潮風の囁き

日常での流れにおいて思うこと・感じたこと。
短文でも伝わる自分の閃きをブログにて…

明暗分けた世界遺産登録

2013-05-01 23:52:23 | 日記
富士山が世界文化遺産に登録される見込みとなった。


その朗報に、現地の人々も大変喜んでいる様子だったが、今になって登録される事自体が僕には意外に思った。


宗教的.芸術的な価値
日本のシンボルとしても名高い代表的な山。
そして、麓の湖や海.緑の樹海などの色彩のコントラスト…

我が家からも特に冬晴れの日にはくっきりと見えるが、四季の移ろいと共に変化する山肌の様相は実に美しいと思う。



同じように登録を目指していた鎌倉は落選とのこと。

日本の中世史を研究していて思い入れが強い町なので、僕にとっても非常に残念!

イコモス(諮問機関)は「現存する物的証拠に乏しい」などと述べているが、かつて源頼朝が幕府を開き、歴代の北条氏によって確立された鎌倉時代の多くの史跡が遺されていることも事実。


武家の古都である鎌倉に対して「世界遺産登録に相応しくない」という言葉は厳しすぎると思うのだが。