-ALKAN-

しどろもどろでも声は出るなり。

腋臭の峰不二子

2017-12-01 08:18:36 | 日記
 妙によく寝られた。 久々な気がします。

 狭い布団部屋みたいなところにいると、慌てた雰囲気の男が「匿ってくれ」と峰不二子を連れてきた。

 訳も分からずにいると、峰不二子は布団の隙間に潜って隠れた。匿ってくれと言われたからには追われているんだろう。変なとばっちりはごめんだ。しかしここは私の部屋、私はこの部屋にいる義務がある。迷惑な話だと思いつつ狭い部屋に、私は峰不二子と、なぜか息子と思しき三人といる。しかししばらくすると、どうしようもなく臭くなってきた。どうやら峰不二子はひどい腋臭のようだった。たまらずに窓を開けると昼下がりの日差しがさんさんと差し込んできた。

「なんで開けるのよ!」と怒った峰不二子は、その長い脚で息子の頭を蹴る。息子は布団の上に倒れる。

「おい!誰の息子の頭蹴っとんのんじゃ!オラ!」まあまあ、と実兄が現れ、窓をぴしゃっと閉める。
「いやいや、くさいから」と窓を開けようとすると、窓は簾に代わっていて、簾は潮の香りのする風にふわりと浮かび、そこからは郷里の日本海が見えた。

  目を覚ますと、足が軽い。痛くない。いや、少しは痛い。でもかなり軽い。よくなってる!

 峰不二子は、いったいどういう意味だったのだろう。夢は潜在意識からのメッセージだという。いい感じで来てますよ。もうすぐ治りますよ。というメッセージを潜在意識は、どういう経緯から腋臭の峰不二子に象徴させたのか。まあいい、窓の向こうに見えた郷里の海。潮風・・・・・・。今日から師走。


 今日は接骨院に行ってきます。来週から気分も新たにアルバイトを始めます。アルバイトか、新鮮な響き。このまま順調に膝が完治すれば、運び屋でも、軽業師でも、何でもありだ。 でもくれぐれも、無理はしない。
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