うみがめ課の回答表1には矛盾があります。「古賀清掃工場が建設される時、福岡県に下水汚泥をあわせ産廃として処理することを申請していた」ことが記述されています。古賀清掃工場の着工は第二次基本計画に平成13年5月とあります。遅くとも、その時点で、うみがめ課は下水汚泥が産廃(産業廃棄物)であることを知っていたことが推定できます。分からないのは、一般廃棄物処理実態調査の平成29年度実績を作成するまで、なぜあわせ産廃申請後17年間も下水汚泥を事業系一般廃棄物として取り扱っていたかです。
福津市の年間下水汚泥処理量は福津市公共下水道事業会計決算審査意見書に公開されています。この数値を使って、うみがめ課回答表1の検証をしました。しかし、どうしても回答通りには数値が合いません。そのため3月29日福津市に情報公開請求を行い、第二次基本計画の基礎資料を4月12日に入手しました。数値は一致しましたが、新たな疑問が起きました。情報公開請求で入手した「ごみ搬入・処理実績(古賀清掃工場分)」の福津市下水汚泥等の数値は平成25年度~平成29年度『0』だったのです。古賀清掃工場は下水汚泥を産業廃棄物として扱い、一般廃棄物としては算入していなかったのです。うみがめ課に原因を追求すると「業者別・品種別年報」に下水汚泥量が記載されていたからと回答にならない返事でした。
結局、納得できるうみがめ課の回答は得られませんでした。