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貧困は人が作ったもの、人類の行動によって根絶できる」
ビル・ゲイツがネルソン・マンデラ記念講演に登壇ビル・ゲイツ氏が、2016年7月17日に南アフリカ・プレトリア大学で行われた「ネルソン・マンデラ記念講演」に登壇。
アフリカから貧困をなくすための現在の取り組みや今後必要なチャレンジについて語りました。
ネルソン・マンデラ氏との出会い
ビル・ゲイツ氏 ありがとうございます。みなさんこんばんは。グラサ・マシェル氏、デラレイ教授。そしてマメロディの家族、友人、各高官。
ネルソン・マンデラの名を冠した講演ができるなんて、これ以上の名誉はありません。“共生”という今年の講義のテーマにもとても興味深く思っております。
“共生”とはまさにピッタリな言葉です。なぜならネルソン・マンデラの人生そのものだからです。彼が戦ったシステムはその反対側にありました。人々を分離し、表面上の違いが人類の共通性より重要というものです。
今日も南アフリカの人々は共生のためにおおいに闘争していますが、理想にこの上なく近づきつつあります。なぜならネルソン・マンデラやその他の人々が南アフリカの誓いを信じているからです。
(会場拍手)
ネルソン・マンデラがロビン島に送られた時、私は9歳でした。学校で彼を習った私は夜のいつものアパルトヘイトのニュースを思い出していました。
私が初めて彼と話したのは1994年で、南アフリカの選挙のファンドを助けてほしいということでした。私は当時マイクロソフトを経営しソフトウェアに従事していましたが、彼を慕い、またこの選挙は歴史的になるとわかっていたので、助けることにしました。
私の南アフリカへの初めての旅は1年前の1993年で、妻のメリンダと東アフリカへの旅行の時でした。
景色もきれいで人もフレンドリー、しかし貧困はというと、私たちが初めて目の当たりにしたときでもあるのですが、不快なものでした。そして、やる気にさせました。
アフリカの一部は貧困だというのはわかっていましたが、そんな抽象化は不正に変わります。私たちは事実を無視できませんでした。メリンダと私は、慈善活動に富を分け与えるだろうことをわかっていましたが、明らかな不公平を目にし、いかに早く行動し始めるかについて考えました。
この緊急の感覚が、マイクロソフト代表として初めてヨハネスブルグを訪れる1977年の旅に拍車をかけました。
マンデラ氏の子供はエイズで亡くなった
ほとんどの時間をビジネスミーティングで街の裕福なエリアで過ごしましたが、マイクロソフトがコンピュータを寄付しているソウェトにも行きました。
今とは違い、当時のソウェト訪問は、いかに自分の暮らしてきた快適な世界の外を知る必要があるかを教えてくれました。
コミュニティセンターに入ると、電気が無いことに気がつきました。私が寄付したコンピュータを起動するために、彼らは延長コードを組み立てディーゼル発電機に接続していました。発電機が重要なものだということにすぐ気づきました。
このテクノロジーのギャップの重大さと同時に、これだけがすべてではないことも知りました。コンピュータは人を助けることができ、またそれがこの大陸の生活の進化にもなるということでした。しかしコンピュータだけでは病気を治したり子供を助けられません。また、コンピューターがつかなければ、それらはままなりません。
その後メリンダと私は基金を始めました。なぜなら待つ時間のコストはもう明らかだったからです。
私たちのアイデアはシンプルです。どこの誰であろうと、健康で生産的な生活を送るべきというものです。
この問題の学習と、人々がチャンスを掴むための助けの最大化について15年考えてきました。
ネルソン・マンデラを個人的に知ったのは、基金のため定期的にアフリカを訪れ出したときでした。私たちの基金の初仕事はエイズについてでした。ネルソン・マンデラはアドバイザーであり、インスピレーションの元でもありました。
私たちが話した1つに、エイズのスティグマがありました。2005年に彼の子供がエイズで亡くなったことははっきり覚えています。彼の子供の死の原因について黙っているのではなく、ネルソン・マンデラは公表しました。なぜなら病気を止めるには、恐れと恥に打ち勝つことが必要だと彼は知っていたからです。
ネルソン・マンデラの遺志を思い出すことは重要であり、そうできる機会を私はすばらしく思います。
アフリカの真の進歩とは
彼は未来について考えていました。人が未来をよくできると信じていました。これからの話ではそこに着目したいと思います。
南アフリカはどう変わるか? アフリカはどう変わるか? 世界はどう変わるか? そのために私たちはどうすべきか?
