私が水と環境のことをもっと知りたいと思ったのは、カール・ハイアセンの小説「復讐はお好き?」を読んだのが切っ掛けです。物語は主人公の女性が、結婚記念日のプレゼントに豪華船の船旅を、偽化学者の旦那にプレゼントされた事から始まります。この頭のよろしくない旦那が、莫大な遺産を受け継いだ主人公を夜の海に投げ落とすんです。ところが、主人公は、大学時代水泳部の副キャプテンをしていたぐらい、水泳の達人だったものですから、奇跡的に助かります。そこからこの小説の題名にあるイタズラっぽい復讐劇が展開していきます。勿論、物語はフィクションですが、舞台となったフロリダのエバーグレーズ国立公園の水質汚染と破壊は紛れもない事実です。アメリカ政府はエバーグレーズに80億ドル投入して再生しようとしています。一箇所だけならアメリカにとっては、国防費に比べたら大した金額ではないかも知れません。ですが、エバーグレーズだけが特別に汚染されたとは思えません。これからどんどん不都合な真実を知らされることになります。環境に対する配慮を欠いて、大金持ちになった経営者が亡くなった後に。事業に成功して大金持ちになった名声と、環境を破壊したという悪名と次世代の人達はどう評価するのでしょうか。同じ時代に生きている私達大人には評価する資格はないと思います。
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