小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

余録:滝壺や冷やしトマトの一つ逃げ… 毎日jp

2013年07月18日 | オピニオン
   写真はブログねずみのあしあとからお借りした 
 

  
   


毎日新聞 2013年07月17日 02時00分

 「滝壺や冷やしトマトの一つ逃げ」草間時彦の句である。冷えたトマトの風味がうれしい夏だが、トマトにはこんな歌もある。「赤茄子を刃物で剥くな湯をかけて 手で薄皮を取るものぞかし」。その調理法を歌で示したのである

▲トマトを食べる人が少なかった明治時代のことだが、同じ頃に書かれた本はこう記す。「人がトマトを見ますと、甘くてうまそうな真っ赤な色に迷って口まで入れますが、非常ににおいが高いのと、ホオズキのような味がしますので、すぐに吐き出してしまいます」

▲江戸時代には「六月柿」などと呼ばれ、観賞用に栽培されたトマトだった。明治に入ってからも先のような調子で、一般の人にトマトがよく食べられるようになったのは昭和に入ってからという(平野雅章著「野菜記」)

  

写真はpinkyさんが収穫されたもの。pinkyさんのブログから
    

▲その夏野菜を代表するトマトやピーマンもふくめ、野菜類がこの間の猛暑による品薄で高値になっているという。関東地方では梅雨の少雨からいきなり記録的猛暑に突入した。なるほどレタスやキャベツ、ホウレンソウなど葉物野菜にとっては過酷だったに違いない

▲聞けば、トマトやピーマン、それにナスやキュウリなどの夏野菜は利尿作用のあるカリウムや水分を多く含み、体の熱を逃がす作用を果たす「クールベジタブル」だという。うまくできたもので夏には夏野菜が体にもいいのだが、当の野菜の方がへばっては仕方ない

▲首都圏ではややしのぎやすく感じられたきのうだったが、実は平年並みの気温という。この際は熱中症や夏バテの防止が最優先であろう。少々高値でも体に取り入れたい新旧夏野菜の霊力、いや冷力である。




 「滝壺や冷やしトマトの一つ逃げ」って、夏真っ盛りの今、ユーモラスでとってもいいね。いつかどこかで見た光景だ。残念ながらそのものの写真は見つからなかった。「六月柿」と呼んで観賞用だったてのも面白い。ぐぐってみたらトマトのルーツは南米のアンデス山脈高原地帯だそうだ。日本の家庭には徐々入ってきたのかな?子供の頃、トマトケチャップが珍しかったことがあった気がする。

 でも、隣の家で塩をつけておやつに出してもらったこともあるから、ずっと栽培されてきたようだが。子供で食わずぎらいな子も時々いるような・・・。生だと慣れないと匂いがいやなのかな。

 さて、夏野菜の高騰はTTP(環太平洋戦略的経済連携協定)に今度の日曜日の参議院選挙に何らかの影響をもたらすだろうか!?開放したらアメリカからどんどん安い夏野菜も押し寄せてくるのかな?

 地球温暖化現象がありとあらゆる生活を混乱させている。今、いいのは清涼飲料水業界にエヤコン屋さんかな!?(笑)。「クールベジタブル」だけでは追っつかない炎天下はまだまだ続くんだね。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
shoppgirlさんへ (小父さん)
2013-07-20 21:59:34
今晩は

>夫クンが異動になりまして

ああ、そうでしたか!
心配していました。
また偉くなられたんだ!

でも、お譲さんを引きとめていなければ又一人暮らしがはじまるかも・・・。

>好き嫌いは余り無いですがトマトが苦手です。

ありゃ、煮たり焼いたりしたらOKなんですね。

>祖母の家(津軽)では砂糖を掛けて食べていました。

へ~~~っそんな食べ方もあるんですか!
返信する
こんばんは (shoppgirl)
2013-07-20 20:21:44
 小父さん、こんばんは。

夫クンが異動になりまして
単身赴任先に引越ししておりました。
バテ気味です(笑)

好き嫌いは余り無いですがトマトが苦手です。
トマト味は好きですが、生の食感が・・・。

一般的にはお塩をかけますが
祖母の家(津軽)では砂糖を掛けて食べていました。
返信する
pinkyさんへ (小父さん)
2013-07-18 23:22:49
今晩は

ああ、キャンプではよくそんなおやつをやりましたね。
昔は菓子類もそう豊富になかったし・・・。
すいか割はゲームとしてまだ盛んにやられている気がしますが、
さて、滝での冷やしトマトは今の子たちの口には入っているのでしょうか?

