ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

どうにも許しがたい言葉

2015年10月08日 07時56分57秒 | 

 

下流老人・・・

これって何よ?と誰でも思うだろ。

この言葉を検索してみると次のような記述に突き当たる。

”藤田氏は著書のなかで、下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者」と定義し、生活支援の実体験から下流老人には次の3つが「ない」としている。

 ①収入が著しく少「ない」
十分な貯蓄が「ない」
             ③頼れる人間がい「ない」(社会的孤立)”

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藤田氏というのがどんな人なのか知りませんが

「お金が無くて頼れる人が居ない高齢者を下流老人」と定義されているようだ。

ちょっと待ってくれ。

こういう乱暴な定義がまかり通るほど日本ってダラシないのか?

一つには③の頼れる人間が居ないことって

それが即、社会的孤立だと言えるのか?

そんなことはない。

頼るに値しない人間しか居ないと思い極める心は

社会的孤立なんかぢゃなくて

「孤高」と言うのだ。

要するにこの言葉、下流老人の定義は非常に乱暴で

それは経済的に弱い高齢者ということらしいが

金が無くたって超高級な精神を持った老人は山ほどいるぞ!

オイラはこうした老人を上流老人と呼ぶがね。

たとえば来島造船所の坪内寿夫。

経営手法に問題ありとは言われても銀行からの依頼に応えて

ありとあらゆる企業の経営建て直しに挑み

最後は刀折れ矢尽きて、無銭状態になった。

かつての東芝社長だった清貧の土光敏夫

そんな人間を下流と言えようか?

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しかし下流老人って言葉が大手を振って世間をノシ歩いてるらしい。

こいつはどうにも許せん話である。

マスコミにせよ何にせよ

こういう無礼な言葉を聞いて何の抵抗感も無いとすれば

日本人の感性が如何に衰えているかを証明するようなものだ。

情けなくて涙が出るぞ。

上流だ下流だとかいう立派なことではなくて

単なる貧乏老人と言うことであり

それ以上でも以下でもないのだ。

オイラも貧乏老人であるが

自分流の下流老人にはなりたくないと思ってる。

それにしても思い出されるのは

かの石田礼助翁が吐いた

「自分は粗にして野だが卑ではない」というせりふ。

今、日本の年寄り連中は彼の気概を持って生きて欲しいと思う。

さすれば、下流老人だなどというジャンルにむごたらしく

おとしめられることはあり得ないだろう。

あ~めん。

 

 

 

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
下流老人 (たか)
2015-10-08 22:11:07
下流で大物を、しかも毛鉤で釣っちゃう老人。略して下流老人なんてのはどうでしょう?!(笑)
返信する
定義をしたいだけ (ゆうたろう)
2015-10-08 23:10:04
日本は格差社会と言ってアジって自分の学説とこじつけたい学者と同様、何の根拠もないデマに踊らされないでください
自分たちを当てはめて納得したい輩が増えているだけで、中身のない連中です
むしろ、その風潮に危機感を持つべきと感じます
孤高の老人に私もなりたいです
頑張りましょう
返信する
がはは! (ginjiro)
2015-10-09 05:55:18
たかちゃん、やめてよ。

やっぱ、オイラも上流で毛鉤振る人=上流老人でありたいなぁ~

でも、デカイのとなると下流老人か!

相変わらずうまいこと言うね。
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難しいなぁ。 (ginjiro)
2015-10-09 05:59:13
兎に角、金銭至上主義がはびこりまくって、こんなになっちゃった。

なにしろ、お金が一番えらい存在なんですから、もぉ。

お金持ってれば上流。お金が無くなれば下流。ま、判りやすくて良いか?

言われてみれば、そうそう、カッとすることもないかな。

コメント有難うございました。
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