「英雄の生涯」が聴きたくなって何気にチケットぴあ検索したら、このコンサートがでて、たまたま一階席 下手 前の方の席が1枚ポツンと空席があったので勢いでポチり
この何気ないポチりのコンサートには、さまざまドラマがあったのを知ったのは、演奏会直前のことでした。
2011年3月14日 読売交響楽団 ソロコンサートマスター 藤原浜雄さんは、リヒャルトシュトラウス「英雄の生涯」の演奏で引退の花道を飾るはずでした。
ところが3月11日の大震災で、コンサートは中止になり、藤原さんはコンサート行うことなく読響を去りました
テレビ朝日開局55周年記念「なんでもクラシック2014」を開催するにあたり(2月6日から2月11日 東京芸術劇場)藤原さんをコンサートマスターにして「英雄の生涯」を演奏しようとの話になったみたいです。リヒャルトシュトラウスは生誕150年を迎えてます
でも読響はシーズン中
そんな中様々な人が立ち上がり、たった一日 2時間のために、17のオーケストラ、団体の25名のコンマス、首席、元首席が 、100名集結したのです
彼の人徳が、みんなを引き寄せたのだと思います。
前半は、ベートーヴェンピアノ協奏曲第5番 「皇帝」
ピアノは モナ 飛鳥 オット
はだしのピアニスト アリス サラ オットの妹で アリスが「情熱大陸」に出演した時にちょこっと出てたので、知ってました。彼女もはだしに近いような感じで、スパッツなのかバレエシューズなのか
彼女の内なる音に感動しちゃいました。
ピアノを弾く姿はアリスサラ オットそっくり
これから色んな色に染まって成長していくんだろうな。
姉妹でのジョイントコンサート実現してほしいな
そしていよいよ「英雄の生涯」
最初にアナウンサーが、曲の解説してくれて
すごく演奏に入り込めました。
この曲は、私のベスト5に入る大好きな曲で シュトラウス自身の生涯を描いていると言われていますが、藤原さんの演奏聴いてたら、彼自身の「英雄の生涯」とかぶっちゃて。ウルウルきてしまいました
シュトラウス自身は「この曲は自分自身であり、違う」と‥‥
うーん なんとなく少しわかったかも
隣の山本友重さん(都響コンマス)が最後のページをめくると、藤原さんの肩が震えた様に見えました。
やっぱり演奏会は「一期一会」
私自身、すごいドラマの最終回に出演できたような気がして
今日の幸運に感謝です。
やっぱり演奏会は中毒になります^o^
指揮 ケン デイヴィッド マズア
ソロコンサートマスター 藤原浜雄
ピアノ モナ=飛鳥 オット
演奏 R シュトラウス生誕150周年記念
英雄の生涯オーケストラ