NHK総合テレビの海外ドラマ「ER緊急救命室 第12シーズン」第12話『別れた判定』の感想です。
大したネタばれはありませんが、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。
色々ありましたが、ひとこと言わせて下さい!
ガラントがあんないい加減な奴だと思いませんでした!
誠実な人だと好感を持っていたのに…いや、真面目過ぎるゆえの所業なのでしょうか? 良く分かりません。
ニーラに熱烈プロポーズをして即日結婚を成し遂げたガラント。
ところが、復員兵病院へかつての戦友を見舞いに行った途端に、「彼のような人が出ないよう、イラクへ戻る」と唐突に宣言。
いやいや、ニーラでなくても「はぁ~~??」です。
気持ちは分からなくはないですが、それならニーラと結婚しなければ良かったのに、と誰でも思うのではないでしょうか。
プロポーズを決意したきっかけが確か、もうイラクで従軍しなくても良いから…だった筈。もう、信じられません!
この番組の構成上、すごくイヤ~な予感がします……。ガラントの身に何事か起らなければ良いのですが。
さて、そのほかの人々についてです。
アビーは出産を決意した途端、ハイテンションで出産準備を進めてコバッチュを振り回します。
ベビー用品売り場の店員さんに「初めてのお子さんですか?」と聞かれて、コバッチュが「そうです」と答えるところに、さりげない思いやりを感じました。
コバッチュが女性にもてる理由が良く分かります。(コバッチュはクロアチア紛争時に妻と子供を失っています)
無断欠勤中のクレメンテに代わり、外科のスタッフドクターのドゥベンコが臨時にERに入ります。
外科とは勝手が違い、やや戸惑い気味のドゥベンコ。
くも膜下出血で植物状態の女性を夫のたっての希望で他の病院へ転院させるエピソードなど、人間的な思いやりを感じました。
最近はアビーに唐突に言い寄ったりして、男を下げていましたが。
それにしても、回復を望めない患者には積極的な治療を出来ない、という方針のERと内科。
ベッド数に限りがあるとはいえ、家族にとっては厳しい現実です。
ふさわしい病院に転院出来て良かったです。
家族にとっては最後の一瞬まで愛する大切な人なのですから。
このエピソード見ていて、植物状態と脳死状態は全く異なりますが、「臓器移植法」についても考えさせられました。
やはりどのような「看取り」をしたいのかも、重要な要素なのではないかと思います。
「臓器移植法」についての稚拙な私見はこちらで書きましたので、よろしければどうぞ。
ニーラは外科選考が認められて大喜びです。
ガラントとは大変な状態ですが、早くアルブライトと共に手術をするシーンを見てみたいです。
エリザベス・コーディ先生がいなくなってから、外科手術シーンはやや不満だったのですよね。
プラットは飲酒運転の血液検査のために警官に連れてこられた友人の血液をすり替えてしまいます。
これはまずいです!
将来、友人が大きな事故を起こして悲劇が起らなければ良いのですが…不安です。
*画像はアベルです。
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