-ALKAN-

しどろもどろでも声は出るなり。

これも復活!元プロが教える。アホが作った方が朗らかで寧ろ美味い、ザッパ雑炊。

2020-02-01 04:30:12 | 料理・レシピ

そうですよ、忘れるところでした。

 わたしは元プロの料理人。しかし……。

 生れ落ちたる逆境の、阿鼻叫喚に耳削がれ、毒水啜って、毒虫喰らい、数多あらゆる戦いに、連戦連敗不戦敗、狭い社会に押しこまれ、空プライドの紋章に、天下無双の料理人、これにあるのを存ぜぬか!頭が高い!道を開けい!控えおろう!と誰も通らぬ裏道を、大手を振って立ち回り、連戦連勝不戦勝。そんな茶番の行く先に、明るい場所などあるはずもなく、暗い場所にてようやっと、駄目見開いて探すとは、弱い奴ほど睨めつけて、強い奴らは見ないフリ。小振りで姑息な小躍りの、大口三昧叩き放題。声は大きく器は小さく、言うはでっかくやるはちっちゃい。そんな自分のやるせない、妥協ばかりのをちこちを、黒革張りに金文字で、全百巻だがまだ足りねぇ!と、どんな料理も出来るにゃ出来るが、こんな白けた安月給、バカバカしくてやるもんか!と、一言貧相なお品書き。サラッと払った北京鍋、バサッと放り込む肉野菜、ド素人だった私にも、あらハッキリとわかるほど、まあ煩雑なお手並みで、やあお粗末な賄を、まま実際の見たところ、力半分で作ってみたが、選ぶ術なし十人並みの、素人仕事のザッパ飯。それでも兄さん卑屈な顔で、割りばし割って放り込み、まあまあだな……、と自嘲気味。ほくそ笑んだる前歯には、まだ生煮えのもやしカス、週末ごとに競馬に興じ、やれ縦目立だの、穴だのと、あぁこの人生に悔いはなし。今この時間をこの場所を、ことさら楽しんでますから、右の左の旦那様、どうか優しきお目こぼし、夏の終わりの死にかけ蝉の、何をか言い残す里の夕暮れ……。

 

そんな世界に嫌気がさして料理の道を、本当は夢もあり、未練もあるけどキッパリと見切りを付け、ただいまはトラックドライバーを生業とするモノでございます。

まったく人生いろいろ、突然悲鳴を上げた両足の膝の骨切り手術して、四つん這いにも容易になれない、まさに永遠に続くのかと思えるほどの有り余る時間と不安に打ち勝とうと始めたのがこのブログ、『ALKAN』でございました。

 

 まあね、足の具合は、ほぼ元通りと言いますか、加齢からくる筋力の衰えを除けば、正座が出来ないのと、片足で立って靴下をはく時若干フラフラするのと、触った時に奇妙な突起がある自分の膝に、ときどき違和感をかんじるぐらいの事ぐらいで、それ以外はまず、手術直後の様な、むずむずと痛痒くて夜も眠れないとか、切ったところがとてもセンシティヴでズボンがすれてもゾワゾワするなんて事もなくなりました。

 

まあ、落ち着いたという事で、今回は、復活!アホが作った方が朗らかで寧ろ美味い!『ザッパ雑炊』をご紹介します。

 

あの、でもこれ、料理未満ですからね。ホント……。

     ーーーーーーーーアホが作った方が朗らかで寧ろ美味い、『ザッパ雑炊』 (調理時間およそ30分)ーーーーーー

材料はこれ。

玉ねぎ(冷蔵庫にあったカレーの残り)・・・・・・半分

人参(冷蔵庫にあったカレーの残り)・・・・・・三分の一

キャベツ(回鍋肉の残り)・・・・・・葉っぱ三枚ぐらい

長ネギ(緑の方が、私は関西人なので好きです)・・・・・・五センチ弱

生姜(使い切る前にしわしわになってしまう可哀想な端っこの部分)・・・・・・二ミリスライス

米(うちにある、息子が幼稚園で貰った、ぐりとぐら風のウサギの絵のマグ)・・・・・・七分目

コンソメの素(別に昆布だしの素でも、うま味調味料でも、中華風ならウェイパーでも)・・・・・・カレーのスプーン半分ぐらい

卵・・・・・一個

塩・・・・・・コンビニで貰うプリンのスプーン二杯ぐらい。

 

では、レッツ、クッキング!

 

まずは材料を適当に小さく。

切ります。

お湯を沸かします。手鍋に半分ぐらいかな、多くてもどうせ蒸発するのであまり気にしない。

沸いたら野菜を、ネギ以外全部入れます。

コンソメの素。これよりもう少し多くてもいいけど、うん、全然足りない!ぐらいでちょうどいいかも。

 

しばらく煮ます。小さめの火でね、コトコト・・・・・・。

 

野菜に火が通ったかどうかは重要ではありません。小さく切ったから

五~六分でいいと思いますよ。頃合いを見て、お米投入!

あ、その前に、冷蔵庫で忘れ去られていたセロリの葉っぱを発見、入れちゃいましょう。

苦手な人は入れないでください。苦手な人の冷蔵庫にあるはずもなく・・・・・・。

あとは軽く混ぜながら、コメが雑炊と化すのを待つ・・・・・・。

待つ・・・・・。

待つ・・・・・。

待つ・・・・・。

だいぶドロッとしてきました。コメの粒が破裂してたら、もう十分。

そこで卵投入!入れたらね、もうあんまり混ぜないで、放っておきましょう。あ、写真はないけど、

このタイミングで、セロリとネギも投入!

最後に仕上げの、塩。塩は急に濃くなるからね、このプリンのスプーンで、そうね、この量なら

二杯半、ぐらい?まあお好みで、足し引き。くれぐれもドバっと入れない事ですね。

 

できた!どんぶりいっぱい!ちょっと胡椒を振りました。シイタケが入ってたら、もっと見た目が良かったね。

野菜からね、特に玉ねぎから、エエ出汁が出るんですわ。あと、後入れの卵。素材は料理の天才や!

 

という事でね。ヒマみてやってみてください。

 

 

 

 

 


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