NHK教育テレビで放映中の連続人形活劇「新・三銃士」第29話『戦への序章』の感想です。
すみません、初めに叫んでもいいですか?
今回の感想はこの一言に尽きるのですが、それではあんまりなので。
森の隠れ家で楽しく暮らすダルタニアンとミレディー。
ミレディーが町に買い物に行って間にロシュフォールがやってきます。
そこへボナシューも現れます。
二人がいがみ合う所にダルタニアンも帰宅。
ミレディーを巡っての三つ巴の争いになります。
そして、ミレディーが帰宅。
ミレディーは、「ダルタニアンと添い遂げます」と告げます。
ところが、ボナシューがコンスタンスの居場所を漏らした途端、ダルタニアン豹変!
「コンスタンスの居場所を探るため、ミレディーを愛している芝居をしていたのだ」と白状するダルタニアン。
そして、暴言の数々。
ミレディーはダルタニアンへの復讐を誓います。
子供向けの番組で、ここまで主人公が黒いのも珍しいのではないでしょうか。
ダルタニアン、子供っぽくて単純で考えなしだけど、一本気な気のいい青年だと思っていたのに…
まさか女性を利用して傷つけるとは…。単なる馬鹿ではなく、腹黒……
ダルタニアンの純愛でミレディーが更生するのか?と予想していたのですが、
逆にミレディーは復讐の鬼になってしまいました。
いくら「悪女」とはいえ、なんだかかわいそう。
さて、王宮では。
反乱軍を陰で糸を引いているのはバッキンガム公なのではないか、という噂を聞いて、
「愛のために戦争を始める? すてき」と呟く能天気なアンヌ王妃と、
出陣を決意するルイ13世の対比がドラマティックでした。
いつか、立派に成長したルイ13世の姿を見る事ができるのでしょうか。
今回、ロシュフォールの人間味あるセリフが面白かったです。
「ミレディーと自分は共通点が多い。体型も腕の長さも、善悪に対する考え方も」とか、
ダルタニアンに反乱軍の様子を聞かれ「私にはこちらの反乱の方が痛手が大きい」と切れる傷心のロシュフォールが可愛かったです。
次回は第30話『戦場へ』です。
*画像はロベリアです。フレームは写真自動加工様です。
◇「新・三銃士」記事リンク◇
三銃士 第12話 第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話&第20話
第30話 第31話 第1話(再放送) 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話 第37話
第38話 第39話 第40話(最終回)