韓国ドラマ「太王四神記」第24話/最終回『二千年の時を越えて』の感想です。
今回、長くなりますので、記事を前半と後半で分けました。
ネタばれを含みますので、まだドラマをご覧になってない方はご注意下さいませ。
ようやくスジニと再会したタムドク。尚も去ろうとするスジニにタムドクが言う台詞です。
「勝手にしろ。お前が来ないなら私が行く。そばにいられればいいんだ。
お前がいるところが私の宮殿だ」
きゃあ♪ タムドクの甘く情熱的なお言葉です。さすが韓国ドラマ! 稀代の名セリフです~(喜び過ぎ?)
こんなことを言われて、No!と言える乙女がいるでしょうか? いや、いない(きっぱり)。
という訳でスジニを無事にゲットしたタムドクは、スジニが連れていた子供アジク(実はタムドクとキハの子)と共にスジニを王宮に連れ帰ることに成功しました。
スジニが帰ってきて喜ぶ人たち。
スジニも一抹の不安を抱えながらも幸せそうです。
タムドクがアジクのことを自分の子と知らずに接するシーンがあるのですが、とても心温まる場面でした。
タムドクは子供に名前を尋ねます。
「アジク」とは、「まだ」という意味です。
「まだ名前が決まってない」から「アジク」なのだと子供は説明します。
恐らく父親に命名して貰いたい、という気持ちから付けられた名前なのでしょう。
このままこの幸せがずっと続けばいいのに…と思ったのは私だけではない筈。
さて、大変な事件が起きます。
タムドクの側近カムドンが火天(ファション)会の焼印を押されていたのです。
この焼印を押された人間は火天会大長老に操られてしまうのです。キハもその一人です。
スジニとアジクが帰ってきたことも大長老に知られてしまいました。
カムドンの手引きでコムル村を襲撃する火天会。
コムル村も結界で守られていましたが、その結界も破られてしまいます。
次々と情け容赦なく惨殺されていくコムル村の行者たち。
コムル村の長老は神器を守るためにお堂に結界を張りますが、そんなものは人外魔人(!)の火天会大長老には通用しません。
あっけなく、白虎と玄武の神器を奪われてしまいました。
この時コムル村にいた者で、生き残った者はただ一人もいませんでした……。
その知らせが太王軍のコムル村村長ヒョンゴの元に届きます。
「阿弗蘭寺(アブルランサ)に来いと言っているのです。
四つの神器が集まった今、残るは王様だけです。だから呼び寄せたいのです。
そして王様の意思によって、神檀樹(シンダンス)の封印を解くか、それとも」
「わたしの心臓を奪い、自分たちで解くか」
「そうです」
阿弗蘭寺(アブルランサ)では、ホゲは相変わらずキハ唯一人に心を囚われています。
戦争の最中にそんな恋バナ(笑)を語られてしまう部下もいい迷惑というか…。
「あの人(キハ)は全てを終わらせる気だ。
真の王を殺し、天の力を奪い、それを私に差し出し、使命は終わったと言うだろう。(中略)
それから、あっさりと私に別れを告げることだろう。
何故分からない。私は、天の力など最初から望んでいない。
そんなものを手に入れても、誰のために使うのだ」
ホゲは愛に生きる人なのですね…。
こんなホゲに惨殺された人たちの立場は!?
ところで、居室から出てきたスジニが部屋の前に立つチョロを見つけ…
「何しているの?」
「お前の護衛だ」
とチョロが答えてスジニの後をついて行くのですが、この場面いいですね!
にわかチョロファンの私の心にクリティカルヒットしました。
更に大変な事態が起きます。
あろうことか、カムドンはアジクをさらって逃亡します。
神檀樹(シンダンス)の封印を解いて天の力を手に入れるには、四つの神器とチュシンの王の心臓の血が必要なのです。
「火天会が何故子供をさらう!? (中略)
私宛の文だ。…ここにこうある。チュシンの王の子供をいただく。
子供の心臓を救いたければ直接来い。…どういうことだ?」とタムドクはスジニに問います。
「あの子は…アジクは…王様の子供です。そして、私の姉の子です」
「今まであの子を守ってきたのか、お前一人で。
どうすればいい? お前に、何と言えばいいんだ」苦悩するタムドク。
タムドクの子の心臓には天の血が流れ、その心臓があれば火天会は天の力を解き放てるのです。
これまでは、阿弗蘭寺におびき寄せようとする火天会大長老の計略に乗せられまいとしていたタムドクですが、この事態に急遽、阿弗蘭寺へと軍を移動させます。
阿弗蘭寺では、キハがホゲに大長老より前に天の力を得るようにと言います。
ホゲは、かつてキハがカウリ剣でタムドクの心臓を刺した時と同じように、キハがタムドクと共に死のうとしていることを悟ります。
「どうすればあなたを救える?」
「天の力を持つ人は不老不死となり、永遠に生きるそうです。
待っていてください。この世の恨みを晴らして生まれ変わったら、必ず会いに来ます。約束します」
一瞬手を取り合う二人――どこまでも愛に生きるホゲとキハでした。←本当にはた迷惑な二人だ…。
後半に続きます。
*お人形はエリーです。
各話へのリンクです。11話から始まっています。同窓で開きます。
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