「運転できない、線路を歩いて」車内ため息 京急線朝日新聞デジタル 12日夜、架線切れのため立ち往生した京急の特急に、朝日新聞記者が乗り合わせていた。夕方のラッシュ時で車内は混み合っていたが、けが人はなく、最寄り駅まで線路を歩いて移動したという。 12日午後6時35分ごろ、泉岳寺行きの特急が生麦駅の手前で突然止まり、一瞬、車内の電気が消えて真っ暗になった。電気はすぐ点灯したが、電車は止まったまま。しばらくして「架線の確認をしています、しばらく停車します」とアナウンスが入った。 車内に空席はなく、立っている人も多くいた。緊迫感はなく、乗客は運転再開を静かに待っていたが、一向に再開する様子はない。午後6時50分すぎ、「このまま運転することはできなくなりました。順番に線路に降りて生麦駅前まで歩いてもらいます」と放送が入った。 ため息があちこちでもれ、携帯電話で電話をする人や車内の様子を写真に撮る人もいた。ただ混乱はなく、静かな様子だった。改めて放送が入ったのは、午後7時すぎ。「生麦駅まで歩くので、先頭車両に移動してください」 8両編成の7両目に乗っていたので、線路に降りるまでに20分ほどかかった。線路は暗く、列になってゆっくり生麦駅まで歩いた。100メートルほどだった。駅周辺には何人もの警察官の姿があった。(佐藤善一)引用
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