金の島の釣りキチ日誌

佐渡ヶ島で釣れた平凡な魚をドヤ顔で日々更新予定。

【第三章】好調からの落とし穴

2023-12-10 17:28:38 | 過去の釣行記録編

2021年8月末初めてのシーバスを釣ってから2021年9月中旬までは調子が良かった。

 
良型の初黒鯛


良型のヒラメ


56㎝の初真鯛


こちらも良型黒鯛


50upの真鯛


またまた良型の黒鯛
 
本命のシーバスは連れていないが、良型の魚が定期的に釣れて最高だった。
56㎝の真鯛は、かなり強い引きだったのを覚えている。初めてドラグを出しながらのファイトを体験させてくれた魚だ。無事キャッチできた時は興奮のあまり、すぐOさんに自慢のLINEをした。
そしたら、Oさんも別の場所でほぼ同タイミングに同じサイズの真鯛を釣っていたのだ。クソッ。
 
2021年9月中旬
会社の同期にも釣りをしている奴がいた(ここからNと呼ぶ)。Nは佐渡の人ではなく、転勤で佐渡に来ている人間だ(もの凄くイケメン)。
Nも鱸釣りがメインだが、まだ釣ったことがないのだそう。
そのNと釣りの話をするようになった。
どうやったらシーバスが釣れるか。
どのルアーが良いか、どこにいるかなど二人でよく話し合った。
思い返してみるとこの時が一番純粋に釣りを楽しんでいたかもしれない。
 
2021年10月上旬
Nとも釣りにいくようになり、仕事終わりによく行った。
 
そして自分が落とし穴に落ちる原因となる事件が発生する。
 
その日もNと河川で釣りをしていた。
いつもは9時過ぎに釣りをやめるが、この日がいつもより少し粘った。
22時前今日も釣れないか~と思っていたら、Nの前方でナブラが起きたようなバシャッバシャという音がした。
ルアーをすぐ回収し、Nの方へ向かうと「来た!」と言っていた。
竿がかなり曲がり、結構引いている様子。
なんとか手前まで寄せたので、俺がフィッシュグリップで直接魚を掴みに行った。
すると寄せられてきた魚は90㎝を超えるシーバスだった。
とりあえず、ミスが起きないよう丁寧にグリップで掴み、引きずり上げた。
デカい、初シーバスでランカー。しかも90up。ありえない。
俺は「おめでとう!」と言いつつも、胸中敗北感と悔しさでいっぱいだった。
その後無事蘇生してリリース。釣りも終了。解散した。
自分は悔しさのあまり、30分移動して新たな釣り場へ向かったが、何も釣れなかった。
 
翌日、昨日90upが釣れた場所にNと来た。
30㎝ちょっとのセイゴ
 
釣れたには釣れた。でも釣りたいのは君ではないのだ。
 
しばらく同じ場所にNと通ったが、同じようなサイズばかり。
次第に大きいサイズが釣れないことに焦りが出始める。
ライバル(N)がランカーを釣ったことで、自分も釣らないと負け。という考えに陥り、日々の釣行に余裕が無くなる。
余裕が無なくなったことで、投げるルアーが固執し、巻き速度もどんどん早くなる。
完全に負の連鎖にハマった。
でもこの時の俺はそれに気付かなかった。

【第二章】鱸という魚に出会う

2023-12-10 14:15:30 | 過去の釣行記録編

2021年7月中旬

前回キジハタが釣れた事を現場の休憩時間にOさんに話した。この間まで釣りに興味なかった自分が、10日後には自ら釣りの話をするとは、想像もしてなかった。
その話の流れで、この週末にOさんと釣りに行けることになった。
それに伴いおすすめのルアーを聞いて、購入する事にしたのだが、ハードプラグは高い。Amazonを開いて驚愕した。たかが12㎝くらいのプラスチックの棒が1本2000円だと?
ありえないと思った。それでもあの魚の引きが忘れられない、また味わいたい。と中毒症状にかられ、シマノシャローアサシン99Fを2本ポチった。
その後、地元の釣具屋でima サスケ120裂波も2本購入。
ケースも購入し、そこにルアーを入れてみると謎の満足感。これで準備完了。
 
