八月六日は広島に原爆が投下された日。私はその当時２歳ですから何にも分かりませんでしたが、もの心ついた頃、この悲惨な事実を知って、戦争の理不尽さに体が震えて止まりませんでした。戦後、二度と戦争をしない誓いをたてて、それでも広島と長崎の原爆を投下したアメリカへの怨念を心の奥底にしまって、私達の先輩たちは、欧米の列強国に負けないくらいの発展を遂げて下さいました。現在の飽食の時代には考えられない飢餓に苦しみ、それでも名もない辛酸を嘗めつくした人達が、今日の繁栄をプレゼントして下さったのです。その人達がお年を召されて、やっと一息ついたら、後期高齢者医療保険制度で邪魔者扱いされると想像されたでしょうか。今の若い人達には、先の話に思えるかも知れませんが、この国の為政者が、国民の目線で、国民の幸せを一番に考えるとはとても思えませんから、益々、格差が広がって、殺伐とした社会が待っていると覚悟しておいた方がいいかも知れません。一昨日から東京で、TONTUUのデモンストレーションを５人の方に行って来ました。皆さん、日本を引っ張ってこられた錚々たる方達で、逆にいろんなアドバイスを戴きました。皆さん、最初は半信半疑、私が辞する頃には、このソフトの凄さを実感されていました。勿論、使い方、運営方法に新しいスキームを考えなければなりませんが、きっと、高齢者の方達の未病の一助になるものと信じております。
