公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

親の見栄で勉強を強いる

2010-05-25 | 現在の教室運営
先日、あるとても正直な保護者から
「この子ができないことが多いと、私が母親として失格なように見られる気がしてついつい、
あれもこれもと思ってしまう・・・・・子どもは親のアクセサリーではないとアタマではわかっているつもりなのですけれど・・・・」
なんて相談を受けました。
くもん教室だった頃は、ここまで真っ正直にいわれる方には会わなかったのですけれどね。

子どもが好きでもないのに、親の見栄で塾に通わせるなんて、
子どもの身になったら可哀そうじゃないの、
もっとのびのびと好きなようにさせてあげたら?

外野、親戚や祖父母などからそんなことを言われて傷つくお母さんも
結構いるようです。

さてそこで。
お母様が、自分の見栄でこどもに学習を強いるのは間違い、でしょうか。
確かに動機としては不純かもしれません、学習ということは本来当人が自分自身のためにすることであり、
親はその手助けをする立場ですからね。
でも、
子ども自身は、どうすること・何をすることがオトナになってからの自分自身のトクになるかということは、子どものうちはわかりません。

ただ、どこにでも通用する学力があるということは、いかなる場合でも決して損にはならないのです。
ですから、親の見栄であれなんであれ、他人より多く学習するチャンスを与えてもらえるということは、
今現在は親が喜ぶからというやらされ学習であるとしても、
本人にとってはおトクです。
ということで、親の動機はどうあれ、子どもにとってもメリットのあることなのですから一石二鳥。

一つだけ、注意事項があるのは、「喜び、褒める」ということ。
そのツボさえはずさなければ、こどもはやがて、自分のために勉強するようになります。

と、まあ、
うちの教室だよりから抜粋。


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