あの空の向こうに・・・

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チョンミョンフン アジアフィル @サントリーホール

2014-09-06 00:02:33 | 音楽
「ビジネスやスポーツの世界は、勝敗が分かれるが、文化には、勝者も敗者もない。
音楽こそが、ことばの壁を乗り越え、国境やイデオロギー、宗教や文化の違いを越えて、世界に平和をもたらすことができる、唯一の手段である」


指揮者チョンミョンフンさんが、常々語っている言葉

アジアの精鋭達が集まってくるコンサート
普段はそれぞれの国 別々のオケに属している皆が、毎年夏のこの数回のコンサートに集まり
今年は、福岡 東京 富山 仁川(ソウル)

サントリーホールで聴いてきた。



指揮・ピアノ:チョン・ミョンフン
ヴァイオリン:ロバート・チェン(シカゴ交響楽団コンサートマスター)
チェロ:ソン・ヨンフン[ユンソン]
曲 目 ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
ドヴォルザーク:交響曲 第7番 ニ短調 Op.70


お馴染みの顔がたくさん
同窓会みたいでみんな楽しそうで
ボストン交響楽団の若尾さんも乗ってる

前半は、チョンミョンフンさんの弾き振り
ベートーヴェン ピアノ ヴァイオリン チェロのための三重協奏曲

今回の席は舞台裏のP席

マエストロの表情がすごくよく見えて

以前イベントでこんな話していたの思いだした

「ピアノにせよヴァイオリンにせよ、技術的にどんなに上達しても、自分の内なる音に耳を傾け、それを実現できなければ意味がありません。私はピアノを弾きながら、常に自分の内なる音に耳を澄ましています。ピアノは打鍵して音を出しているわけですが、感覚としては鍵盤から音を引っ張りだしているようなイメージです。」

この言葉通り

自分だけの音を探しているって感じで
マエストロはピアノと対話するように弾いている感じで

誰でも美しいピアノの音色を持っていると以前話されていて

やっぱり音楽っていいな
弾き振りのしぐさもかわいかった

後半はドヴォルザーク交響曲7番

指揮棒の先の先まで音楽が伝わるよう指揮するチョンミョンフンさん

エネルギッシュな切れのある演奏
もうみんな椅子から転げ落ちるくらいの熱演

すごいスタンディングオベーション

いろいろアジア諸国との微妙な関係の中、美しい音楽を届けたい一心で 、いろいろな国さまざまなオケの演奏者が一つになるって、アジアフィルならではのこと

大切なのは、続けていくこと

ありがとう
来年また会いましょう

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