あの空の向こうに・・・

音楽 自然 日々の出来事 
感じるがままにつづっていきます

町田樹 「ベートーヴェン第九交響曲」

2014-10-29 09:22:25 | フィギュアスケート
町田樹、今シーズンのプログラムが素晴らしすぎて
リピートしてたら、もう音楽が離れなくなっちゃって

悲恋の極北
シューマン「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」
妻クララシューマンへの愛そしてクララシューマンを影で永遠に支えて、叶わぬ愛に生きたブラームス

シンフォニーの極北
ベートーヴェン交響曲第九番」
町田樹 構想2年
「苦難の先には、喜びがある
ベートーヴェンからの未来へのメッセージを、自分の人生に重ねて舞う

苦しい時代を乗り超えて、成長してきた町田樹のスケート人生がこのプログラムに詰まっていて


音源誰なんだろう?
私の持っているCDの中には、この音源はない。検索したら一発でわかった。いい時代ですね
みなさんさすがです。

さっそく聴いてみた



バーンスタイン指揮&ウィーンフィル
1979年9月 ウィーンにて録音

華やかで、上品で 優雅で


ドイツで生まれたベートーヴェン
歴史と芸術の街ウィーンで半生をおくった。
交響曲第九番
シラーの詩「歓喜に寄す」を歌いあげたベートーヴェン
それは30年来の夢だった。

初演は1824年5月
その3年後ベートーヴェンは亡くなったが、彼の熱い思いは、未来の贈り物として引き継がれ、こうしてフィギュアスケートの舞台でも上演された



後半とフィニッシュに、太鼓らしき音が聞こえてきて。あれ?観客かなって最初思ったけど、あまりにも綺麗に入っているのでこれはあえて後付けで入れたのかな?太鼓の音が「がんばれよ」って私には聞こえる
フランス大会で確認しよう。


しかしマッチ ニキビが目立たなくなった気がする。お肌が綺麗になった。髪の毛も伸びて、すごくいい感じ

ショート フリーとともに、世界一を目指せるプログラム

羽生結弦
「全員がパーフェクトで、その中で勝つ本当の1位の味を知りたいんです」

役者は揃いつつある。

羽生結弦「ショパンバラード1番」
「オペラ座の怪人」の世界も早く感じたい


なんだか今年のシーズンすごいことにななってきた


町田樹初演「極北」 一つの人生

2014-10-27 03:53:58 | フィギュアスケート
スケートアメリカ
舞台の幕が上がった。
スケートリンクという舞台にさまざまなドラマが繰り広げられた。

初演

極北というテーマを上げ、理由は観て感じて欲しいと町田樹

ショートプログラム「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」
ロベルト シューマン作曲

非恋の極北
地の果てまで行っても実らぬ恋
でも実らなくても思い続け、愛し続ける

その世界観を町田樹がこの3分弱で見事に演じきった

そしてフリー
ベートーヴェン第九交響曲

栄光 挫折 失恋 難聴
苦難の連続だったベートーヴェン
詩人シラーの「歓喜に寄す」を曲にしたかったベートーヴェンは、最後の交響曲第9番で実現

苦しみの第一楽章
町田樹が、悲しげに舞う。
そして、第四楽章
幸せの喜びの歌

困難の先には、必ず喜びがある。
幸せがある。
これは、ベートーヴェンからのメッセージであり、町田樹が舞いたかった世界観

ショート フリー合わせて一つのプログラム 一つの人生

これこそアーティストとして、アスリートとして演じたかった町田樹の世界

これこそ「極北」

すごい世界
今年のマッチは凄すぎる

そして、マッチがどんどんイケメンになっていく
自信が顔に現れてきたって感じ

人間ってホント成長する生き物なんだなあ

羽生結弦の「オペラ座の怪人」の幕開けが待ち遠しくて仕方ない


町田樹 新プログラムは「極北」

2014-10-19 10:08:39 | フィギュアスケート
今月25日から始まるフィギュアスケートグランプリシリーズ


第一戦は「スケートアメリカ」
氷上の哲学者町田樹が出場

町田樹の新プログラム

ショートプログラム
ナイジェル・ヘス作曲の「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」

フリープログラムはベートーベンの「第九交響曲」


極北というテーマをかかげた。

「極限まで達する」の意味もあり、構想2年という「極北(きょくほく)」
「ショートは悲恋の極北、フリーはシンフォニックスケーティングの極北。意味は演技を見て解釈してほしい」とのこと