草間 時彦さんの句はいいですね~。
1920年のお生まれのようですが、全然古くないですね。

>今では糖度の高いものが人気なようです。

へーっ、料理もそうみたいですが、果物も野菜も日本のものは格別な気がします。
私は比較したことないので分かりませんが。

>本来は雨の少ない地域の野菜なので、

そうなんですか。
雨は降らなくても困るけど降り続いても駄目な野菜もあるんですね。

>うちで採れたトマトと買って来たトマトとでは、これまた
味が全く違います。

いやいやpinky家のものはいつも絶品ぞろいに感じますね。
スーパーに並んでいる野菜なんて食べられないんじゃーないですか。
pinkyさんは畑のない暮らしは考えられないでしょう。
店頭で買うものは全部古く感じられる気がします。

家内が2~3日前、缶詰か何かの焼き茄子を料理に使っていました。
まずかったけど、黙って食べました(笑)

夏野菜料理は食もすすみます!
返信する
トマト (pinky)
2013-07-18 22:19:22
小父さん、こんばんは!

リンクを貼ってくださってありがとうございました。

子供の頃キャンプに行き、スイカやトマト、キュウリを
川の水で冷やしたことを思い出しました。
うっかりすると、川に流れて行ってしまうんですよね。
思わず笑いを誘う楽しい句です。

海外とは違って、生で食べることの多い日本では
生で食べると美味しいように、品種改良が重ねられて
今では糖度の高いものが人気なようです。
現に、子供の頃は食べられなかったのに今のトマトは食べられる人も増えているようです。
トマトケチャップ、トマトソースなどなど
夏野菜の中でダントツの消費量のトマトですが
本来は雨の少ない地域の野菜なので、栽培には結構気を使います。
うちで採れたトマトと買って来たトマトとでは、これまた
味が全く違います。
うちで採れたものは丸かじりすると美味しいでが
買って来たものはしたくないです。
体を冷やしてくれる夏野菜や水分を上手に摂って
熱中症予防に気を付けたいものです。
返信する
颯颯(さっさつ)さんへ (小父さん)
2013-07-18 16:53:28
>冬の時期の大雪といい、夏の気温の上昇や集中豪雨など、

冬もそうでしたね!!!
異常気象以外の何ものでもないでしょう。

>雨不足により育ちが遅いようで、レタスは2.5倍

なるほどですね。
野菜がうなぎや、数の子みたいになったら大変ですね。

>夏の氷水に入れられたトマトとお塩は定番でした

へぇー、手っとり早いおやつだったんですね。
我が家は貧乏していたからかな、あんまり記憶にないです。
両隣りはたくさんの畑持ちでしたね。

>トマトを丸かじりする姿は多分、少なくなったのでしょうね。

そうか!
お祭りやイベントでもないかぎりこんな体験はないのでしょうかね。
これを書いていたら、小学校か?どこかでの私の丸かじり体験がよみがえってきました(笑)

返信する
reeさんへ (小父さん)
2013-07-18 16:43:19
>あぁだからか!

はっはっはっは
祖母様はお嫌いですか!
私の婆さんはどうだったかな?
たぶん明治20年代の生まれです。

>もいでは食べ、もいでは食べ、盗み食いをトマトだけじゃなくきゅうりも味噌を手にやってました。

かなり野生的だったんですね。
私は子供心の先入観なんでしょう。
水で洗わないと雑菌が落ちないような感覚を持っていました。

チャー坊君はその野生味は受け継ぎましたかね?
返信する
小父さんへ (颯颯(さっさつ))
2013-07-18 07:02:47
冬の時期の大雪といい、夏の気温の上昇や集中豪雨など、明らかに気象の変化は著しいです。
野菜の高騰は空梅雨による雨不足により育ちが遅いようで、レタスは2.5倍の価格といいます。
子供の頃の我が家では夏の氷水に入れられたトマトとお塩は定番でした。
トマトを丸かじりする姿は多分、少なくなったのでしょうね。
返信する
Unknown (ree)
2013-07-18 02:26:15
あぁだからか!
昭和になって・・・ってところまで読んで祖母がトマト大嫌いなのを理解出来ました(笑)。
私は大好きです。
子供の頃、母の実家の農家の畑で、もいでは食べ、もいでは食べ、盗み食いをトマトだけじゃなくきゅうりも味噌を手にやってました。
返信する

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