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突然ですが、明日はフランクザッパの命日です。
さっき、はしだのりひこさんの訃報について登校したばかりなのに、そうそう、なんで夏休みに学校行かなアカンねん、って、違う!
投稿したばかりで、なんとも湿っぽくて困りますが。 まあ無職ですからそこは多めに・・・・・・、そうそう、おばちゃん、食券は普通盛りやけど、ちょっと多めに、って、学食か!? 大目に見てやってください・・・・・・。
フランクザッパは本名、frank vincent zappa といいます。なんと、ザッパは本名なんですね。漢字で『腐乱苦雑葉』なんて表記したりしてます。
辛辣な、政治批判、体制批判で、知られるザッパですが、やはり一番評価されるべきはその音楽性の多彩さだと思います。
偉そうな評論家まがいなコメントは避けますが、私が初めてフランクザッパを知ったのは高校生ぐらいの時でしょうか。当時、ハードロックやヘビメタのギターリストが、目にもとまらぬ早引き合戦を続けている中、私はもっぱら、バディーガイやB.B.キング、ロバートジョンソン、ジョン リー フッカーなどのブルースギタリストばっかり聴く、爺むさいギターおっさん小僧でした。ギターリストならば、豆粒みたいな細かい音を神経質に並べて悦に入ってないで、チョーキング一発で会場を沸かせてみろ。というのが信条としてあったのです。
それは、ジミヘンドリックスのハウリング奏法(奏法?)で永遠と続く超キングの音に・・・・・・、そうそう、まさに彼はハードロック界の王者、超キング!
チョーキングの音に、何かクサクサした日常生活の恥垢を吹き飛ばされたされたような気がしたからでした。吹き飛んだ恥垢はきっと、家族や友人にべっとりとかかり、アイツ、なんかウザない? 自分だけ凄い様な顔しやがって、いっこも凄ないっちゅうねん! と、思われていた事でしょう。家族との会話もなく、友人もほとんどいませんでした。私はきっと何かに対抗するためだけに、とにかく周りと、流行と、楽し気にしている奴らと、対峙するためにのみ、ギターをやっていたような気がします。
しかし、そんな私の主張こだわりを、フランクザッパの音楽はことごとく無視したのです。お前なんか、全然知らん。興味もない。と。
それぐらい、フランクザッパの音楽は、暴力的に私をはねつけたのでした。 批判的で、人をバカにし、自分がバカにされようとどこ吹く風、見たもの、聴いたたもの、すべてを自分の感性だけでごちゃ混ぜにして投げつけては、あとは知らん。好きに何でもいいさらせ。と。
「お前なんかただ拗ねてるだけやないか。音楽を風除けにすなよ、ダサいの。主張もないのに主張すな、ウザいの。人の出来んことやって、それこそ思いっクソやって、あとは好きに言わしたったらええねん。どのみち言うだけや。パクパクパクパク、池の鯉と一緒や、笑いながら、ふー放り込んだったらええねん。あいつらもそれが望みやろ!」と、悔しいかな私は、フランクザッパの音楽に、あの、訳の分からん変拍子に、他人の屁の臭いを嗅ぐような不快感と安心感を同時に感じてしまったのでした。
それ以来、私は電車やバスで、どんなにニンニク臭かろうが、屁臭かろうが、興味こそ感じれど臭いとは思わなくなりました。
誤解のないように言うと、フランクザッパの音楽はとても緻密で繊細で、ダイナミックで、お洒落で、綺麗です。 こんなロックスターは、おそらくもう出ないでしょう。
そのフランクザッパの命日、私はさっそうと、約一か月ぶりに社会復帰します。一日だけになるかもしれないけれど・・・・・・。
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