マッチやるなあ
早く、その世界観を感じたい
今回ボーカル入り解禁で合唱の部分も入っているみたいだし。楽しみ

「ベートーヴェン交響曲第九番」は、大好きな曲
私は、今年合唱する予定もあり、今一番心に入り込んでいる曲

ドイツの詩人シラーの「歓喜に寄す」を曲にのせたかったベートーヴェン
長年の夢を、最後の「交響曲9番」で実現
これってまさしく極北

いつ引退しても悔いがないとの心意気なのか、それとも極限まで作品を磨きあげたいという心意気なのか。

町田樹の心の中は誰にもわからない。
もう作品を観て、自分で感じるしかない

もうグランプリシリーズが待ち遠しくてしかたない


今1番行きたいコンサート
ちょっと日程の都合で無理そう
バレエ 合唱 シンフォニー全て揃った
「ベートーヴェン第九」



世界的マエストロ、ズービン・メータ指揮によるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏に、藤村実穂子はじめとする独唱ソリストと栗友会の合唱が加わり、人類の遺産ともいうべき楽聖ベートーヴェンの傑作を一体となって奏でる舞台

行きたい

かぜのでんわ 大槌からあの空へ

2014-10-16 21:20:29 | 日記
岩手県大槌町にある「風の電話」
線はつながっていない



大槌町吉里吉里

会えなくなってもしまった人に、空に向かって心の中からそっと伝える電話ボックスがある事を知ったのはついこの頃


この話をもとに描かれた絵本
いもとようこ作「かぜのでんわ」

読んでいて、泣けて 泣けて

切なくて切なくて
温かくって
心がポカポカして


限りある命の中で
みんなその時々 その瞬間 を生きてきて


この本に出会って、「千の風になって」の歌が離れなくなってしまって。

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています



被災地大槌町
私も、ここで生活していた親しい人たちとの別れがあった。

新芽がでる頃 この地を訪れ、この電話から 空に向かってお話したいと思う

「ありがとう。お元気ですか?」


心の復興
子供たちに音楽をと 「エルシステマ」が大槌町でスタート

ふるさと科 大槌町内の小、中学校で、全国に例を見ない取り組みが進んでいる。子どもたちに、震災で失われた郷土を見つめ直してもらい、復興への力にしたいらしい。2015年4月に完全導入される予定みたい


その反面、高台に新設予定の小中一貫校「おおつち学園」(仮称)は、資材の高騰 人手不足の為、開校が当初の予定より半年以上遅れる事になったらしい
復興公営住宅の建設も進んでいない。


2020年オリンピックに向けて建設ラッシュになり、21年ぶりの資材高騰 、人手不足が続いているとの事

東京が潤う代わりに、被災地が犠牲になるなんてことのないよう願いたい。

「考える人」エルシステマについて

2014-10-07 02:00:53 | 音楽
新潮社発行「考える人」創刊50号
2014年秋号

特集オーケストラをつくろう



この本素晴らしすぎて

エルシステマとは何か
グスターボ•ドゥダメル 独占インタビュー
ベルリンフィルの挑戦
久石譲 インタビュー


ページを開くと八幡平の素晴らしい紅葉

「山と渓谷」と「音楽の友」がコラボしたような一冊

音楽&登山が趣味の私
もうこの本は、私の為に新潮社さんが発行してくれたのかと勘違いしてしまうほどドンピシャな内容ばかりで、読むのがもったいくらい

エルシステマとは、無料で楽器を習え、無料で楽器を借りることができ、無料でオーケストラ活動に参加できる音楽教室

南米 ベネズエラが発祥地
貧困と犯罪から子供たちを守れ
と立ち上がった社会改革

天才指揮者グスターボドゥダメルベルリンフィルコントラバス奏者 革命家アブレウ その他一流音楽家を育て発展し続けている。

犯罪率が高いベネズエラ
でもここに通っている子が、犯罪に巻き込まれることはほとんどないらしい。

みんなで音楽を奏でるというポジティブな環境に身を置くことにより、犯罪に巻き込まれることを避けられて成長できる

負の連鎖 幸せの連鎖って必ずある。

このエルシステマは以前から私も注目していて
震災後、エルシステマジャパンが福島の相馬でスタートしてから、影ながら応援していた。

今年5月
国内2番目に選ばれたのは岩手県大槌町
もうびっくり。
大槌には、私の親戚がたくさんいて。
身内を含むたくさんの人が被災して

復興もなかなか進まない中、こうやって子供たちが一歩を踏み出していく姿があり。

子供たちの未来があれば、必ず復興はできるはず。

クラシックって、敷居が高いって思われがちだけど
本当は、お金持ちやインテリの人だけのものでなく、みんなのものであるわけで

音楽をみんなで奏でることって、みんなで感動を共有できるってことで

心に響く経験をすると殻を破る勇気がでてくる
って本で読んだこととある

心に響く音楽 芸術心に響く風景 心に響く言葉 心に響く演技 心に響く本

やっぱり人生は感動の連続で



嵐の松本潤さんが、「会ってみたい人」にあげていたグスターボドゥダメル
私のドゥダメル デビューは、来年3月ロサンゼルスフィル@サントリーホール

ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界」
楽しみ