
私は、この映画を2008年と2018年にも観ているのだが、女流作家エドナ・ファーバーが12年の歳月をかけ執筆したベストセラー小説を映画化した作品だけはあって、今日もとても満足した。CG映像などない超大規模な牧場風景や、エリザベス・テイラーとロック・ハドソンの3人の幼児が、エサをあげて遊んでいた七面鳥が感謝祭の晩餐で丸焼きにテーブルに載せられて泣きじゃくる光景も長く撮られていたし、ふとラジオから流れる日本の真珠湾攻撃の短いニュースなどなどありとあらゆる場面に興味が惹かれる。
概要
ドラマの中心となるベネディクト家は、移り行くテキサスを映す鏡である。監督のジョージ・スティーヴンスは、その日常的な細部を克明に悠然たるテンポの演出で描くことによって、雄大なテキサスのエピックを完成しようとした。リアリズムを基調として、澎湃たるテキサスの発達史を描きだそうとしたわけで、野心的な試みである。また、女性の自立の問題や人種問題など、21世紀になった現在でも直面している問題に対して、先駆的な問題意識を観客に届けている。
主演の一人であるジェームズ・ディーンは、撮影終了1週間後の1955年9月30日に交通事故で急死したため、本作が遺作となった。~ウイキペディア

「エデンの東」など映画はみな映画館で見て、又テレビでも何度も見て・・でも「ジャイアンツ」だけはテレビで1回見て、何だかつまらない、と思った記憶があります。
いかにもアメリカンドリームめいていたからでしょうか?
音楽は大好きです。映画音楽のLPを何枚も持っていましたっけ。
惜しい俳優を亡くしましたね、長生きしていたら、どうなっていたか見届けたかった、と思ってしまいます。
映画を観なくても背景に流れる音楽は、いつの間にかに聞き覚えていますね。
>ジェームズ・ディーンの、ちょっと背伸びをした役で人生が終わった・・というのが皮肉ですね。
私も最初観た時は、それを強く感じました。
はっはっは、「エデンの東」とこの作品の最後のジェームズ・ディーンは真逆の結末みたいですね。
私は「ジャイアンツ」は観るたびにいい印象を持ったようです。
ジェームズ・ディーンは、エデンの東 (1955年)、理由なき反抗 (1955年)、ジャイアンツ Giant(1956年)と23歳、24歳と若くして大役を務めたんだと感心して観ておりました。
>いかにもアメリカンドリームめいていたからでしょうか?
へへへ、ケネデイ、オバマ、トランプの三大統領の
前にジャイアンツのジェームズ・ディーンが居たような・・・。
私はメキシコ人労働者の差別が大きく取り上げられ、かつ大牧場主が、跡を継がせるはずの長男が医者になりメキシコ人の嫁を貰って、一家で立ち寄った田舎のレストランで店主がメキシコ人を追い出すことに、主役のロックハドソンが決闘して打ちのめされたそのことをまた、エリザベス・テイラーが称えるなんてよかったです。
映画が1956年に製作され初公開時のアメリカ合衆国では、3500万ドル相当のチケットが売れるヒット作となり、映画監督のマーティン・スコセッシは、1978年時点で本作を40回以上見るなど大きな影響を受けたとも書かれていましたよ(笑)
タイトルにはジェームズ・ディーンの映画 『ジャイアンツ』とPRしましたが、彼はストーリー全体の引き立て役だと感じました。