120年前までは人類未踏の地。地球上で最後に発見された場所はどこ?
人類は約20万年前にアフリカで誕生したとはいうけれど...。
まだ飛行機も地図もない時代、世界中の国や地域がいつどのように発見されたかご存知ですか?
いまでこそインターネットでさくっと検索したり、飛行機でひとっ飛びしたり...約74億人の人々が生活するこの広い地球を探索する手段は豊富にありますが、その一方で何十万年前の人類の化石を調べると、アフリカから近隣の国々、そしてアジアへ、何千年もの時をかけて次から次へユニークな順序で大陸や島が発見されたことがわかります。
たとえばヨーロッパよりも日本のほうが早く見つかったり、オーストラリアが発見されてからニュージーランドが見つかるまで4万年以上かかったり...授業で習わなかった切り口で世界中の国々が発見された歴史をテンポよく紹介してくれるのが、こちらのYouTubeチャンネルRealLifeLoreの動画。
https://youtu.be/HfLVYr38D0Q
多くの主な大陸が見つかったのは数千年前。アフリカから始まり、アジア、オーストラリアとつづき、4万5000年前にはギリシャがヨーロッパで初めて発見されたとしています。人類が北アメリカを発見したのは約2万5000〜4万年前で、当時は陸続きであったため航路よりも辿り着きやすかったと示唆されています。とはいえ北アメリカがポルトガルよりも先に発見されたのはなんとも奇妙な順序...。
ちいさな島々がいくつも発見されたのは、グッと現代に近づいた1450年〜1600年の大航海時代。アフリカ周辺の群島から日本の小笠原諸島まで東西南北、広い地域に到達したことがわかります。
その後もジェームズ・クックなど野心的な探検家によって未発見の小さな島の存在が次々と明らかになるのですが、ひとつだけオーストラリアよりも広大であったにも関わらず、人目につかなかった場所があったといいます。
それは、1820年にロシア人によって発見された南極大陸。しかもこのときは誰も着陸できなかったため、1895年まで南極大陸は人類未踏の地であった可能性が考えられるのです。1781年に発見された天王星よりも後でした...。
どの地域も、他国に発見される前からその歴史が続いていたことは言うまでもありません。とりあえず、人類の歴史は長くて、世界はわたしたちが知っている/想像している以上に広い...ならば、一生のうちにもっともっと探検したいものです。だって、もしかしたら数年後、数十年後にはこういう歴史の話が宇宙レベルで、ほかの惑星との交流がいつ始まった...なんてこの動画のように淡々と語られるようになっていることだってありえなくもないかもしれないのですから。
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