者への貸し出しなども行っているのですが
今回は、県が持っているものをど~~~んと会場に運び入れ
たくさんの数のおもちゃたちが、来場した方たちの手であそびへと繋がっていきました。

  これはJブロック。スギ板を3枚張り合わせ、直方体にしたもので、
貼り合わせることで、見た目が美しく、
角をおとしたりしていないため、積んだり並べたりした時に、ぴたりと壁のような面ができることが特徴的。
同じ形がいっぱいあるので、想像力をかき立てられるのか
この男の子とパパは、背よりも高く積み上げ会場そばのタワーに見立て
その傍らに並べたり積んだりすることで、JR沿線の風景を創り上げていました。お見事!!

 遠目ですが、積み上げられているのが「春駒」
木曽ヒノキの6角形のブロックで、付属のしゃもじで、カーリングのようにして遊ぶのが本来ですが
こうやって積み上げられていたほか
しゃもじは、パンパンとほかの木を打つ道具になっていたり、Jブロックと組み合わせて線路とトンネルにしていた子もいました。

こちらは凸凹積み木。
昨年の「保育士が選ぶぎふの木のおもちゃ10選」の一番人気だったもの。
カプラ上のヤマザクラの木の端に凸と凹があって組み合わせられるので、こんな大作も!!


こちらは丸太の平均台。
だれも教えなくたって、子ども達はここに乗ってわたっていました。
木肌を足の裏で触れる機会なんて、今は滅多にありませんから、大歓び!!
人気の秘密のひとつは、この低さ。
お兄ちゃんお姉ちゃんがすいすい乗って歩いているのを見ていたちびっこが
誰もいなくなったスキをついて
ゆっくりと、時には片足を床につけて片足だけを木の上にして、時には四つん這いのようになって
端から端へと渡って大満足な笑顔をみせていました。


これは、つみぼぼ名人・白百合工房さんの作。
まわりにある小さな積み木は「森のめぐみ」というもの。
ひとつの面に、樹種をしめるアイコンが印字されていて、
さまざまな岐阜の木を使っていること、同じ形にすることで、それぞれの木の違いがわかりやすくなっています。
これは、「まあるいつみき」を作った横井さんの作品。

まあるいつみきは、これ。
と言いたいところなのですが、うっかり写真を撮るのを忘れてました。
また後日ご紹介しますっごめんなさい!

ほかにも撮り忘れた「バランスレール」というおもちゃ、
これは「縁石に乗って歩きたがる子どもの姿がヒント」というもので
高さにして数センチのレールなのですが、とても美しいカーブを描くレールで
家の中にあっても邪魔にならないようなものなのです。

*このふたつのおもちゃ、いい写真をお持ちの方はご一報を。是非、こちらで掲載させてください!!


イベントフィナーレは、会場のおもちゃをつかったドミノ大会。
会場で遊んでいたみんなが持ち寄って、長く長くつなげます。

あ!左側の丸いのが「まあるいつみき」です!!


(真ん中左側のマットのうえにたくさんあるのも、「まあるいつみき」です。ドミノには向かないのでそのまま遊ばれています)

県の方に伺ったところ、700とか800とかが並んで、ぱたぱたと心地よい音で倒れて行きました。

最後の最後、お片づけもみんなで。つみぼぼはケガしたコがいないか、確かめながらしまいます。
お手伝いをしてくれた岐阜大学看護科の学生さんが、こどもたちと楽しそうに片づけています。



このイベントを始まりとして
県内各地で、こうした木育のイベントをしていきたい、という願いがあります。
毎年8月にはここで、それ以外ではみなさんのところへ。
らくだの背に荷物を積んで移動する隊商のように
たくさんの木のおもちゃを、県内各地のこどもたちへ届ける。
そんな機会がこれからどんどん増えていくと思います。
わたしたち、ぎふグッドトイ委員会も、その一端を担っていきたいと思います。

ともあれ、また来年、じゅうろくぷらざでお目にかかりましょう!!

