それを何というのか

こういうのを何というだろうか。


せつない

失ってしまったものの

虚無感


得られそうになったところ

からの、

すれ違い。

―２つの円がこすれ合って、円上にいる点はまた離れていく。


そして

交わらない層になったベクトルで、

遠くはないけど、

触れ合うことのない

時を生きる。


”運命のルーレット”

弾かれた玉はどこへ行っただろうか。

とてもスリリングに駆け巡っていく

それは回転しているだけじゃない。

ゲートや番号のある

きらびやかな照明の中を駆け抜けていったはずだった


私はそれを受け入れないでいた



私はいろんなものを受け入れるのが―――恐い。