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2006年の12月末にこの映画『硫黄島からの手紙』を観た時は少なからずショックを受けた。年明けに東京でも、その昔陸軍幼年学校で終戦を迎えた兄貴(現在83歳)とも一緒に観た。激戦の地のむごさに目をそむけたものだ。
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ところが梯久美子/著の『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道―』を開くとまだまだ映画は軽く思えた。
水涸れ弾尽き、地獄と化した本土防衛の最前線・硫黄島。司令官栗林忠道は5日で落ちるという米軍の予想を大幅に覆し、36日間持ちこたえた。双方2万人以上の死傷者を出した凄惨な戦場だった。玉砕を禁じ、自らも名誉の自決を選ばず、部下達と敵陣に突撃して果てた彼の姿を、妻や子に宛てて書いた切々たる41通の手紙を通して描く感涙の記録。・・・新潮社
早速兄貴にもこの本を送ったものだ。戻ってこないところをみると兄も興味深く読んだのだろう。それから本は自分用に文庫本をまた一冊買った。渡辺謙氏は映画の撮影中にこの本をずっと読み返していたという。
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上の英雄的アメリカ兵をかたどった銅像がアーリントン墓地にあるらしい。『父親たちの星条旗』はたぶんWOWOWで放送されていたと思うが2010年の2月に観たのかな。いずれにしろ、クリント・イーストウッド監督がこの二つの映画を製作することによって硫黄島の戦いを知り、今、こうして地下壕から出てきた無線機を感慨深く知ることになった。
前総理大臣も在任中に硫黄島にかけ足で行き帰りしていたが、もう彼の頭には硫黄島の「い」もないのじゃないかな?
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