小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

立川志の輔の創作落語「伊能忠敬物語―大河への道―」原作の 映画『大河への道』2022年5月20日公開 

2022年06月22日 | 映画
 千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治(中井貴⼀)は、市の観光振興策を検討する会議で意見を求められ、苦し紛れに⼤河ドラマ制作を提案。思いがけずそれが通り、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画が立ち上がってしまう。ところが企画を進めるうちに、⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!?彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!
という驚きの事実が明らかに……。江戸と令和、2つの時代を舞台に明かされていく⽇本初の全国地図誕生秘話。
そこには地図を完成させるため、伊能忠敬の弟子たちが命を懸けて取り組んだとんでもない隠密作戦があった――。

 
 今、自分の過去のブログをめくったら、どうも劇場で映画を観たのは2016年07月08日の『うつくしいひと』以来のようだ。ふと思い立って実に久しぶりに映画館に出掛けた2004年の『ALWAYS三丁目の夕日』から 『硫黄島からの手紙』までの37作品は憑りつかれたように通ったものだが、劇場でのスクリーンでの魅力を今日再認識した。大海原の波打つ光景、その音にテレビでは主役を演じるような数々の名優が、あるいはコミカルに、また胸に響くような芝居を見せてくれるではないか。私の変んな印象ではエンデイングの映像や音楽が終わっても明かりが点くまで誰一人として席を立たない。皆さん満足したのでしょう。

映画『大河への道』本予告


 また、2001年にNHK正月時代劇「四千万歩の男・伊能忠敬」で伊能忠敬役を演じた橋爪功は、「改めて伊能忠敬のすごさを感じました。今回、僕のセリフに“本当に忠敬さんって偉人なんだ。日本にとっての偉人なんだ”と出てきますが、まさしく偉人中の偉人だと思います」とその偉業を讃えながらも、「忠敬が日本全国を歩いて測量したのは、当時で70歳、今なら90歳を超えるほどの高齢でした」という気の遠くなる史実に、「もし自分が同じ時代に生きていたとしたら、あんまり側には近寄りたくないですね…。伊能隊のメンバーになんて絶対なりたくない!」と笑う。~ 白い文字はどちらもこの映画のHPから

 私的には、総務課主任・池本保治 / 高橋景保:中井貴一、観光課の課長・小林永美 / 伊能忠敬の元妻・エイ:北川景子、大物脚本家・加藤浩造 / 源空寺和尚:橋爪功、千葉県知事 / 徳川家斉:草刈正雄が特に印象に残ったね。

 映画をお紹介いただいたブログ「気ままに~『志の輔と貴一の映画、”大河への道”』」のmarboさん有難うございました。

 そうそう、私が6月14日に紹介していた映画『はい、およげません』は、今日観た同系列のイオンシネマなんだけど神戸しか上映していない。さて映画だけで神戸まで出かけるかどうか悩むところだ。私の勘だけど、映画界も不景気なのかな?とも思った。 
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8 コメント

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Unknown (ree)
2022-06-23 06:42:43
これも内容が興味ありますね~。

地図を作った人って本当に凄いですよね。
伊能忠敬は歩いて・・・ですか・・・。

江戸にタイムスリップするんですか?
気になっちゃいます~。
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面白い? (FUSA)
2022-06-23 11:43:30
志の輔さんの落語も聞いたことはありませんし、出版されたものも読んだことはありませんが、あらすじを読むと面白そうですし、役者もそろっていますから見てみたいと思います。ただ、一つ気になるのは中西健二監督の作品は「花のあと」と「青い鳥」の二本を見ましたが、二本とも感動作という触れ込みでしたが、期待したほどではなかったことです。もう何年も経っていますので腕は上げられているとは思いますが。
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reeさんへ (小父さんK)
2022-06-23 18:26:41
>これも内容が興味ありますね~。

娯楽作品だと思います。

>地図を作った人って本当に凄いですよね。伊能忠敬は歩いて・・・ですか・・・。

千葉県香取市をNHK大河ドラマに売り込もうとの脚本を作ってもらう為に、中井貴一が大物脚本家の橋爪功の家に日参するんですが、口も聞いてくれなければ相手もしてくれないんですね。

あの手この手でやっと接触できて、橋爪功と一緒に中井貴一たちが伊能忠敬のことを調べていたら、彼は⽇本初の全国地図完成の3年前に亡くなっていることがわかり、橋爪功が「脚本は書けない!」と言い切るんです。

