9月8日にNHK総合テレビでドキュメンタリー番組「ドクター・ヘリ、攻めの医療で命を救え」が放送されました。
ちょうどフジテレビのドラマ「救命病棟24時」の直後でしたので、大変興味深く視聴しました。
たった一つの命を救うために「ドクター・ヘリ」導入の先駆けとなられた救命医・M先生を追うドキュメンタリー番組です。
実際の現場の生々しさ、緊迫感、お医者様達の真摯な姿勢に驚きすら覚えて感動しました。
いくつか感銘を受けた場面がありましたが、その一つはM先生の、
「搬送体制を変えれば、もっと命を救える」という信念のこもったお言葉でした。
そして、救命医に必要とされる資質とは?と司会者に問われ、
「絶対的なリーダーシップを発揮できる人
その一方で仲間との和を大事にでき、
それから新しい事に挑戦できる人」
この言葉にも深く感銘を受けました。
ドラマでは、カリスマ的な一匹狼のような救命医が登場する事がありますが、外科手術はチームワークですからやはり「和」は大事ですよね。
特に救命は医療現場も混乱のるつぼにあることも多いですから。
それにしても消化器外科からERドクターに転身されたM先生ですが、「花形の外科」から救命に移られる時にはやはり迷いもあったようです。
最近は外科は重労働だから医学生さんに敬遠されるようですが、「外科は花形」の筈…。
さて、救命医療の最先端といえる「ドクター・ヘリ」に救われる命がある一方、救急車でたらい回しにされて亡くなられた方や、市立病院が閉鎖してしまった地域がある事に疑問を感じました。
同じ日本国内でありながら、受けられる医療にあまりにも格差があるのは問題だと思います。
あと、今回はM先生のドキュメンタリーでしたので全く触れられませんでしたが、「ドクター・ヘリ」には予算面での問題もあるようです。
一回飛ばすだけで大変費用が掛かりますから。
そのあたりを追及した報道番組も制作されたら良いな、と思いました。
9月10日の方
☆拍手ありがとうございます! 元気が出ます♪
*画像はPhotoFunia様で加工したロベリアです。