-ALKAN-

しどろもどろでも声は出るなり。

ブランクの詳細(その3)

2020-01-17 08:47:44 | 日記

入院は始め二週間の予定でした。

川崎の病院から見る夕日がまぶしくてね。お迎えが来たみたいだ……。自覚はなかったけど、このままここでずっと過ごすのも悪くない。

そんな事をふと思ったりした。

知らず、心が弱ってたんでしょうね。だって先が全然見えない。

一人息子を抱えて、仕事はなく、両足は動かない。おまけに妻はぎっくり腰で見舞いには来られず、足は血まみれ、

入院は一週間伸びた。 このまま家族には会えないのかも、ここで一生過ごすのかも、それも悪くないかも……。

いや、下衆な話。男はみんな甘ちゃん坊。若い看護士さんに優しくされるとこれは心の隙間に刺さりますよ。

いや別に、彼女らは優しくしているわけじゃなく、冷静に仕事を遂行しているわけだけど……、

こっちだって勘違いだってわかっているけど……、

そんな勘違いを、ふとしてみたくなるんです。みじゅく!

入院中はずっと小説を書いてましたよ。京都を舞台にした小説。支離滅裂……。

今はドライバーです。 トラックの。料理とは全然関係ないです。

料理の世界ね……。未練はなくもなかったけど、なんせ仕事がないから、料理の世界よりも募集も多くて大変だけど少しは金もいい。調理師の給料、引くぐらい少なかったからね……。社長には悪いけど、あれじゃ暮らせません。

 

という事で、入院生活は終わり、そのあとのリハビリとシュー活について、続く。

 

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