釣行当日
前日ワクワクして寝付くのに3時間かかったが、準備万端の状態でOさんとの釣行に臨めた。
朝4時集合で、いつもと違う景色の道路に少しテンションが上がった。
いざ釣り場に着くとまだ暗かった。
釣り座にはOさんの弟(ここからはKさんとする)が場所取りをしてくれていた。
挨拶を交わし、明るくなるまで軽く投げながら待つ。今回のターゲットは小型青物、ヒラメ、黒鯛、鱸(シーバス)のどれか。
少し日が出てきて、海面がオレンジ色に。
すると、Kさんの竿が曲がる。
Oさんがすかさず、タモ入れ。
50㎝前後のヒラメだった。凄いなー!と思いながら、自分も釣りたいので、裂波を投げまくっていると自分のルアーにも魚が食ってくる。
 
来たっ!
 
リールをゴリ巻き。
あまりのゴリ巻きに魚が水面に飛び出してスキッピングする。
めちゃくちゃなファイトの結果、フックアウト。
Oさんは40センチあるか無いかくらいのワカシ(ブリの幼魚)だったと。
悔しい。。。
残念ながらその後反応は無くなり、3人で釣りトーク。
今までどんな魚を釣ってきた、リール・ロッドがどうとかこうとかそんな話をした。
そこでルアーメーカーの話に。OさんもKさんもBlueBlueというメーカーが好きで、色々とそのメーカーについて教えて貰った。
それを聞いて当然、自分もBlueBlueに興味が湧き、次買うならBlueBlueのルアーにしてみようと思った。
かなり長時間話し込んでいたが、海の状況も変わらないため終了。
俺は完全に釣りにハマってしまい、仕事・風呂・食事以外の時間はYouTubeやGoogleで釣りの事を調べていた。
BlueBlueのYouTubeを見ているとシーバスが釣ってみたくなった。佐渡のどこに生息しているか分からないが、人に聞いてみたり、調べて、よさそうな場所を探し回った。
 
2021年8月下旬
釣りを始めて約1ヶ月半。イナダやキジハタ、マゴチ時にはエソなんかが釣れてそれなりに楽しい釣りライフを送っていた。
釣りの基礎も徐々にからだに染みついてきて、ノットもどんな時どんな場所でも組めるようになった。
本命のシーバスを釣るために、平日の仕事終わりにも釣りをしていた。
とある平日のナイトゲーム、地元では有名な激流の橋脚下に来た。
とりあえず、明暗部に投げて引いてくるが、流れが強く、シャローアサシンが破綻する。
何回やっても破綻して、釣りにならない。
その時、ふと動画でみた”ドリフト”という方法を思い出したので(ドリフトとはルアーを流して魚にアプローチする方法)の練習してみることにした。
上流側にキャストして、手前のラインを流れに乗せ、ルアーの頭を下流方向に向けさせる(流れがラインを引っ張り、ルアーはそのラインに引かれる)。
橋脚下に出来ている明暗部の手前でルアーを反転(上流方向気味に向け)させる。
 
すると水しぶきが発生する。
 
なんだ?
 
ググッ。
 
来た。と思ったと同時にエラ洗いをする。
シーバスだ!動画みた通りだ!と大興奮した。

この時はもの凄く大きく感じた人生初シーバス
 
動画言ってた通りのやり方で、自分がその方法を駆使して、狙った魚が釣れた。
喜びか?はたまた驚きか?、この時手の震えが止まらなかった事を覚えている。
やっと釣れたんだ。この魚を釣るために釣りを始めたんだ。と感じた。
そして鱸釣りに完全にハマる。