ドラマ「救命病棟24時」第5話『こころを救う救命医』の感想です。
一部ネタばれがありますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。
以前、「いつも同じスタッフしかいないけど、ローテーションはどうなっているのだろう?」と疑問を書きましたが、今回の放送で「他の班もいっぱいいっぱいでヘルプをお願いするのは無理です」という内容のセリフがありましたので、やはり他にも人員はいるようでした。
さて、改めて今週の感想です。
今回は進藤&小島の『独り暮らしの老婦人の看取り』の話と、澤井&山城看護師の『働く女性が抱える問題』の話の二本立てでした。
腰痛の患者・柏木聡子(りりィ)は検査の結果、末期のすい臓癌であることが判明する。
柏木は元中学の音楽教師で、今は身寄りもなく一人暮らしをしているという。
小島は柏木に余命いくばくもない事を告げるべきか否か迷い、進藤に相談する。
進藤は「自分が同じ立場だったらどうしたい」と問いかけ、小島は柏木に告知する。
小島は柏木に頼まれて思い出の曲「椰子の実」のCDを買ってくる。
が、心筋梗塞で柏木は急死してしまう。
柏木の葬儀の日、小島が見たのは柏木の大勢の教え子達。
教え子達は「椰子の実」を歌って柏木の棺を見送るのだった…。
こちらのエピソードはきれいにまとめたなあ~という印象です。
お医者さんは個々の患者さんに応じて告知をしなければならず、大変なお仕事だと思います。
普通余命を告知されたら、柏木のように冷静ではいられないですよね。
私なら絶対取り乱してしまうと思います。多分、自分より家族の事だったら……冷静になんて、絶対無理!
あと、大家さんがいい人でした!
急に入院した柏木のために着替えまで持ってきてくれるなんて、二人はとても良い関係を築いていたのですね。
大変といえば、冒頭のエピソードで、車の中に放置されて熱中症で搬送されてきた子供の母親が小島に注意されて逆切れするシーンがありますが、こちらの方が精神的にきつそうです。
大なり小なり病院に来る人は精神的に辛い状況だは思いますが、一人一人に対応するお医者さんはやはり厳しいお仕事だ…と心から思いました。
一方、夜勤が少ない山城に対して他の看護スタッフから不満の声が上がる。山城は子供がいる事を隠して働いていたのだ。
澤井医局長(ユースケ・サンタ・マリア)は山城に子供がいる事を明かし、「子供がいる人には、いる人なりの働き方がある。その見本となって欲しい」と山城にも告げる。
が、残業続きの山城に五歳の息子・剛史は寂しくて仕方ない様子。
そんな時、剛史は非常階段の柵の上で山城を待つ内に5メートルの高さから転落してしまう。
海南医大救命救急センターに剛史が搬送されてくる。
しかし剛史は「お母さんは僕よりの病気の人が好きなんだ」と心を閉ざし、深夜病室を抜け出してしまう。
剛史を見つけた澤井は「ママはトリケラトプスのように強い人なんだ」と告げ、かたくなになっていた剛史の心を溶かす。
剛史の好きな恐竜を使って剛史の心に寄り添うなど、澤井の非常に人間的なエピソードでした。
手を使った影絵でブラキオザウルスを作るところなど、秀逸!
澤井先生はもしや恐竜大好き少年だったのでしょうか。
そんなあったかエピソードで視聴者の心をつかんだ澤井先生ですが、どうやら進藤先生をERから追い出そうと画策しているようです。
最近は二人の対立もなく上手くやっているようでしたが、やはり進藤先生の事がお気に召さないのでしょうか。
澤井先生のセリフは正論で私は好きですが。
さて、新しくERドクターが5人も着任するようです。
どんな
この日はこのドラマのすぐ後、NHKで「ドクター・ヘリ」のドキュメンタリー番組がありました。
こちらの感想は次回にかきます。
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*画像はPhotoFunia様で加工したフランソワです。
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