定禅寺通緑道でワインを 仙台・立町で「立ち飲み」イベント 6店参加、暗さ楽しみバー気分
会場となる定禅寺通の緑道
仙台市青葉区の定禅寺通緑道で15日、ワインを楽しむイベント「立町たちのみ」が開かれる。会場の緑道の南半分は住所が立町で、立町エリアの活性化につなげようと商店主らが企画した。新緑のケヤキ並木の下でバー気分を味わえる。
会場はせんだいメディアテーク付近の緑道で、立町の居酒屋「こうめ」、レストラン「カッフェ・トムテ」、ベーカリー「UP!BAKER」、自家焙煎(ばいせん)コーヒー「バレアリック・コーヒー・ロースター」など6店が出店する。
ワインは赤、白、スパークリング計10種をそろえ、グラス1杯400円から。日本酒やビール、ソフトドリンクも用意するほか、ワインに合う料理、パンなどを販売する。
出店者の手元を照らす以外はあえて照明をつけず、バーのような暗さを楽しんでもらう趣向にした。立ち飲みが基本だが、周辺のベンチで座って過ごすこともできる。
企画したのは、出店者らでつくる「立町たちのみ部」。「たちのみ」には「立町で飲む」との意味も込めた。部長の川嶋吉幸さん(59)は「立町には質の高い飲食店が隠れ家のように点在するが、市の中心部から遠いイメージがある。イベントで1杯飲んだ後は、立町の飲食店に足を運んでみてほしい」と話す