小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

余録 / 「富士の嶺に降り置く雪は… / 毎日新聞

2024年11月09日 | オピニオン
積雪でうっすら雪化粧した富士山の山頂付近。7日に初冠雪が発表された=2024年11月6日午前10時17分、本社ヘリから

毎日新聞  2024/11/8 

 「富士の嶺(ね)に降り置く雪は六月(みなつき)の十五日(もち)に消ゆればその夜降りけり」。夏が来て雪が消えたと思ったらその夜にもう雪が降ったという万葉集の歌だ。都の人には年中氷雪に覆われた巨大な山というイメージだったらしい

 ▲「田児(たご)の浦ゆうち出(い)でて見れば真白にそ富士の高嶺(たかね)に雪は降りける」。一部表現を変えた百人一首版でおなじみの山部赤人(やまべのあかひと)の歌は前段の長歌にやはり「時じくそ雪は降りける」(季節の別なく雪が降る)という一節がある

 ▲甲府地方気象台が1894年から目視で富士山の「初冠雪」を観測している。平年は10月2日だが最も早い記録は2008年の8月9日。万葉人の感覚もそう外れてはいない

 ▲ところが今年の初冠雪は立冬を迎えた7日。「富士の初雪」は秋の季語で最も遅い初冠雪も10月26日。11月にずれ込んだのは130年の観測史上初めてだった。「フジヤマ」の異変は地球温暖化の象徴として世界的なニュースになった

▲11日からの国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)(翻訳のボタン有り)でも話題になりそうだが石破茂首相は欠席という。会議に影を落とすのがトランプ前米大統領の返り咲きだ。就任すれば再びパリ協定から離脱し、温暖化対策のための途上国支援からも手を引きそうだ

▲米国では大統領選終盤に二つの大型ハリケーンが上陸して大きな被害をもたらし、トランプ氏はバイデン政権の対応を批判した。温暖化が進めば一層大型化が進むという。国際協力こそ米国の利益につながるはずなのだが……。

 
大型ハリケーンで壊れた住宅などの残骸が道路脇に積まれた米フロリダ州トレジャーアイランド市街=5日、AP 

 


 向こう4年間は、トランプ新大統領の記事が頻繁にニュースのトップを飾り続けるだろうね。さあて、我らの石破首相はいつまでニュースに載り続けることが出来るだろうか?今日、テレビを観てたら石破さんもゴルフは上手らしいけどヨイショは出来るのかな。

 お~っと、「富士の初雪」が11月にずれ込んだ話だった(汗)。
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2 コメント

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地球の壊れる日が近い? (KUMI)
2024-11-10 15:59:37
徐々に色々と地球が変化するのは覚悟してきました。
でも、今年の異常さは、過激過ぎます。
富士山もそうですが、今頃台風が日本列島の周りをウロウロ。
ヨーロッパの洪水もアマゾンの渇水も、今年だけではないのかもしれません。
富士山は、去年はとっても早く真っ白になっていました。
今はこちらからは真っ黒です(笑)
静岡側の方が雪の早いのも珍しいことです(こちらは山梨側)。
人類は、宇宙の変化には立ち向かえませんね。
なんか、温暖化の進行は、人間のせいではないような・・
と、トランプさんに似てきました。
返信する
Unknown (小父さん)
2024-11-10 20:19:41
>KUMI さんへ
>地球の壊れる日が近い?... への返信

とても難しいコメント有難うございます。

>温暖化の進行は、人間のせいではないような・・
と、トランプさんに似てきました。

はっはっは、私もトランプさんには勝てそうにありません(汗)。

今年の気温の異常さ、今頃台風のウロウロ、そして真っ黒な富士山は、ひょっとしたら「氷河期と間氷期が交互に繰り返される氷河期サイクル」と関係あるんでしょうかね?

でも「京都議定書」の後継となる気候変動問題に関するパリ協定の発効には55ヵ国以上が批准したようですが、トランプが離脱してバイデンが復帰、そして又トランプは「掘って掘って掘りまくれ」の号令の旗の元に離脱になるんでしょうね。

なんだか強制力を持たない国際連合とも似ている気もしますが、人類の英知として目指さなければならない方向ではあると思います。

やはり難し過ぎます(笑)。
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