2022年9月中旬
まだ暑い季節だが、8月に比べて少しは過ごしやすくなってきた。
ホームの河川にいつものように通っていた。
釣りを開始して早々に、魚の反応が出た。
黒鯛だ。サイズはまずまずだが、心地いい引きがクセになる。その後も20分おきに反応があった。
どうやらシーバスは留守のようだ。
5匹釣った段階で満足。帰宅した。
翌日もホーム河川に通う。
40㎝が1尾のみ。
逆にこの日は黒鯛が釣れなかった。
2日後、また河川へ。今日は久しぶりにNと来た。
川の状況を見ているとどうやらサヨリパターンが始まっているようだ。
同じ釣り場に通い込むと、ベイトパターンの変化が確認できて面白い。
ボイルが起きるも、ルアーに食わない。
しばらく格闘していると。
流れが効いてきた。自分は橋脚の上流側に立ち、どダウン(橋の中)にキャストしてルアーを引いてきた。
ルアーはアピアのエイチベイト。
ほぼ泳がないが、これがサヨリパターンで有効らしい。
買ったばかりで半信半疑だったが、ルアーを何回か通した時、
ボッゴォンッ!
凄まじいボイル音が橋脚に響く、そしてラインとティップが引き込まれていく。
グググッ
強い。
主導権を握ろうとするが、中々思い通りに魚をコントロール出来ない。
バシャバシャ!と激しいエラ洗いをされる。
バレるなよ、、、、
バシャバシャ、ググーッ。バシャバシャと6発強烈なエラ洗いをされたうえ、走られる。
エイチベイトの針はそこまで強いものでは無い。
針が伸ばされて、バレるかもしれないと不安だったが、ドラグの調整をしつつ、強気にファイトした。ようやく足元まで寄ってきた。デカい。
もしかするとランカーあるかもしれない。
横にいたNが駆けつけてきて、タモを出してくれるが、上手く入らない。そこで、いつかと同じフィッシュグリップで直接掴む方法にした。
Nがリーダーを持ちながら、グリップで掴む。
よし、掴んだ。の一言で肩の荷がおりる。
一息着いて(同時に魚も蘇生して)計測。
体高はあるが、長さ少し足りない。だとしても自己新記録(76.5㎝ 4kg)。ランカーじゃなくて残念。なんて思わなかった。
ただ、あまりに興奮する出来事でしばらく放心状態になった。
名残惜しいが、蘇生も終わったのでリリース。
「ありがとう」
シーバスは優雅に泳いで帰って行った。