Yassie Araiのメッセージ

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朝日記200503 ~ 都市封鎖と集団抗体について おもうことと今日の絵

2020-05-03 23:34:21 | 社会システム科学

朝日記200503 ~ 都市封鎖と集団抗体について おもうことと今日の絵

 今日の絵は「あじのひらき空を」2題です。

 

 

 徒然こと 友人からの問いかけにに答えて~都市封鎖と集団抗体について おもうこと

友人SMさんからの問いかけ;

政府は、正直に医療の体制が不十分なので、『国民の皆さん、それまで政府(行政、厚労省)は、それまで辛抱ください』と、強調すべきでしょうね。

そこをボカして、他方、医療従事者の負担を、さらに、さらに重くしているようで、辻褄合わせと思えてしまいます。

西村さん、安倍さんも、強権が発揮出来ず、逡巡していると見えます。

今、この状態で治っているのは、今の現場の医療従事者の努力、犠牲の賜物といえませんか?

テレビにでている、評論家のボワーッとしたところが、なんとも歯痒く感じて仕方がありませんが、どう思われますか?

 

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荒井の見解 → SMさん

 

ご意見投げかけくださりありが光栄です。上にお送りした朝日記(集団免疫獲得について)での田中宇氏の寄稿(「都市封鎖」と「集団免疫獲得」)に論理的筋道の方向性の正しさを見ます。

(参考)

朝日記200501 集団免疫獲得の可能性についての問答と今日の絵

https://blog.goo.ne.jp/gooararai/e/eb540af89ab112fb4d5051af3eef58c6?fbclid=IwAR3j30kMICsgAuIS32wOUTJcax7td6CnBcwvwxmQvChaTWV8CmjARnxwdqU

 

感染初期としてのサンプル・ロットNからサンプルnで、n/Nが1/10以下で、社会全体(母集団)の感染確率pが1/1000以下の状態、つまり抜き取り検査が有効な推計。、つまり、いまはポアソン分布からの検査判定が意味をもたない 新しいフェーズに入っています。

ヨーロッパ、米国のニューヨークでの母集団の感染率pがこの状態であると考えます。個々に至っては、反応化学的なモデルつまり再生産数/単位時間 G0を1以下に抑える方法(;化学反応器モデルの運転とおなじ)反応を遅らせる。もちろん遅れるだけで本質的にここからは全体の感染が減るわけでも、増えるわけでもありません。医療インフラでの運営を崩壊break downを防ぎ、感染者で重篤化した患者を介護医療することになります。感染した個人は、もちろん、掛替えのない個人です。治療薬やワクチンが使えるまでは、基本的に治療はできてないことになります。hydroxyquineや、富士フィルム系の治療薬(名前がおぼえれない)など、副作用を考慮しながら使用があり、始まっていますね。日本、英国、スウェーデンなどは、ひとつの防疫方式があり、これはアメリカも最初は同じ考えであったとおもいます。NYやNJの東部数州はご存知の通りですが、TX,FL,COl, WISなどのほとんどの州は、基本的に日本と近い方式にあります。つまり、ポアソン分布対応が適用できる状態です。(チェック中です)

(参考)

Reported Cases and Deaths by Country, Territory, or Conveyance

https://www.worldometers.info/coronavirus/?fbclid=IwAR08C6DCipgwIPwzaQttOryE5bL91a4zcRdMXIN-RCBDRVLYsYE7k_n4rhw#countries

 

いま、終束の時機を考える施策を検討ことは、国社会を崩壊させないために必須です。TVのワイドショーは、検査数を増やせと一点張りですね。冷泉某氏などもワシントンから、NY知事声援、トランプ批判の報告しています。検査数のNが大きいからその社会が信頼できるとするのは、大変狭い考えとみます。

集団抗体結局、社会の回復はその抗体率p’ にベースをおくことになります。過去の抗体保有、そしてその後に増えた抗体の和になります。増えた分がコロナウィルスからのみとはわかりません。結局、科学的仮説での勝負です。抗体者の数が非抗体者を越える環境では相乗作用が働く。したがっての推定P’が、たとえば20数パーセントくらいあれば、過半の数相当になり、新規感染を抑えられる。(これも目下、調査中です)

