
原作版仕様に塗り替えてお披露目 神戸・長田
コバルトブルーに塗り替えられた鉄人28号のモニュメント=神戸市長田区で2016年11月6日午前11時15分、山崎一輝撮影
神戸市長田区の若松公園にそびえる鉄人28号のモニュメント(高さ約15メートル)が、アニメ版に近いブルーグレーから、原作漫画をほうふつさせるコバルトブルーに塗り替えられ、6日にお披露目された。
阪神大震災からの復興のシンボルにと2009年に完成したモニュメントは、7年がたって足などに塗装の傷みが目立ち始め、先月17日から塗り直していた。約20日ぶりに姿を現した鉄人は明るく鮮やかな青色で、神戸市出身で漫画家の故横山光輝さんが描いた原作そっくりだ。
6日にあった記念セレモニーには地元の住民やファンが駆けつけ、鉄人を背に記念撮影をしていた。NPO法人「KOBE鉄人プロジェクト」(長田区)事務局長の岡田誠司さん(57)は「子どもの頃に漫画で読んだ存在感のある鉄人の色に仕上がった」と満足そうだった。【栗田亨】