公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

学力テスト実施

2009-04-10 | 現在の教室運営
恒例の、春の学力テストを実施しました。
見慣れない問題形式ばかりなので、皆、苦戦。
でも、公文のころの標準学力テストを思い出して
『いいもんね、アフターケアが、教室内でできるんだから』

去年も同じようなことを書いたような気がするのですけれど。

ただ、今年は、国語に比べてずっと算数のできが悪いように思えます。
単純な計算問題はごくわずかで
ガウデイァで扱っているような問題がほとんどなのです。
うちの教室でも、公文と同様に
小学生の算数は計算課題がメインなので、
この結果だけをみると、ガウディアのテキストの方が良いように思えてしまいがちです。

でも、そこでオタオタしないで済むのが、個人塾のよいところ。
これから夏に掛けて(六年生は秋頃まで)
日頃の計算プリントに毎回プラス1枚、計算以外のテキストを追加していきます。
市販のものや、塾向けテキストその他から、独自の問題集を用意してあるのです。

冬休み明けからそういうのをさせておけば
今回のテストでもいくらか増得点は可能だったでしょうけれど
学校での授業内容の定着度を知りたいので、事前の練習はしないことにしています。
別に内申書に記載されるわけでもなく、個別にサポートする為のテストですから
必ずしも高得点でなくともいいのです。

公文のころには、教室でのサポートができなかったので
親に『ここと、ここができていません』と報告できるだけでした。
結果として、
≪公文だけじゃ、ダメなのよね≫と思わせてしまうことにつながりかねず
『学力テストなんてしない』というお仲間も多かったものです、
今はどうなのか知りませんけれど。

やりっぱなしのテストなんて、入試以外は、意味がない・・・・
学校内や塾内では、生徒選抜をするわけではないのですものね。
テストを受けた子自身に、還元できるサービスつきでないとね。



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