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「独裁国家と化した近未来の英国。夜間外出禁止令を破ったイヴィーは、街角で危険に見舞われたところをVと名乗る仮面の男に救われる。不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、手始めに中央刑事裁判所を爆破。国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。
『マトリックス』のチームがふたたび仕掛けた、前代未聞の“革命”エンターテインメント。ウォシャウスキー兄弟が緻密に練り上げた脚本を、ジョエル・シルバーがプロデュースし、『マトリックス』三部作の第一助監督が監督した。不気味な笑みをたたえた仮面の男“V”に扮したのは、『マトリックス』のエージェント・スミス役でおなじみヒューゴ・ウィービング。冷酷な殺人を繰り返す一方、優雅な教養人でもあるVを、しぐさと声色だけで色気たっぷりに演じた。またヒロイン・イヴィー役のナタリー・ポートマンは、スキンヘッド姿を披露! 善悪の定まらない主人公Vを通して、テロ行為、国家の不正や弾圧という現代社会的な問題を投げかけながら、純粋に娯楽映画としても楽しめる異色作。(goo映画)」
小父さんの「ため録り」映画ナンバーから久々のヒットが出た。VはVendetta(復讐)のVだそうだ。痛快に展開するストーリーはイギリスのコミック雑誌に連載されていたものが原作だからか。背景にある11月5日ガイ・フォークス・デーとは、実際に1605年にイングランドで発覚した火薬陰謀事件の実行責任者の名前で、未遂に終わったという。首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑に処された実在のガイ・フォークスは、苛烈を極める拷問に耐えたらしい。Vの仮面もガイ・フォークスを模している。「男、奴」を意味する英語「ガイ (guy) 」は、彼の名に由来するという。
映画では、イヴィーが拷問に耐えぬき、Vと花火と音楽を交えた爆破の決行だが、なかなか綺麗なシーンが最初と終わりに出てくる。これがいい。
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