「赤ちゃん木育寺子屋」「木育ひろば」「おもちゃの広場」や
ぎふの木のおもちゃを使ったイベントやワークショップ、講習会などの
支援やサポートを承っております。
お問い合わせ、ご入会希望の方はこちらまでお気軽にご連絡ください

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ぎふ木育キャラバン ぎふの木にこだわって…

2013-08-18 10:53:33 | 木育

今回は、キャラバンで大人気だったコンテンツについてお伝えします。

「木育キャラバン」ということばは、
NPO法人日本グッド・トイ委員会さんが行う、移動おもちゃ美術館の名称として
おもちゃコンサルタント業界(?)では一般的ですが
あえて、頭に〝ぎふ″をつけ、
岐阜県の木育のありかたを県民のみなさんにご理解いただくイベントとして今後使っていくことになった
「ぎふ木育キャラバン」。
今回のイベントは、その試金石となるようなもの。
前例もひな型もない中で、
たくさんの話し合いがもたれ、アイディアが練られていきました。
その中で明確になったのが

「ぎふの木」にとことんこだわること

豊かな森と清流のくに・岐阜の誇る木を
子ども達に全身で感じて欲しい。
子ども達だけでなく、来場の方みんなが
嬉しい・楽しい・心地よい空間を感じとって欲しい。
そんな思いで、テーマやコンテンツが決まって行きました。
前回挙げた「赤ちゃん木育ひろば」のあり方もそのひとつです。

会場に入ってまず目に飛び込むのは
入り口目の前にある、『かんなくずのプール』


おうちごっこ』を壁にして、ひのきのかんなくずを中央に置く。
入り口には布をかけて「トンネル」をイメージ。
オープン直後はトイレットペーパーくらいの幅で色画用紙程度の固さだったものが
遊んで遊んで、細く柔らかくなり、
ふうわりと子ども達を包むようになって行きます。
この中にはいると、かおりと感触で、とっても落ち着きます。
鳥の巣ってこんな感じ??
こどもたちにとっては、写真のとおり、最高の遊び場でした。
一日ごとに取り換えられたかんなくずは、来場者がお持ち帰りしてくれました。これも、エコ(笑)


今の子達は、写真に撮られること、自分が写っている写真をみるのが大好き。
と、いうことで、「メタモックをかっこよくつくって記念写真を撮るコーナーを。
写真はともかく、
じっくり作り上げることができたので
大人の方が結構な時間をかけて大作をつくる様子が目撃されました。
この方は、今回アドヴァイザーとして参加くださった、木育キャラバン館長さん。本気です!!
 

 そしてなんといっても大注目は
今年度グッドトイを受賞した「つみぼぼ」。
おもちゃの広場や森のおもちゃ美術館など、数々のイベントでも大人気のおもちゃ。
今回はつみぼぼの生みの親・白百合工房の上野さんが常駐。
つねにその場の尊敬を集めながら、様々なバリエーションを笑顔で積み上げる様子に
キッズたちからは大リスペクト!!
「名人!」と呼んで彼のそばから離れない子や
巨大タワーをつくる名人の助手よろしく、彼の手足の替わりになってつみぼぼを手渡す役を買って出る子が!
子ども達ひとりひとりの心にちゃんと向き合って、さらにあそびを通して輪をつくり輪を広げる
その姿勢が、こういうおもちゃをつくるのだ…ということが良くわかります。
  

某テレビ番組出演の時より高く!という無茶ブリに笑顔で応え、2メートル越タワーを作った名人。
基礎部分は名人の指示通りに置いた、子どもたちの作。

また、この「つみぼぼ」の積み上げ競争『つみぼぼつみ世界選手権』が行われ大盛り上がりを見せました。
「1分後、こいのぼり積みをしたつみぼぼが何個になっているか」で競うこの競技。
50秒経過で10こ積み上げていても、あと1こ積んだばっかりにバランスを崩して記録ゼロになってしまう人、
最後の数秒で、何かの拍子に全壊してしまった人、
練習ではたくさん積めたのに、緊張してうまくいかなかった人。
悲喜こもごもでありましたが
二日間でふたりのチャンピオンを輩出。
チャンピオン記録は初日は10こ、二日目は11こ。
それぞれ、金メダルならぬ「金のつみぼぼ」を授与され、とても誇らしい表情をみることが出来ました。
 スタッフでリハーサル。真剣です!!   こちらは本番。得も言われぬ緊張感が走っています。

