NHK総合テレビの海外ドラマ「ER緊急救命室 第12シーズン」第2話『拒まれた新生児』の感想です。
一週間遅れの感想ですが、ネタばれを含みますのでこれからご覧になるご予定の方はご注意下さい。
交通事故で臨月の女性・クレアが搬送されてくる。
クレアは人工授精による代理母だった。
陣痛が始まり難産となるが、クレアはかたくなに帝王切開の手術を拒み……低酸素状態となった赤ちゃんは脳に重大な損傷を受けてしまう。
代理出産を依頼した夫婦は赤ちゃんに障害が残った事を知り、赤ちゃんを受け入れる事を拒否し、病院から去ってしまう。
という、今回は非常に深刻なテーマでした。
生殖医療に関しては、赤ちゃんを心から欲しいと思うご両親の真摯な気持ちも理解できますし、同時に倫理的な側面もあって、軽々に論じることはできません。
ただ言えることは、とにかくどんな形にせよ生まれてくる赤ちゃんの幸福を一番に考えて欲しい。それだけです。
今回のドラマでいえば、産婦人科の女医さんはとてもすばらしい方ですし、手術する方向へクレアを説得できなかったのか…と残念に思いました。
この辺りのインフォームドコンセントのあり方には疑問を感じました。
あと、クレアがあくまでも手術を拒む理由がもう一つ分かりにくかったです。
赤ちゃんを救おうと孤軍奮闘するレイにドクターとしての成長を感じました。
前のシーズンまでは音楽活動と医師の仕事の間で揺れ動いている、ちょっといい加減な「奴」だったのですが。
一方、同じ孤軍奮闘でも大活躍だったのはアビー。
代謝異常で意識を失った少年を見事救いました。
そして、看護師のサムはドクター・コバッチュの元を去りました。破局…ですね?
このサムという女性もエキセントリックで良く分からないところがあります。
次回は第3回「対立」。
「一体誰が看護師長なのだ~?」と悩んでおりましたら、次回新看護師長さん登場でした。
今までの看護師長さんは、ハサウェイもアビーも腕の立つ人柄の良い(しかも美人♪)でしたが、新看護師長さんはかなり癖のある人物のようです。
ひと波乱巻き起こりそうな予感がします。
*画像はエイティーンジェニーです。
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