経済や社会インフラへの宣言解除は段階的におこなわれるでしょう。この場合、抗体保有者が先兵になるでしょう。アメリカ政府は、抗体保有証を出そうしていますね。結局、これがアメリカの優位確保の手段になります。 

 

毎日の新聞でのJohn Hopkinsデータを、じっとながめています。結局、生命の犠牲をはらった欧米の国は、集団抗体保有数で優位にたつとおもいます。問題は、早期にLock downして、ひとびとのおおくがsusceptible(感染に無垢)つまり抗体をつくる機会になかった国、残念なことに、抗体をつくることに時間がかかり、解除の時機のめどを失っているとみます。

英国は、日本以上に自然集団抗体の機会を重視していましたが、感染の発生が爆発的となりポアソン分布での医療を放棄せざるを得なかった。ジョンソン首相の’Stay home'が象徴です。

そして、わが日本、まず、申し上げておきます。わたくしは、安倍内閣支持です。贔屓のひきたおしもなくはありません。

メディアがPCR検査数が列国に比して桁外れに少ないと、感染者を引き合いに、政府を非難し、あげくのはて、厚労省の専門職の役人の疫学説明が理解できない、理解できる力が乏しいので、それをまた、非難する状況です。国民をあやまった情感のなかに漂わせていると理解します。

政府の対応処置には誤りは多々あるとおもいますが、集団免疫の期間とのトレードオフでの緊急宣言とみます。このことばは、おそらく禁句であろうので、ことばとしては取り下げますが、科学的手段として意味のある時間調整処理の取り方であると考えます。トランプ大統領とNY知事とのやり取りには注意を払うべきですね。参考になます。 以上、わたくしの見解をのべさっせていただきました。

Sさん、機会をいただき感謝します。WorldometerというCNNはデータ速報として系統的で参考にしています。ユーヴァリ・ノア・ハラリのインタービューおもしろかったですか。 コロナにきをつけてください。

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SMさん →あらいやすまさ

コメントありがとうございます。現在、(一部を除いて)メディアが、衆愚代表として、一億総評論家になる事を加担する様な?、1億とは言得ませんが、しかし、残念な事です。

一方で、良識ある方も少なくないことを知ることで、少しは救われる感じもします。ここに来て、日本の体制、、立ち遅れたことが、顕になって来ていると思われます。

 

今日のNHK特集では、「調査報告クルーズ船」では、今の日本の各地で起きていることの縮図を表している様な話です。後手後手でしたね。(この放送は、1週間ぐらいNHK

プラスで誰でも後で見る事が出来ますね)感染のメカニズムがこうであっただろうと、説明をしています。712名の感染者、13名の死亡者数。いずれにせよ、我々が感染され無い様にする行動のヒントになりますね。

 

ところで、Before Corona、After Corona

と、大きく変わりそうな時代となりそうです。

総合知学会もその辺の議論が出て来そうですね。総合知学会は、WebExを利用して、ネット会合が出来ますね。資料の共有や、ホワイトボードの機能もありますか。シスコに買収される前に使っていました。20年前の事ですが。お客様への、製品紹介にも、マーケティングツールとしても使っていましたので、歴史があります。活発な議論が充分にできると思います。小生も、弊社内で定例会などで使っています。小松先生にもお勧めしたいところです。メールアカウントさえあれば簡単に出来ます。

 

会合に招待する事で、会合がはじめられます。

https://www.webex.com/ja/index.html

 

(他にZoomが非常に脚光を浴びていますが、個人的にお勧めしたくありません。セキュリティの問題があるとの議論が、フツフツと続いています。もともと、WebExに居た中国人がスピンアウトして作った会社ですが、このコロナのおかげで、株価を倍々に上げている。)

https://www.webex.com/ja/index.html?fbclid=IwAR0BC_gpS4Kfea3H1S25R1b2VqgRYczluC9FmLMxFUlk3zLj5fbwPHKdHCk

 徒然こと おわり

 


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