インドに4000億円借款、首脳会談で合意へ
【ニューデリー=酒井圭吾】安倍首相とインドのモディ首相が12日にニューデリーで行う首脳会談での合意内容の概要が分かった。
インド西部のムンバイ―アーメダバード間で計画中の高速鉄道に日本の新幹線方式を採用するほか、アーメダバードやチェンナイの地下鉄整備などに今年度4000億円規模の円借款を行うなど、対印経済協力の強化が柱だ。
会談で安倍首相は、日本の民間企業のインド進出を促すため、日本貿易保険と国際協力銀行(JBIC)が1・5兆円分の投資の支援を行う方針を表明する。地下鉄整備については、アーメダバードで約820億円、チェンナイで約200億円の円借款を供与する交換公文を締結する。両首相は車両や信号通信の技術協力など、鉄道の近代化に関する覚書を交わすほか、デリー―ムンバイなど主要都市間の交通網整備の支援に向けた投資環境の整備でも一致する見通しだ。
【ニューデリー=酒井圭吾】安倍首相とインドのモディ首相が12日にニューデリーで行う首脳会談での合意内容の概要が分かった。
インド西部のムンバイ―アーメダバード間で計画中の高速鉄道に日本の新幹線方式を採用するほか、アーメダバードやチェンナイの地下鉄整備などに今年度4000億円規模の円借款を行うなど、対印経済協力の強化が柱だ。
会談で安倍首相は、日本の民間企業のインド進出を促すため、日本貿易保険と国際協力銀行(JBIC)が1・5兆円分の投資の支援を行う方針を表明する。地下鉄整備については、アーメダバードで約820億円、チェンナイで約200億円の円借款を供与する交換公文を締結する。両首相は車両や信号通信の技術協力など、鉄道の近代化に関する覚書を交わすほか、デリー―ムンバイなど主要都市間の交通網整備の支援に向けた投資環境の整備でも一致する見通しだ。