朝日記200501 集団免疫獲得の可能性についての問答と今日の絵
友人Nさんからの以下の問いがありましたのでご紹介します。
東京の人口は約千四百万人、今日現在の累計罹患者は約4,300人。全部を数えませんから潜在数も加味して10,000人として1/1400=0.07%です。1400人に一人でしょう。これで集団免疫獲得の可能性があるでしょうか。アメリカくらいになってしまえば行きがけの駄賃『毒食わば皿まで』ということもあるでしょうが、日本で作戦としての選択肢はないと思います。
徒然こと 私の取りあえずの答え
頭のなかが古くなっていますので、思い出しながら書いています。
ある事象xについえデータ数nから母集団での発生生比率r;
サンプル発生率pを使っての考えている対象の母数:総数(population)での事象xの発生率の推定、そして発生数の推定の問題ですね。
たしかPoisson分布による統計的推定の検定問題ですね。企業での製品不良率など品質管理での定番問題に通じます。
したがって...
対象期間、対象母集団Nについて
サンプル死亡者数a/サンプル有病者数b=サンプル致死率c
cから 母集団Nでの母集団致死率p を推定できるかという命題です。
政府はこの推計を当然持っていると見ます。
これを公表してもらう必要がありますね。(私が、挑戦したいなどと決していいません)
抗体検査のサンプリングは、事態収束の根拠を与えるので、それこそ喫緊・必須の測定とおもいます。 (これは出遅れると国際政治的次元で決定的な負けになります。)
それで話はおしまいですが、毎日みている材料をご紹介します。
1.「主な国・地域での新型コロナウィルスの感染状況」Johns Hopkins University
感染者数と死亡数 約35余国ですね。
*Excelにデータをいれてあります。
新聞で掲載の切り抜きを集めています。3/2から現在です。
解析しようかなと思いつつも、なかなかエンジンがかかりません。
*毎朝、この表とのにらめっこしながら朝食をとっています。
*死亡数/感染者数=死亡率C (致死率とは異なるようですね)
・大方のグルーピングをながめています。 大方3つくらいのかたまりを見ます
死亡率 C
10%~20% スペイン、イタリア、英国、フランス、スウェーデン
5~7% 中国、アメリカ、ドイツ、スイス、日本、
2~3% 韓国、オーストラリア
・カトリックとプロテスタントで当初は、かなり層別できそうでしたが、だんだん鮮明ではなくなってきました。(マックス・ヴェーバー先生の視点か)
・どう見ても、中国の数字は、事態をなまけている様です。
・韓国も、 オネストなのかなあ?と静かにながめています。
2.Worldometersをみる;
Reported Cases and Deaths by Country, Territory, or Conveyance
https://www.worldometers.info/coronavirus/…
Worldometersで検索すると出てきます。
オリンピックの入場式をみるように世界の国・地域の日々のデータです。
項目は
Total cases/ New cases / Total Death / New Death/ Total Recovered / Active Cases/
Serious Critical/ Total Cases/1M pop / Deaths/1M pop /Total Tests / T ests/1M pop
アメリカは全州のデータが公表されています。
かなりの解析ができるはずです、やる気の問題ですが。以上
朝日記200501 集団免疫獲得の可能性についての問答と今日の絵
https://blog.goo.ne.jp/gooararai/e/eb540af89ab112fb4d5051af3eef58c6
荒井さま 赤峰です
最新の朝日記、大変すばらしい分析だと存じます。当方のブログに投稿という形で掲載させていただきたいと存じますので、投稿型の文章として」まとめなおしていただけませんでしょうか。なお、諸般の事情でリンク先の表示はお断りしております。
荒井から赤嶺氏へ
赤嶺先生、ありがとうございます。ご案内の件基本的にOKです。目下、論理エヴィデンスとして、ようやく重い尻を興して、具体的な計算をにはりました。それやこれで、ご提案のタイミングがずれるおそれがあります。気まぐれでもうしわけありません。もし、どなたか、そちらさまで投稿型の文章にお願いできればありがたいです。
怠け者なのです。先生のご投稿たのしみに拝見いたしております。気軽に意見の交流ができればとおもっております。コロナウィルスに十分に気を付けてください。荒井拝