このイベント、今後毎年続ける予定です。
今年来場してくれた子達が、また来年も楽しみにしてもらえるよう
『積み木バンク』というコンテンツを作りました。
おもちゃ作家さんのご協力を得て、端材を一定のサイズにカットしてもらったものを提供いただき
来場したみなさんに、その木っ端にヤスリをかけて「つみき」にする、
色をつけたり、スタンプを押したりのアレンジをして
来年再来年と続くキャラバンで使う積み木として預けてもらうシステム。
目印があれば、自分がつくったものだってわかるかな?



 つみぼぼ選手権も積み木BANKも、未来につながるイベントコンテンツなのです。

 

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ぎふ木育キャラバン 赤ちゃん木育広場

2013-08-14 19:36:13 | 木育



今回のキャラバンは
県とぎふの木のおもちゃ研究会と一緒に
ぎふグッドトイ委員会がアイディアを出し合って企画を練りました。

その中で、ぎふグッドトイ委員会が大切にしたかった
「赤ちゃんが安心して遊べるスペースづくり」

ねんねの頃の赤ちゃんが
のんびりといることができる場所。
だけど、お兄ちゃんお姉ちゃんたちと離れ離れにならない場所。

そうして考えた結果が
「舞台の上を広場にする」
ということ。
抱っこされた赤ちゃんだけの場所。
ママやパパは、舞台の上から、一緒に来た兄弟たちの姿を追いかけることができます。

おおはしゃぎしている大きい子達の声を聴きながら、のんびりとすごしていた子達。

大きくなったら、あんな風に遊べるんだ、ということを感じとってくれたママやパパたち。

舞台の上には、もちろんぎふの木のおもちゃ。
仕切りの壁になったのも「おうちごっこ」というおもちゃなんですよ。
リリース前のおもちゃたちも、こっそりまぎれて、こどもたちの様子をうかがっていました。

どんな年齢の子も、その時にぴったりな遊び方があります。
それを大事にできたキャラバンだった、と思います。

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ぎふ木育キャラバン 大成功!!

2013-08-13 20:47:23 | 木育

8月3日4日と
岐阜駅西隣のじゅうろくプラザにて、

ぎふ木育キャラバン

を開催しました。
昨年は日本グッドトイ委員会のお力をおかりして、会場いっぱいに各地から木のおもちゃが集まりましたが
今年度からは
ぎふの木のおもちゃに特化した
全国でここだけの木のおもちゃのおまつりになりました。

木のおもちゃの作り手・遊び手、そして行政がタッグを組むという形態は
そのまま、岐阜県で木育を広く進めていく今を表しているようでした。
お手伝いいただいたとうかいグッドトイのみなさん、木育キャラバン館長曽我部さん、
みの赤ちゃん木育広場を運営しているもみじっこさん、岐阜大学看護学科の学生さん&先生、
ほか、ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

二日間で1000名弱?
たくさんの親子が、初めてあった子ども同士が、
木のおもちゃを間において、たくさん会話を重ね、遊びの世界を広げていました。
おもちゃのありか方、遊びのあり方を
おおちゃコンサルタントとして、改めて考える良い機会になりました。

  ホワイエで展開した岐阜から生まれたグッドトイの紹介ブース

岐阜県美濃市のウッドスタートをご紹介  

今回のキャラバンから使われる、ぎふ木育キャラバンのロゴとマーク。ぎふの木の作家さんのデザインです。

会場にたくさんあったおもちゃたちやエピソードについては
追々ご紹介していこうと思います。

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