現在の人間がタイムスリップするのじゃーなくって、現代と同じキャストが日本地図作成の為の測量ほかのいろんな苦労話を演じるんです。

千葉県知事 の草刈正雄が徳川家斉にタイムスリップするわけではなく過去と現代の二つの話を演じているわけです。
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FUSAさんへ (小父さんK)
2022-06-23 19:24:27
はっはっは、一言で表現するなら娯楽映画ですね。

marboさんのブログによると立川志の輔の伊能忠敬のことを元に新作落語創作し、その落語を聞いて、感銘を受けた中井貴一が是非、映画にしたいと企画し、かつ主演まで引き受けたのだとか。

この噺は現代と江戸時代が行き来する内容で、最近、時代劇が不振の中で、少しでもお客さんに目を向けてもらいたい、という趣旨のことも中井が述べていたそうです。

>役者もそろっていますから・・・

そうなんですね。
一流の役者が劇場の大画面で演じているのを目にすると贅沢感?みたいなものもありますね(笑)

>二本とも感動作という触れ込みでしたが、期待したほどではなかったことです。

私の目から観てこの作品は感動作品ではないと思います。
落語だって人情噺が織り込まれているように、そんな情はあると思いますが、⽇本初の全国地図製作過程をおもしろ。可笑しく描いた娯楽作品だと思います。
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Unknown (ごーさん)
2022-06-24 10:55:58
⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!のですか?気になるので映画はぜひ見て確かめたいです。
彼は確か天文学を学んだのを測量に行かしたのかもしれないですね。
“”忠敬が日本全国を歩いて測量したのは、当時で70歳“”昔だったらとっくに隠居のはずが日本全国を歩いたのですからすごい人です。
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ごーさんへ (小父さんK)
2022-06-24 16:33:28
>⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!

いやいや伊能忠敬いなくして日本地図などできなかったでしょう。

>現代の地図とほぼ一致? 伊能図のネックは経度だった
       ↓
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180604003104.html

これを見て映画の中で「大物脚本家:橋爪功」が否定的な台詞を言うのですが、それは地図が完成する3年前に伊能忠敬が亡くなったことを指しているんです。

上にもあるように2001年にNHK正月時代劇「四千万歩の男・伊能忠敬」で伊能忠敬役を演じた橋爪功は、まさしく偉人中の偉人だと思いますとその偉業を讃えているのだとか。

天文学とか歩測とはいろいろな工夫が映画の中で出てきますが、映画のテーマがNHKへ採用してもらう街おこしの『大河への道』作戦ですから、面白可笑しく制作されています。

>当時で70歳“”昔だったらとっくに隠居のはずが日本全国を歩いたのですからすごい人です。

これはその通りですが、ごーさんがそちらで一人でご覧になるのはいい作品だと思いますよ。
但し、今上映中の作品ですからDVDやネット配信になるのはずっと先でしょうね。
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こんばんは (延岡の山歩人K)
2022-06-24 20:40:21
 映画は
近くに映画館がないのでなかなか 観る機会がありません
地方都市の悲しい運命でしょうか
 伊能忠敬
GPSその他 ハイテク機材も無い時代に
凄いかたですね
(小父さんK)さまの開設や
他の方のコメントで 改めてそう思いました。
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延岡の山歩人Kさんへ (小父さんK)
2022-06-25 14:08:04
こんにちは

私の住んでいる場所も明石市の中心からJRの駅を二つ姫路よりで、以前は中心街に行かないと映画館はなかったのですが、
阪神淡路大震災後に神戸製鋼所大久保工場が閉鎖され大マンション群とスーパーイオンに生まれ変わり、歩いても2Kmのイオンシネマの複合映画館が出来便利になりました。

が、先日行った印象ではネットで観る映画に客足を取られていくのではないかと思いました。

>伊能忠敬GPSその他 ハイテク機材も無い時代に
凄いかたですね

いや、現在とほぼ違わない日本地図を製作したことは驚異的なことだと思います。
下にその制作過程を映画化した部分がありましたので添付します。
     ↓
https://www.youtube.com/watch?v=fPYQfBV79dE&t=8s

私はついつい情緒的な部分ばかり観ていたようです(汗)
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