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例によって、囲碁と温泉と釣をテーマにした4人組の遊びです。
現地に着いたら、丁度昼前で、さっそくタライウドンを食べて
釣行開始です。
宿の前は清冽な渓流が流れていて、
そこにはニジマスが放流されているらしい。
オイラはここの奥から上流へ釣り上がりました。
こんな風情のところを釣るのですから、それは楽しいものがあります。
夕方まで釣って
友人が下流で釣った虹鱒も混ぜて
20~30尾といったところでしたか。
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釣組と囲碁組に別れて、釣組は5時頃宿へ。
風呂を頂いてから、待望の宴会へと・・・
ビールでくわむぷぁ=い!!の後は
直ちにお酒に切り替えて、またぞろ暴飲暴食暴煙の巻き。
あっという間に沈没して、確か表で夜空の星をみたのになぁ・・・
気が付くと朝、布団の中でした。
標高が800mも越えていると朝晩の涼しさたるや・・・うだる高松とは雲泥の差だ。
朝もやにけぶる山に朝日が差し掛かってきた。
今日も晴天だ。
今朝は、早く別の泊り客が本流の源流域を釣るということで出掛けていったとのこと。
し、しまった!夕べやり過ぎて、遅れを取ったかぁ~。
しゃぁないので、お弁当のオニギリを作って貰って・・・
別の支流を目指した。
入渓点で、同行者が眼鏡を川へ落としてしまい、それを探すのに相当時間を要したらしく
いつまで経っても、来ないので、それとは知らぬオイラは
仕方なく一人で上流へ向かった。
しかし、この辺りは柳が多くて、非常に釣りにくい。
宿のベテランから聞いた話では道路脇から水が吹き出ている辺りから先が
柳も無くなり、釣り易いとのことだったので、一旦道路へ這い上がった。
なるほど、暫く歩いて水が出ているところを過ぎて渓を眺めると、広葉樹が枝を張った
渓相に変わっているようだ。
その辺りを目指して、道路から杉林を縫って川に出た。
渓相は素晴らしく、しばし茫然としてため息。
次にタバコに火を付けて岸に腰掛けて川を眺めていた。
タバコを吸い終わって、そろそろ釣るかぁ~と仕掛けをつける。
そうっと泡の上に流して、泡が切れて流れが遅くなる辺りで、魚が喰うのを待つ。
アタリはあるし、餌を引き込むのだが、いかんせん小さい。
多分、チビアマゴが多すぎて、大きくなれないのかもしれない。
餌の流れてくる量に対して、小魚が多くて大きくなれないことって
よくあるらしい。ちょっと放流し過ぎなんかもね。
どこまで行っても、小さいアマゴしか釣れないので、ここから100m程度上で
諦めて戻ることにした。
なんせ、相棒といつの間にかはぐれてしまったし、オニギリ&水はオイラのリュックなんだ。
何とか彼を探さないとな。熱中症で倒れられたら大変だ。
30分ほど歩いて、本流の出合いへ出た。
<右の支流沿いのこんな道をとぼとぼ帰るのも辛いな・・・>
そうだ!昨日釣り上がった本流まで下って、昨日の続きをやろうっと。
流石に本流の方が水量は多いし、水の濁りも少ない。
で、気を取り直して仕掛けを付け、新しい餌を放り込むと・・・
流れの中から早くも魚信があるではないか?
二度も食い損なわせては、ダメかなぁと思いながら、
三投目・・・グイと引くアタリとともに目印が一気に下流へ走った。
これは大きいか?と緊張する・・・
下の落ち込みまで追いかけて暫く魚の疲れを待つために
泳がせたり引いたりしていたが、やがて8寸のアマゴが上がった。
そこから、テンションが上がって、5m上の流れから、今度は7寸の岩魚が
黄色い魚体をきらめかせて出て来た。
う~ん。今朝もここからやってたら良かったなぁ。
で、ふと体をひねって下流の方へ視線を投げると、な!なんと、小さな橋を渡っていまにも
笹薮に姿を飲み込まれそうな相棒の後姿があった。
おほほ~い!おわ~い!と叫ぶと彼も気付いて手を振ってる。
やぁれ、やれ。ここで出会うとは思わなかった。
そこで釣を止めて、今来た下流へ下ることにした。
昼飯を砂利の上に座り込んで食べたよ。
オニギリが旨かったなぁ。
お米がなんとも旨いのである。
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相棒は最初の支流をオイラを追いかけて行ったのだそうな。
いつまで行っても、オイラの姿が見えないので、もう宿の方へ引き返したのかも知れないと
考えて・・・本流筋をウロウロしてるところをオイラに見つかったようだ。
それはさておき、最初の支流で
途中、右岸から流れ込むさらに小さな支流があったのは憶えていた。
彼はその支流の入り口にあった、小さな畳一枚ほどの落ち込みで
尺クラスの岩魚を掛けたそうだ。
ところが慌ててしまい、仕掛けを頭の上にある枝に取られて、おたおたしてるうちに
見事逃亡されたらしい。
それを悔しがる相棒の姿には、
これから鬼になる渓流釣師の片鱗を見たような気がした。
この二日目は、釣組はこのように朝から釣に専心したが、
囲碁組は、内子町のいにしえの風情を楽しみに出掛けた。
釣組は午後2時半に囲碁組と合流することにしていた。
で、午後二時半から、四国カルストってところへ。
オイラも今年行こうかな?と思ってたところだったので、幸甚でした。
ちょっと、何処にでもある景色ではありませんでした。
その日は、素晴らしい快晴だったので、1300mを越える高原でも
寒さは感じなかったし、半袖シャツで十分だった。
高知の海まで見えるんぢゃないかと思われるほど、遠くまで見通すことができた。
これが、霧など出てたら、ミゼラブルだよ=。
宿に帰ってきたら、5時丁度だったので、早速ウェーダーを履いて
テンカラの練習に!
でも、どうしたわけか・・・全く魚が毛鉤を追わない。
いや姿も見えなかった・・・
もう魚は卵を産むモードになってしまったんだろうか・・・
で、潔く諦めて二日目の宴会に突入!
神戸から来られた老練なフライマンに色々と毛鉤のことなどを
教えていただきました。
ありがとうございました。
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翌朝、フライマンにお願いして、フライを振ってもらいました。
う~ん・・・目からウロコのようなフライ・ラインの鮮やかな飛び様でした。
ラインがど~ん!と伸びて行って、フライとハリスがふわふわ~っと
8mくらい先の水面に落ちるんですな!
実に鮮やかな技でした。
色々なフライ・ロッドとリールを見せて貰いましたが、
こんなに繊細な竿とラインだとは夢思いませんでした。
そのまま、テンカラへ流用できるほどの軽さとしなやかさを持った竿。
それに限りなく小さなリールでした。
こんな小さなリールがあるんだ!
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膝の痛みも殆ど無いし、これから午前中釣ってみようか・・・という気もしたんですが。
やはり、団体行動ですから自分だけ釣をするというのも憚られる。
それに3日も続けて渓を歩けば、またぞろ膝が痛むかもしれない。
秋の釣大会を週末に控えていることを考えて・・・止めました。
で、みなさん潔く、山から里へ一気に下り、
高速道路ばかりが能ではあるまいということで、
伊予西条で国道11号線にでて
昼飯をちょっと変わった店で食べました。
マッチはそのとき頂いたものです。
そこには、デザートに「ところてん」があってね。
オイラは寒天が大好きなものですから、黒蜜を掛けていただきま~す。
ああ、これで2011年の夏シリーズは終ってしまふのかはぁ・・・
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