
管理釣り場と呼ばれる場所が日本中あちこちにあることは知ってますが・・・
まさか、オイラがそういう所へ出掛けることになろうとは思わなかった。
それもかなり美しい本流ですから、大いに喜んでしたくをしたもの。
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渓流の釣りが今のように3月から9月までということになったのは
比較的最近のことらしく
かつては元旦から魚釣りが出来た地方も少なからずあったと聞く。
確かに9月ともなれば釣れた魚に卵が入ってたりして
な~んだか心苦しい気分になるから
10月からの禁漁は妥当な線なんだろうなぁとも思います。
現代の渓流釣りは自然に身を任せての釣りではあるが
釣れてくる魚は、放流されたものが殆どで
山奥とは言えども、そこに棲む魚たちは
かつて放流されたものが居ついて子供を増やした結果の産物である。
渓固有の魚なんてオイラが通うような場所では
到底お目に掛かれないのが実態だ。
そう考えると、こういうカタチの釣りがあったからとて
目くじらを立てることもなく
自分の釣り技を磨く場所と思えば良いのかな?と考えるようになった。
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ただし、一般的にこうした管理釣り場的なところでは
餌釣りは禁止で、ルアーと毛鉤による釣りに限定するというのが普通であろうか。
魚に対するダメージからすれば
餌釣りでも名人級の釣り人ならば、針を飲ませるなんてことは
ほとんど無いからジゴクのついてない針に限定すれば
ルアーで釣るよりは魚にとってのダメージも少ないのでは?と思えるんだけど・・・
下手な釣師も多いから、やはり餌釣りはダメなのかな?
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ということでオイラは毛鉤で頑張ることにしましたね。
餌釣りの師匠も3年前から特訓中のルアーで臨みました。
結果的にはルアーの圧勝でした。
毛鉤は二人組で挑戦したけど惨敗。
<ルアーV.S.毛鉤の図>
予報どおりに雨となり、終わってみればビショビショで
寒かった!!
毛鉤にも反応するんだけど、イマイチ喰いが悪くて針に乗りません。
時期としても寒くて雨も降りとても水生昆虫が羽化する時期ではないから仕方ないのかも。
ルアーによる釣りは渓流魚の闘争本能をくすぐるものであります。
弱った小魚の擬態を目指すルアーですから
上手な釣り人がルアーを引くと渓流魚は狂ったように追いかけてきます。
餌釣りや毛鉤の釣りは魚の食欲に左右される頻度が高く
魚が食べたくないと思えば喰い付きませんし
自然に毛鉤や餌が水流に乗って極めて自然な姿で渓流魚の目の前へ流れて
来ない限りヒットすることが難しい釣りであるとも言えそうです。
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オイラもこんな場所でしぶとく毛鉤を打っていたら・・・
右の方から虹鱒が喰ってきました。
例によってマクロにすることをすっかり忘れてピンボケ虹鱒です。
でも、一尾だけでも釣れるのと坊主で終わるのとでは大違いです。
ここはキャッチ&リリースなのですぐさまお家へお帰り願いました。
餌釣り師匠はルアーを投げて10尾以上釣ってました。
流石にキャリアの違いをガバーっと見せ付けられちゃいました!
また、年内ひょっとして暖かい日があれば
また出かけて見ましょうかな?
釣り堀化している漁協もありますし。
私もそれとの葛藤で、今年は渓流は1回しか行きませんでした。高山の本当の天然岩魚を釣りに行ったときは、あまりの差異に驚きでした。
鮎もそう。木曽川はほぼ天然なので、ブランド力はなくても、力強いイメージです。そして、川を一生懸命遡上してきたいとおしさ。
山歩きも軽装でなら楽しいんでしょうが、重いカメラや三脚持参となると苦痛です。
ま、そんなこともあるんですね。魚釣りも来期はテンカラ主体でやろうかと密かに思っております。