2000年に国連に採用されたミレニアム・ディベロップメント・ゴールズ(MDGs)は基金を設立しました。それは過去15年でアフリカを含む世界に大幅な進歩を達成させたものです。
最近それと変わったサステナブル・ディベロップメント・ゴールズは、みなが望む世界を作るため、より野心的なターゲットを設定しました。
進歩について話す時、私はいつも子供の生存から話します。なぜなら子供の生存は社会の価値の基本的な指標だからです。
1990年より、サブサハラアフリカでの子供の生存率は54パーセントまで向上しました。25年前に比べ、死ぬ子供が毎年百万人少ないということです。10のアフリカの国が野心的なMDGsを達成し、3分の2まで子供の死亡率を減少させました。
それと同時に、貧困と栄養不足の指標は下がりました。過去数年で経済成長こそ伸び悩んだものの、多くのアフリカ国家は10年前に比べ大きな力を持つようになりました。これは真の進歩です。
しかしこれだけがアフリカの物語のすべてではありません。まず、進歩は均等ではありません。南アフリカではよく知られたことだと思います。
去年のネルソン・マンデラ記念講義では、フランスの経済学者トーマス・ピケティが、南アフリカでの収入の不平等についてこう言いました。「世界のたいていの場所より高い」。
一般的に、アフリカ諸国はほかの大陸より不平等率が高いです。順調なGDP成長率に関わらず、ほかの国が参入していません。不平等は、国内、そして国と国との間に存在しています。進歩がすべての人に行き届くまで、共生の誓約は曖昧なままです。
HPホームページ
http://airmitsuo.jimdo.com/
ビル・ゲイツがネルソン・マンデラ記念講演に登壇ビル・ゲイツ氏が、2016年7月17日に南アフリカ・プレトリア大学で行われた「ネルソン・マンデラ記念講演」に登壇。
アフリカから貧困をなくすための現在の取り組みや今後必要なチャレンジについて語りました。
ネルソン・マンデラ氏との出会い
ビル・ゲイツ氏 ありがとうございます。みなさんこんばんは。グラサ・マシェル氏、デラレイ教授。そしてマメロディの家族、友人、各高官。
ネルソン・マンデラの名を冠した講演ができるなんて、これ以上の名誉はありません。“共生”という今年の講義のテーマにもとても興味深く思っております。
“共生”とはまさにピッタリな言葉です。なぜならネルソン・マンデラの人生そのものだからです。彼が戦ったシステムはその反対側にありました。人々を分離し、表面上の違いが人類の共通性より重要というものです。
今日も南アフリカの人々は共生のためにおおいに闘争していますが、理想にこの上なく近づきつつあります。なぜならネルソン・マンデラやその他の人々が南アフリカの誓いを信じているからです。
(会場拍手)
ネルソン・マンデラがロビン島に送られた時、私は9歳でした。学校で彼を習った私は夜のいつものアパルトヘイトのニュースを思い出していました。
私が初めて彼と話したのは1994年で、南アフリカの選挙のファンドを助けてほしいということでした。私は当時マイクロソフトを経営しソフトウェアに従事していましたが、彼を慕い、またこの選挙は歴史的になるとわかっていたので、助けることにしました。
私の南アフリカへの初めての旅は1年前の1993年で、妻のメリンダと東アフリカへの旅行の時でした。
景色もきれいで人もフレンドリー、しかし貧困はというと、私たちが初めて目の当たりにしたときでもあるのですが、不快なものでした。そして、やる気にさせました。
アフリカの一部は貧困だというのはわかっていましたが、そんな抽象化は不正に変わります。私たちは事実を無視できませんでした。メリンダと私は、慈善活動に富を分け与えるだろうことをわかっていましたが、明らかな不公平を目にし、いかに早く行動し始めるかについて考えました。
この緊急の感覚が、マイクロソフト代表として初めてヨハネスブルグを訪れる1977年の旅に拍車をかけました。
マンデラ氏の子供はエイズで亡くなった
ほとんどの時間をビジネスミーティングで街の裕福なエリアで過ごしましたが、マイクロソフトがコンピュータを寄付しているソウェトにも行きました。
今とは違い、当時のソウェト訪問は、いかに自分の暮らしてきた快適な世界の外を知る必要があるかを教えてくれました。
コミュニティセンターに入ると、電気が無いことに気がつきました。私が寄付したコンピュータを起動するために、彼らは延長コードを組み立てディーゼル発電機に接続していました。発電機が重要なものだということにすぐ気づきました。
このテクノロジーのギャップの重大さと同時に、これだけがすべてではないことも知りました。コンピュータは人を助けることができ、またそれがこの大陸の生活の進化にもなるということでした。しかしコンピュータだけでは病気を治したり子供を助けられません。また、コンピューターがつかなければ、それらはままなりません。
その後メリンダと私は基金を始めました。なぜなら待つ時間のコストはもう明らかだったからです。
私たちのアイデアはシンプルです。どこの誰であろうと、健康で生産的な生活を送るべきというものです。
この問題の学習と、人々がチャンスを掴むための助けの最大化について15年考えてきました。
ネルソン・マンデラを個人的に知ったのは、基金のため定期的にアフリカを訪れ出したときでした。私たちの基金の初仕事はエイズについてでした。ネルソン・マンデラはアドバイザーであり、インスピレーションの元でもありました。
私たちが話した1つに、エイズのスティグマがありました。2005年に彼の子供がエイズで亡くなったことははっきり覚えています。彼の子供の死の原因について黙っているのではなく、ネルソン・マンデラは公表しました。なぜなら病気を止めるには、恐れと恥に打ち勝つことが必要だと彼は知っていたからです。
ネルソン・マンデラの遺志を思い出すことは重要であり、そうできる機会を私はすばらしく思います。
アフリカの真の進歩とは
彼は未来について考えていました。人が未来をよくできると信じていました。これからの話ではそこに着目したいと思います。
南アフリカはどう変わるか? アフリカはどう変わるか? 世界はどう変わるか? そのために私たちはどうすべきか?
