曽野綾子が「出産したら会社をやめなさい」と言ったそうです。女性の自立にはそれぐらいの覚悟と、会社とその女性が共に犠牲にならなくてよい退職・再就職のシステムが必要だということだと思います。社会が発達してきたので、社会に必要な仕事も細切れに分担され、やさしくなってきています。つまり男ができる仕事は女でもできる世の中になってきたのです。それで女性が男の立場を要求し始めたのではないでしょうか?妊娠・出産・育児を他人に有償でやってもらうというところまで行けば、男女平等が完全に実現できるかもしれません。そうなるとおそらく心のつながりが希薄になっていくでのでしょう。そんな家庭や社会を望む人はほとんどいないのではないでしょうか。男女平等を完璧に実現するよりも、何十万年もの間に遺伝子に刻みつけられた生き方、それぞれ適当に得意分野を受け持って、ぐにゃぐにゃと入り乱れた関係で家庭と子供を守っていく生き方が良いように思うのですが。