タイトルとなったグラン・トリノとはフォードの車種、フォード・トリノのうち、 1972年から1976年に生産されたものを指す。
お気に入りのDVDを持ち出して楽しんだ。映画はイーストウッドの妻の葬儀から始まるが、葬儀を取り仕切った27歳の牧師も奥様に頼まれたといって何回もイーストウッドに教会に出向くように家を訪ねて来るが、彼は悪態をつくばかり。ちょうど小父さんを含めた同世代は、こんな人ばっかりだが、2009年に劇場で観た時はシートに座っている親父たちからも何回も失笑が漏れていた。ところが、写真の隣人のアジア系住民の姉弟には、ふとしたことから心を開いていく。
映画の試写会では、頑固親父代表として、徳光和夫と鳥越俊太郎両氏によるティーチインがあったそうだが徳光氏は「人も変われるけど世界も変われる。この映画はアメリカの抱えている社会問題にも通じる」、鳥越氏は「深くて引き出しがいっぱいある映画。白人と黒人の対立はアメリカではオバマ大統領が実現したので無くなったように見えるが、心の中には依然としてある。」等と解説。~シネママガジン
イーストウッドの息子はトヨタ車のセールスをやっていてトヨタのワンボックスかーに乗っているし、、ごろつきの若者はマフラーを改造したホンダを乗り回している。どれもこれも主人公の気に入らないことばかりだが、まるで大統領選挙で大きく取り上げられたラストベルト地帯が不景気になっていった様子とかぶるようだ。
イーストウッド演じる主人公と友情を育む少年タオ、彼の姉役などほとんど無名の役者を起用。アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語が胸を打つ。私もいつの間にか、この映画の主人公の年齢の心境になっていることに気付いた(笑)。最高の作品に思える。
『グラン・トリノ』日本版劇場予告編
お気に入りのDVDを持ち出して楽しんだ。映画はイーストウッドの妻の葬儀から始まるが、葬儀を取り仕切った27歳の牧師も奥様に頼まれたといって何回もイーストウッドに教会に出向くように家を訪ねて来るが、彼は悪態をつくばかり。ちょうど小父さんを含めた同世代は、こんな人ばっかりだが、2009年に劇場で観た時はシートに座っている親父たちからも何回も失笑が漏れていた。ところが、写真の隣人のアジア系住民の姉弟には、ふとしたことから心を開いていく。
映画の試写会では、頑固親父代表として、徳光和夫と鳥越俊太郎両氏によるティーチインがあったそうだが徳光氏は「人も変われるけど世界も変われる。この映画はアメリカの抱えている社会問題にも通じる」、鳥越氏は「深くて引き出しがいっぱいある映画。白人と黒人の対立はアメリカではオバマ大統領が実現したので無くなったように見えるが、心の中には依然としてある。」等と解説。~シネママガジン
イーストウッドの息子はトヨタ車のセールスをやっていてトヨタのワンボックスかーに乗っているし、、ごろつきの若者はマフラーを改造したホンダを乗り回している。どれもこれも主人公の気に入らないことばかりだが、まるで大統領選挙で大きく取り上げられたラストベルト地帯が不景気になっていった様子とかぶるようだ。
イーストウッド演じる主人公と友情を育む少年タオ、彼の姉役などほとんど無名の役者を起用。アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語が胸を打つ。私もいつの間にか、この映画の主人公の年齢の心境になっていることに気付いた(笑)。最高の作品に思える。
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