2000年に国連に採用されたミレニアム・ディベロップメント・ゴールズ(MDGs)は基金を設立しました。それは過去15年でアフリカを含む世界に大幅な進歩を達成させたものです。
最近それと変わったサステナブル・ディベロップメント・ゴールズは、みなが望む世界を作るため、より野心的なターゲットを設定しました。
進歩について話す時、私はいつも子供の生存から話します。なぜなら子供の生存は社会の価値の基本的な指標だからです。
1990年より、サブサハラアフリカでの子供の生存率は54パーセントまで向上しました。25年前に比べ、死ぬ子供が毎年百万人少ないということです。10のアフリカの国が野心的なMDGsを達成し、3分の2まで子供の死亡率を減少させました。
それと同時に、貧困と栄養不足の指標は下がりました。過去数年で経済成長こそ伸び悩んだものの、多くのアフリカ国家は10年前に比べ大きな力を持つようになりました。これは真の進歩です。
しかしこれだけがアフリカの物語のすべてではありません。まず、進歩は均等ではありません。南アフリカではよく知られたことだと思います。
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・スマホかパソコンを持っている。
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をするだけになります。
たったそれでだけで
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簡単な起動テストをするだけで、
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【クイズ】金髪のオッサンを探せ! JR渋谷駅前編vol.2 / 真面目に考えると腹立つよはい! 真面目に考えると腹立つクイズの時間がやって参りました。ぜひともこのクイズは、仕事中に挑戦して頂きたいです。きっと忙しくてそれどころじゃない!! と思っている人も多いでしょう。そんな時に、このクイズに挑戦すれば、ますます忙しくなるに違いないでしょう。
さて、さっそく問題です。東京・JR渋谷駅前の交差点の写真、このどこかに当編集部のせいじ中澤がいます。どこにいるでしょうか? 以前の問題のように、撮影者(佐藤)の隣にいるとかではありません。マジでどこでしょうか?
・人だらけの渋谷駅前交差点
東京・JR渋谷駅前の交差点は、いつでも人だらけ。そのなかでせいじ中澤を見つけ出すのは至難の業かもしれません。しかしそうであればこそ、クイズに挑戦し甲斐があるというものでしょう。ぜひとも、皆さんには正解して欲しいと願っております。ちなみにせいじ中澤は金髪メガネ男です。
・パッと見てわかった! という人は嘘つき
この写真をパッと見て、「ここだ!」とわかったら素晴らしい! 奇跡的な視力の持ち主かもしれない。もしくは嘘つきです。だって、目視で確認できないんだもの。それでも探すという人はがんばってください! 心の底から応援しています。諦めて答えを見るという人は、賢明だと思います。心の底から尊敬します。
「ココナッツしか食べてはいけない」ベトナム戦争中に隆盛を誇った謎宗教野球と宗教の話はするな、とはよく言われる言葉だ。
とくに今のご時世、とくに3つめには慎重さが求められるのかもしれない。
だが今回は、とある宗教について大っぴらに書いてみたい。
いや、本当に宗教と呼べるのか、その判断は皆さんに委ねたいと思う。
その名前は、「ココナッツ教」という。
ベトナムにかつて存在した、ココナッツしか食べてはいけない宗教(!?)だ。
教義はひとつ、「ココナッツだけ食べて世界平和を目指そう」
ココナッツ。日本では馴染みの薄い果物かもしれないが、筆者の住むホーチミン市では街を歩けばすぐにぶつかる。路上にはリヤカーに山積みにしたココナッツが一個30~40円で売られ、観光エリアでは天秤棒を肩に掛けた行商人が観光客にココナッツを高値で売りつける。ほのかに味のあるココナッツ・ウォーターは電解質が豊富に含まれ、天然のスポーツドリンクだとも言われている。ココナッツしか食べてはいけないとはー、まるでバラエティ番組の企画のような教義を掲げるこの宗教は、仏教・儒教・道教の3つの宗教をベースとしているが、お経を唱えたり木魚を叩いたりなどそれらしい行為は一切しない。ただただ、ココナッツ以外は食べ物を口にすることはおろか、塩や砂糖などの調味料も使ってはならず、水でさえもココナッツ・ウォーターを代用という徹底ぶり。教祖に至っては、毎夜ココナッツの木の上で座禅を組み寝るという。それが一体どのように世界平和につながるかは、(ココナッツ教の)神のみぞ知るだ。
