立腹と禁煙の関係

これまでに、何度禁煙して、またぞろ喫煙道へ戻ったことだろうか・・・

年単位で禁煙していたことが、少なくとも３回はある。

いずれの場合も禁煙のキッカケは怒りである。

自分に対する怒りの場合もあれば、世の中に対する怒りもあった。

腹が立たない状態で禁煙するのは、オイラにとってはかなり難しい。

兎に角、腹を立てれば容易に禁煙ルートへ入り込むことが出来るし、存外長持ちする。

今回の立腹は、消費者を無視するような品物を平気で売り、何も考えずにそれを買う行為に対する怒りだった。今は、そんな品物は絶対に買わないぞ！という気持ち。

前回の立腹は、そうねぇ～・・・７年前のこと。

前立腺癌のマーカーであるPSA値がレベルを超えてると言われて、入院したときのこと。

まぁ～高松市民病院ともあろうものが、病院の中に喫煙室なんての用意してるんだね。

同室のヨロンヨロンの患者が、な～んと、ふらふらしながら、そこへ通うんだ。

オイラも２回くらいそこでタバコを吸ったな。

でも、考えてるうちに腹が立ってきた。そんな状態で入院してて、なんでタバコなんか吸うんだ？

病院も病院だわ。入院してるときくらいタバコなんかと無縁にしろよ！と。

で、パタッと止めちゃった。この禁煙期間は２年くらいだった。

写真は、退院したときの点滴の跡が余りにひどかったので記録してあったもの。

その前の禁煙は、１２年ほど前のことだった。

オイラには碁敵とも、なんとも言えない囲碁のツオイ相手がいる。

１０回やれば、だいたい７回はやられる相手だ。

序盤は、まだ良い。次第に石が込み入ってくると、相手の手筋が冴えてくる。

どうも、オイラのほうがスタミナ切れを起して、集中力を失ってくると、手筋に対応できなく

なって、読み間違える。そうして、敗戦の泥沼に転がり込む・・・

そのパターンが余りにも多いので、スタミナ温存と自分を叱咤激励するために悔しさと怒り

から、禁煙した。このときも１年半ほどは続いたな。

でも、禁煙しても勝てないことに気付いた。相手の勉強・努力など囲碁に対する執念が

物凄いことが判ったからだ。

で、再び煙の道ね。そんな具合で、腹が立つと禁煙できるんだね。

今回の立腹は本質的なものだから、案外長続きしそうな気がしますな。