八年もお付き合いしている保護者から、相談。
「二番目の子が宿題の取り掛かりが非常に悪く、毎日大変なのを見て
夫がオーバーワークなのではないか、やめさせたらどうだと言い出したので、しばらく休会したいのですが」
八年も付き合っているというのは、勿論、上の子の幼児期からの付き合いだから。
そして六年生の上の子は、現在問題なし。下の子はまだ三歳で未入会。
問題の子は二年生で、三人兄弟の真ん中で兄・弟に挟まれた女の子ですが
教室でもここ半年ほど、学習状況が悪化してきていました。
二ヶ月ほどはおきまりの
「頭が痛い・・・・おなかが痛い・・・・・」
夏休みにはそこそこ元気にやれていたのですけれど、学校が始まり
帰宅後お友達と遊びに出かけることが増えてから、宿題をとても面倒がるようになったとか。
最近、二年ほど前に始めたピアノもやめて、水泳に通い始めたところだそうです。
遊びから帰って来た後、「宿題をしなさい」というと決まって
「いま○○しているから、あとで」
しばらくして聞いて見ると、また「まだ。あとで」
しばしば怒ることになるので、その様子を夫がうるさいと言い出してしまったということ。
よくあることですね。
こういうとき、私は言葉をつくして学習継続を勧めます。
なによりも「いやになったらやめていい」ということをコドモに教えてはいけないからです。
真剣にわが子のことを考え、将来のことを想像するアタマを持った保護者ならば
たいてい納得してくれます。
親の方がコドモのゴネに負けてはろくなことにならないし、
先々そういう子は、「あのときやめさせたから・・・・」と必ず
親の責任のように言い出すのは目に見えているからです。
極論かも知れませんけれど
現代の世に、フリーターだのアルバイターだのが多く、
不況の続く現在でも入社後三ヶ月、半年程度で辞める若者が多いというのも
子どもの頃に「イヤになったらやめていい・いやなことはしなくていい」教育を受けてきた結果ではないかと思うのです。
その都度やめていたのでは、イヤになった時を乗り越える技術は身につけようがありませんから、社会に出ても、「やめる」事しかできないわけで・・・・
宿題の量を減らしたり、レベルを下げたり、様々な対応をしますけれど
本人は「やめたい」わけですから、ゴネ続けるのは変わりません。
唯一つ、親が毅然とした態度を取れるかどうかにかかっているのです。
で、
親が凌ぎ切れれば、コドモはワガママが通じないことを学び
いやなことをイヤでなくする為にはどうしたらいいかということを考え始めます。
そうなれば、あとはどんどん伸びていきます。
でもそうなる前に、これまでに
「いやなことはやらなくていい」経験が多ければ多いほど、ゴネ期間は長くなり
親の大変さも続くわけです。
今回のご相談の場合、上の子で成功しているので
おそらく、わがまま娘の矯正には間に合うと思われます。
我が強い、自己主張をはっきりする子は、私は好きです。
けれど、それとワガママは別。
やるべきことはやった上で、言いたいことはどんどん言いなさいという主義です。
各種教材も、学年を超える学習も、
私にとってはコドモを鍛える手段の一つです。
社会にでて、自立して生活していける人間に育てること。
高い学力、高学歴はそのために有利だから、お得よ、ということです。
とはいえ。
私の子ではありませんから、親がこれ以上は無理というのであれば
さっさと手を引きます。
「二番目の子が宿題の取り掛かりが非常に悪く、毎日大変なのを見て
夫がオーバーワークなのではないか、やめさせたらどうだと言い出したので、しばらく休会したいのですが」
八年も付き合っているというのは、勿論、上の子の幼児期からの付き合いだから。
そして六年生の上の子は、現在問題なし。下の子はまだ三歳で未入会。
問題の子は二年生で、三人兄弟の真ん中で兄・弟に挟まれた女の子ですが
教室でもここ半年ほど、学習状況が悪化してきていました。
二ヶ月ほどはおきまりの
「頭が痛い・・・・おなかが痛い・・・・・」
夏休みにはそこそこ元気にやれていたのですけれど、学校が始まり
帰宅後お友達と遊びに出かけることが増えてから、宿題をとても面倒がるようになったとか。
最近、二年ほど前に始めたピアノもやめて、水泳に通い始めたところだそうです。
遊びから帰って来た後、「宿題をしなさい」というと決まって
「いま○○しているから、あとで」
しばらくして聞いて見ると、また「まだ。あとで」
しばしば怒ることになるので、その様子を夫がうるさいと言い出してしまったということ。
よくあることですね。
こういうとき、私は言葉をつくして学習継続を勧めます。
なによりも「いやになったらやめていい」ということをコドモに教えてはいけないからです。
真剣にわが子のことを考え、将来のことを想像するアタマを持った保護者ならば
たいてい納得してくれます。
親の方がコドモのゴネに負けてはろくなことにならないし、
先々そういう子は、「あのときやめさせたから・・・・」と必ず
親の責任のように言い出すのは目に見えているからです。
極論かも知れませんけれど
現代の世に、フリーターだのアルバイターだのが多く、
不況の続く現在でも入社後三ヶ月、半年程度で辞める若者が多いというのも
子どもの頃に「イヤになったらやめていい・いやなことはしなくていい」教育を受けてきた結果ではないかと思うのです。
その都度やめていたのでは、イヤになった時を乗り越える技術は身につけようがありませんから、社会に出ても、「やめる」事しかできないわけで・・・・
宿題の量を減らしたり、レベルを下げたり、様々な対応をしますけれど
本人は「やめたい」わけですから、ゴネ続けるのは変わりません。
唯一つ、親が毅然とした態度を取れるかどうかにかかっているのです。
で、
親が凌ぎ切れれば、コドモはワガママが通じないことを学び
いやなことをイヤでなくする為にはどうしたらいいかということを考え始めます。
そうなれば、あとはどんどん伸びていきます。
でもそうなる前に、これまでに
「いやなことはやらなくていい」経験が多ければ多いほど、ゴネ期間は長くなり
親の大変さも続くわけです。
今回のご相談の場合、上の子で成功しているので
おそらく、わがまま娘の矯正には間に合うと思われます。
我が強い、自己主張をはっきりする子は、私は好きです。
けれど、それとワガママは別。
やるべきことはやった上で、言いたいことはどんどん言いなさいという主義です。
各種教材も、学年を超える学習も、
私にとってはコドモを鍛える手段の一つです。
社会にでて、自立して生活していける人間に育てること。
高い学力、高学歴はそのために有利だから、お得よ、ということです。
とはいえ。
私の子ではありませんから、親がこれ以上は無理というのであれば
さっさと手を引きます。