1963年に、グエン・タム・ナム氏によってベトナム南部のメコンデルタ(メコン河の三角州)で開かれたこのココナッツ教。1910年に良家の息子として生まれた彼は、当時のベトナムを植民地支配していたフランスへ渡り9年間の留学を経て帰国。世間ではエリートと呼ばれる立場にあったが、自ら興した事業に失敗し、35歳で仏教徒としての18年の修行の末に53歳でココナッツ教を開いた。この宗教、ベトナム語で調べてもほとんど情報が出てくることはなく、ベトナムではほぼ知名度がゼロに近しい存在だと思われる。
総本山跡地は外国人向け観光ツアー…の、オマケ的存在
ココナッツ教の総本山跡地はメコンデルタにあるフーン島と呼ばれる小島に今でも存在しており、現地のツアーに参加すると訪れることができる。しかし、地元のツアー会社に管理されているもののところどころサビが目立ち、ランチ休憩のついでに寄るためツアーによっては説明されることもなく、珍妙な遊園地の廃墟にしか見えない。「変な施設があるなぁ」くらいにしか思わずとも無理はないだろう。
なお、地元の人にとってもその存在は「小耳に挟んだ程度」だそうで、ココナッツ教の圧倒的知名度の低さが窺える。もしかすると、外国人の方が知っているかもしれない。
とくに今のご時世、とくに3つめには慎重さが求められるのかもしれない。
だが今回は、とある宗教について大っぴらに書いてみたい。
いや、本当に宗教と呼べるのか、その判断は皆さんに委ねたいと思う。
その名前は、「ココナッツ教」という。
ベトナムにかつて存在した、ココナッツしか食べてはいけない宗教(!?)だ。
教義はひとつ、「ココナッツだけ食べて世界平和を目指そう」
ココナッツ。日本では馴染みの薄い果物かもしれないが、筆者の住むホーチミン市では街を歩けばすぐにぶつかる。路上にはリヤカーに山積みにしたココナッツが一個30~40円で売られ、観光エリアでは天秤棒を肩に掛けた行商人が観光客にココナッツを高値で売りつける。ほのかに味のあるココナッツ・ウォーターは電解質が豊富に含まれ、天然のスポーツドリンクだとも言われている。ココナッツしか食べてはいけないとはー、まるでバラエティ番組の企画のような教義を掲げるこの宗教は、仏教・儒教・道教の3つの宗教をベースとしているが、お経を唱えたり木魚を叩いたりなどそれらしい行為は一切しない。ただただ、ココナッツ以外は食べ物を口にすることはおろか、塩や砂糖などの調味料も使ってはならず、水でさえもココナッツ・ウォーターを代用という徹底ぶり。教祖に至っては、毎夜ココナッツの木の上で座禅を組み寝るという。それが一体どのように世界平和につながるかは、(ココナッツ教の)神のみぞ知るだ。
1963年に、グエン・タム・ナム氏によってベトナム南部のメコンデルタ(メコン河の三角州)で開かれたこのココナッツ教。1910年に良家の息子として生まれた彼は、当時のベトナムを植民地支配していたフランスへ渡り9年間の留学を経て帰国。世間ではエリートと呼ばれる立場にあったが、自ら興した事業に失敗し、35歳で仏教徒としての18年の修行の末に53歳でココナッツ教を開いた。この宗教、ベトナム語で調べてもほとんど情報が出てくることはなく、ベトナムではほぼ知名度がゼロに近しい存在だと思われる。
総本山跡地は外国人向け観光ツアー…の、オマケ的存在
ココナッツ教の総本山跡地はメコンデルタにあるフーン島と呼ばれる小島に今でも存在しており、現地のツアーに参加すると訪れることができる。しかし、地元のツアー会社に管理されているもののところどころサビが目立ち、ランチ休憩のついでに寄るためツアーによっては説明されることもなく、珍妙な遊園地の廃墟にしか見えない。「変な施設があるなぁ」くらいにしか思わずとも無理はないだろう。
なお、地元の人にとってもその存在は「小耳に挟んだ程度」だそうで、ココナッツ教の圧倒的知名度の低さが窺える。もしかすると、外国人の方が知っているかもしれない。